2023年9月 4日 (月)

第9回 関西オートモデラーの集い 最終回

自身の展示はこんな感じです。イッコー模型・イオタ改造のミウラと、スバル・マイア カタログ表紙の情景の完成した姿は、関西オー集では初披露です。
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こちらは、スバル360(58年後期型)カタログ表紙の情景なのですが、「あれ、前のと違う?前のには確かガードレールがあって・・・」とは、久しぶりに会場で直接お話させていただいた「モデル・カーズ」誌・鵜飼編集長の弁。
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以前ご覧いただいたのはこれですね。こちらもアリイ1/32のスバル360ですが、それにしても、よく覚えていてくださったものです。
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さて、今回のオー集の展示報告はこれで終わりですが、あらためてこのような場を設けていただきました主催者の方々に感謝申し上げます。最後に、前回予告した「とんでもないこと」を述べて本編を終了したいと思います。

当日、会場に着くなり、Rydellさんから「これを差し上げますから、作ってください」と手提げの紙袋に入れて渡されたのが、この3つです。
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ひとつは、現在もアリイから発売されている旧LS 1/32のダイハツミゼット。製作するのはやぶさかではないのですが、現行キットがあるので何かもったいない気もしますよね。
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そして、こちらはヨーデル1/24のロータス ヨーロッパ。見るからにロータス47ですが、旧日東と同様、スーパーカーブームの頃に「ヨーロッパ」として販売されていたものです。キットは私も持っていて、押入を探せば多分出てくると思いますが、「このジャンク品を見事に再生せよ」というのが古自動車模型再生工房の会長からの指令です。ヤレヤレ・・・
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で、一番の問題はこれです。旧永大1/24の「マセラーティ ボーラ(製品表記のまま)」で、知る人ぞ知る超レアキットです。もちろん私も持っていません。こんなの完成させるだけでも大変なのに、何とRydellさんは、「グループ4に改造してね、銀色のやつ」などと、サラッと言い放ったのです。
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マセラティ・ボーラのグループ4仕様については、薄っすらと記憶があるくらいで詳しいことは全く分からなかったので、帰宅後にネットなどで少し調べて愕然としました。外形はともかく、カウル内で剥き出しのV8ミッドシップエンジンなんかどうするの?です。
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夏休みも終わったというのに、とんでもない宿題を与えられましたが、今すぐどうこうできるものでもないので、本編はとりあえず終了したいと思います。

2023年9月 2日 (土)

第9回 関西オートモデラーの集い その4

今回、まずご紹介するのは「VW」です。

カラフルなキャンディカラーを纏ったタミヤ1/24のビートルは、チョコレートのパッケージを再現したものだそうです。
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塗装は大変苦労されたと思いますが、その甲斐あって本当に美しく仕上がっています。
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一方、こちらの歴代VWバスは、あえて同じトーンで塗装されていて、色味の良さも相まって美しいですね。
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そして今回の大本命、私的に「関西オー集・オブ・ザ・イヤー」と言えるのがこのビートルで、毎度お馴染み「古(いにしえ)自動車模型再生工房」のRydellさんの作品です。
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ベースは河合商会の1970年代のキットですが、Rydellさん流の独特のアレンジが随所に溢れています。現行のタミヤやハセガワの決定版ビートルに対するアンチテーゼのような存在と言えば、言い過ぎでしょうか。
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次は、私自身も注力している1/32スケールで、注目はもっぱら情景ですが、単品作品でも素晴らしい作品がありました。

2台のキャロルは、アリイ・オーナーズクラブのものですが、白い方はカーゴ付きです。よく見るとキャロルの車体後部が使用されおり、実物でもこんなのがあればいいと思わせてくれます(もしかして、あるのかな?)。
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アオシマ・楽プラのキットを改造して製作されたR35GT-R・リバティーウォークです。フェンダーの造形はもとより、スポンサーロゴのデカール作成なども大変だったと察します。
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しかも、同スケールでトレーラーまで製作されています。この辺り私は詳しくないのですが、ご覧のようにカッコいいツーショットです。
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最後は、水曜倶楽部の方々による情景作品です。AIRFIXやマッチボックスの名作がずらりと並んだ素晴らしい作品で、もはやコメント不要です。
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次回、自身の展示内容を簡単に紹介するとともに、実は「とんでもないこと」がありましたので、それを報告して終わりたいと思います。

2023年8月31日 (木)

第9回 関西オートモデラーの集い その3

イベント毎に製作の進捗を紹介させていただいているTDMC・T会長のアバルト・トランスポーターですが、現状はあまり進んでいないとのことで、その代わりに今回持参されたのがこのドイツレベル1/24のフェラーリ カリフォルニアです。
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少し青みがかったシルバーのメタリック塗装に見とれるばかりですが、それ以上に気になったのが横に並べられたこちら、T会長が製作中のベルトーネ・ランチアストラトス・ゼロです。
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リトルホイール製の1/24のレジンモデルとのことで、実物を見たのは初めてです。一見して一筋縄では行かないのが分かりますが、是非とも完成した姿を見たいものです。
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こちらは、フジミ1/24のミニに、PLUSALFA製のトランスキットを使用して仕上げられた1275GTです。ご覧のように何の違和感もない高い完成度は、キットの精度もさることながら、作者の方の技量によるものだと思います。
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過去に何度か再販されたアオシマ1/24のシティ ターボⅡのワンメイクレース仕様車です。古いキットでも、丁寧に製作するとこれほど素晴らしい作品になるという見本です。
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童友社1/24のチェリーX-1Rで、一連の旧山田模型の金型を使用した再販キットです。ホイールアーチをノーマルに戻さず、あえてオーバーフェンダーを残していますが、これはこれでカッコいいなと思います。ボディカラーも素敵!
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再販キットといえば、こちらの1/25のフォードギャラクシー 4ドアセダンは少し変わっています。ボディのみAMTの再販キットのものを使用し、室内やバンパー等はレジン製とのこと。通好みの車種ですが、綺麗なボディカラーで仕上げられていて、思わず見入りました。
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チェコのSEMRというメーカーの 1/24アルファロメオ Tipo 158で、初版が1950年代という長寿キットです。ワイヤーホイールなど随所に手が加えられているようですが、キットの素性の良さがうかがえる作品です。
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ミノルタカラーが美しいトヨタのCカー2台です。タミヤの88C-V(写真右)(写真2枚目)と、ハセガワの91C-Vで、ともに1/24。実物のカメラとの展示というのも面白いですね。
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今回はここまで、次回に続きます。

2023年8月30日 (水)

第9回 関西オートモデラーの集い その2

これは本当にカッコいいです。タミヤの古えの1/18のキットをベースにしたホンダNⅢ360のカスタムカーです。
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エンジンも見たことがない形をしているので、当然フルスクラッチでしょう。
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展示方法も素晴らしいこの作品は、モノグラムやレベルから何度か再販されたトム・ダニエルのショーカー「JINX EXPRESS」の完成品かと思いきや、よく見るとどうも違うようです。
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作者の方に伺うと、他の作品への部品取りのためにジャンク状態だったキットを、そのままではもったいないということで再生されたそうです。無くなったシャーシの代わりに、手書きのピンストライプが入ったプレートが収まっています。察するに、作者の方は、この方面の本職の方ではないでしょうか。(違っていたらごめんなさい。)
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それだけではありません。内部には、何と本物の金箔が貼りつけられていました。
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オリジナルでは金庫の大きな扉が付いていたリアパネルには、こんな和のテイストが利いた図柄があしらわれています。
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アメリカン・ショーカーと言えば、こちらはエド・ロスの「SURFITE」。レベルの1/25で、オリジナルキットの発売は1965年ですが、再販ものでも相当古いはずです。
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キットには車だけでなく、このような素晴らしい情景が作り出せるように小屋や焚火のパーツも含まれていたように思います。 
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こちらは、MPC 1/25のポンティアックGTOを、元となったル・マンに改造した上で、映画の劇中車に仕上げたものです。錆やサフの感じがたまりません。
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眠いので、今回はこの辺にしておきます。まだまだ、まだまだ続きます。

2023年8月29日 (火)

第9回 関西オートモデラーの集い その1

去る8月27日、今年も昨年同様、大阪南港ATCで開催された「関西オートモデラーの集い」に参加しましたので、その報告をさせていただきます。
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実を言うと、今後はこういったイベントの参加報告は控えようかとも考えました。というのも、私が紹介する作品がマニアック過ぎて、本ブログをご覧の方が、このような作品ばかりが出展されていると誤解されるのではと思ったからです。そんなことは全然ありません。実際は最新キットの新旧ロードカーから、F1も含めて皆さん大好きなレースカーなどがかなりを占めておりますので、どうか誤解なきよう願います。
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上記の写真は、今回のテーマ「還暦 911」と題して集まったポルシェの大群です。
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さすがに歴史のある車ですから、古今東西で発売されたキットの数は膨大で、それゆえ、こんな横並びが実現するのです。左はホビーデザイン製のシンガー・ポルシェ、右はニチモの930ターボです(ともに1/24)。
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タミヤの大物(1/12)、934ターボですが、横に並べられた漫画に登場するカラーに仕上げられているようです。
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タミヤ1/24911 GT3を大改造して製作された996のボンネビル・レーサーです。実車があるのかどうかは知りませんが、ソルトフラッツを再現した白いベースとの対比が美しいです。
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私が個人的に入れ込んでいる1/32でも素晴らしい911の作品がありました。ともにアリイのオーナーズクラブのものですが、赤い方のホイールは3Dプリント製だそうです。
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ポルシェの次に作品数が多かったと思われる新旧フェアレディZです。特にタミヤ1/24RZ34は大人気ですね。
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いつも見事な完成品を披露される模型転倒虫さんも、3代のZを並べておられました。全てタミヤの1/24です。
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個人的に好きなのは240ZGですが、
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このRZ34の色も綺麗の一言です。
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まだまだ続きます。

2023年6月10日 (土)

日産フェアレディZ(RZ34) (アオシマ 1/32) その4・シャーシ等の製作~完成

内装については、特に手を加えた所はありません。メーター類のシールもそのまま使用しておりますが、唯一、コンソールはディスプレイ画面の部分のみをカットして貼っています。実車では、シート等で洒落たツートーンカラーもありますが、今回は黒一色の仕様としました。ただし、床やラゲッジスペースの底面などはツヤ消しとし、他は半ツヤにして変化を持たせています。
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シャーシと一体のマフラーをステンレスシルバーで塗装後、タイヤ・ホイールを取り付けます。前回ご紹介したように、ブレーキキャリパーを製作しましたので、当然車軸は固定となります。
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ということで、ダークグリーンのフェアレディZが完成しましたので、「車体編」はこれで終了です。
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次は「情景編」で、車体と並行してこんなものも製作しているのですが、製作記の方はここで一旦中断したいと思います。
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2023年5月28日 (日)

日産フェアレディZ(RZ34) (アオシマ 1/32) その3・足回り(ブレーキディスク、キャリパー)の製作

このキットでは、ホイール奥にあるブレーキディスク・キャリパーが、シャーシ裏面のモールド同様、潔くオミットされています。もちろんフェアレディZに限らず楽プラ全てがそうであり、入門キットでもあるゆえに致し方ないでしょう。文句を言うつもりは毛頭ありません。

ただ、この新型Zに関しては、ホイールの形状もあって、中に何もないのが特に目立っています。裏を返せば、ブレーキ類を製作すれば、それらがより引き立つということです。

前置きが長くなりましたが、まずはブレーキディスクから。当初は円盤状にカットしたミラーフィニッシュでも貼ろうかと考えたのですが、位置決めや修正が難しそうだったのでやめ、これを使うことにしました。外径12mmの平ワッシャーです。実物の径が380mmほどのようで、380÷3211.875となり、ほぼピッタリです。
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次に、キャリパーですが、当初はタミヤ1/24などを参考に、純正の赤いタイプをプラ板で製作するつもりでした。ところが、ネットで探ってみると、昨年12月の、これまた北米でスパイショットされた開発中と言われる「RZ34 NISMO」の記事を見つけ、同車には、GT-RR35NISMOと同じブレンボ製のキャリパーが装着されているとあり、オレンジや黄色に塗装されたものが写真で紹介されています。

そこで思い出したのが、いつか使おうと思って少し前に購入したPLUSALFA製の1/32R35用タイヤホイールセット」です。値段は少し張りますが、ちゃんとブレーキディスク、キャリパーもセットされた3Dプリンター出力による秀作キットです。
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こちらがキャリパーのパーツです。
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ただし、タイヤ、ホイールごと換装するのであれば話は別ですが、ブレーキ類だけをそのまま使用するのは構造的に難しいし、何よりもったいないので、キャリパーの表面部分を複製することにしました。方法は、例によって「シリコーンモールドメーカー」で型取りし、透明レジンを流し込みます。写真の右が複製品で、サフを吹いた状態です。
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キャリパーを黄色に塗装し、ワッシャーのブレーキディスクに貼り付けます。あえて黄色にしたのは、ダークグリーンのボディカラーに合うと思ったからです。写真では、キャリパーのスミ入れは少しくどすぎるようにも見えますが、現物は長さ1cm程度の小さなパーツゆえに、何もしないとモールドがほとんど見分けられません。
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ブレーキディスク・キャリパーをタイヤの内部に取り付け、ホイールを被せます。ご覧のように、ホイールの隙間からよく見えますね。ちなみにタイヤのトレッド面なども、モデル・カーズ誌に紹介されていた方法で処理しました。ただし、トレッドパターンはプラノコでうまく掘れなかったので、Pカッターで掘り直しました。
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次回、シャーシと内装を製作して完成です。

2023年5月21日 (日)

日産フェアレディZ(RZ34) (アオシマ 1/32) その2・ボディカラーは謎のダークグリーン!?

モデル自体は、静岡ホビーショー・合同作品展で展示しましたようにすでに完成しているのですが、製作記の方はしれっと前回(2月28日)の続きから始めます。写真は、ボディの下地を整え、本塗装を行って仕上げたところです。製作そのものについて特筆すべきことはありませんが、ウインドウの黒セラミック塗装は、付属シールを使うのではなく、モデル・カーズ誌(323号)で紹介されていた方法で塗り分けております。
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肝心のボディカラーですが、ご覧のように、ダークグリーンのモノトーンです。ただし、言うまでもなく、このようなカラーは実車には設定されておりません。
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このカラーに決めた理由は二つです。まず、ご存じの方がどれだけいるのか分かりませんが、昨年5月、アメリカでこのダークグリーン一色のZがスパイショットされ、ネットにアップされました。場所が場所だけに北米仕様と思われますが、いまだ公式発表等がなく、一部にフェイクではないかとも言われております。さすがに画像そのものは貼れませんので、ご関心の向きは「RZ34 ダークグリーン」で検索してみてください。

ともかく、実車に関して真偽の程は定かではありませんが、「実はダークグリーンのZが日本にも存在した」という架空の設定で、“サンニイ”の情景製作を目論んだ、ということです。

もう一つの理由は、昨年11月の名古屋オー集の報告でもご紹介したRydellさんの手による古河模型1/24のフェアレディZの存在で、これをオマージュした、ということです。
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濃い色ということもあり、いつもより若干念入りに研ぎ出しました。写真は、ゴッドハンドの「神ヤス」の10000番で磨いた直後でコンパウンドがけの前の段階ですが、すでにこれだけ映り込みます。さすがは「神」の名前通りの性能ですね。
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冒頭3枚の写真のように、いつもの撮影場所では今一つツヤ感が分かりにくいので、屋外に持ち出して撮ってみました。
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あと、ボディ関係で補足しておきますと、バックミラーについて、イカヅチイエローなどのツートーンカラーでは黒一色ですが、バーガンディーなどモノトーンカラーの場合はミラー本体の上半分がボディと同色となりますので、本モデルもそれに準じて仕上げております。

次回、足回り等の加工を紹介します。

2023年5月20日 (土)

第61回 静岡ホビーショー・モデラーズクラブ合同作品展 最終回

早いもので、合同作品展から早や1週間が過ぎました。繰り返し述べておりますように、今回の静岡行きでは、作品展への出展参加に加え、もう一つ果たしたいことがありました。

それは、このブルマァクのトリプルファイターの完成品を、キットをご提供いただいた「模型探偵団」の明石小五郎さんにお渡しすることです。もう少し前から考えていたことなのですが、新型コロナ禍で模型イベントが流れたり、自身の都合が付かなかったりで、ようやく実現に漕ぎつけたというわけです。
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(写真は明石さんブログから借用)

このキットが私の手元に来た経緯や製作記については、本ブログの過去記事をご参照ください。 

https://ikomanian.cocolog-nifty.com/blog/cat24190721/index.html

トリプルファイターを明石さんにお返ししようと思った理由は、ひとえにこのような貴重なものを私が独占しているより、明石さんの活発な活動を通じて多くの人に見ていただいた方がよいと考えたからです。
さらに、望外の喜びだったのは、明石さんの手によってオーバーホールされ、元々のゼンマイ不調を直していただき、完璧に歩行できるようになったことです。
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(写真は明石さんブログから借用)

この辺り、明石さんのブログ“「模型探偵団」明石小五郎の昭和のプラモデル”で詳しくレポートされておりますので、どうぞご覧ください。歩行する動画もあります。 

https://ameblo.jp/akasikogorou/entry-12803183930.html

さらに今回、明石さんからこのような古いキットを頂戴しました。正直なところメーカーもよく知らないのですが、貴重なものであることは分かります。それを2個同じものをいただいたということは、1個は組み立てて完成させよ、ということだと勝手に理解しております。
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というわけで、静岡ホビーショーの報告はこれで終了します。毎回、イベントに行くと何か記念になるものを買って帰るのですが、今回はいかにも「ホビーショー限定」というようなものを見つけることができませんでした。その代わりというわけではありませんが、ひとつはホビーショーに連動したチャリティーイベントに参加してアクリルスタンド(写真左)を獲得。JR静岡駅に実際にある公衆電話のプラモニュメントをあしらったものです。もうひとつは、ファィンモールドの五式犬のキットです。
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でも、やはり最高の記念品は、出展参加の証であるピンバッチ。昨年に続いて2個目ですが、これからも増やしてゆきたいと思っています。
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2023年5月18日 (木)

第61回 静岡ホビーショー・モデラーズクラブ合同作品展 その3

あらためて会場で撮影した写真を見返すと、すばらしい作品が多すぎて、当たり前ですが、すべてを紹介するなど無理です。なので、あと一つ二つで切り上げ、最後に自身の展示を紹介して終わりたいと思います。

タミヤ1/24のフェアレディZ(RZ34)はさすがに人気があり、結構な数が展示されていましたが、イカヅチイエローなどの2トーンカラーに仕上げたものが多かった中、モノトーンカラーのバーガンディーという選択が憎いですね。
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ボディプロポーションが徹底的に改修されたアオシマ1/24のマッハ号。マッシブさがより強調されており、(写真には写っておりませんが)傍らに置かれたキットのオリジナルボディと比べると、もはや別物といってよいほどです。
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「VUIA 1906年」というこの機体、1/48でフルスクラッチされたものです。昨年の展示会の報告でも紹介させていただいた複葉機メインのクラブ、フライング・ワイヤーさんのメンバーの方が製作されたものです。
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翼は、真鍮線の骨組みに、和紙を貼って羽布を再現しており、実感たっぷりです。
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こちらも同会のメンバーの方によるもので、懐かしのレベル・タカラ時代の古いキットを見事に完成させたものです。当時のパッケージと組み合わせるという展示方法は、私も大好きです。
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最後に、自身の展示はこんな感じです。「ぜっしゃか!」1巻~3巻表紙の情景と、スバル360、スバル・マイアのカタログ表紙の情景、それに情景化が間に合わずに車両単品で展示したアオシマ1/32のフェアレディZ(RZ34)です。
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ようやく完成した「スバル・マイア カタロク表紙の情景」は、何とかか今回の展示に間に合ったというところです。展示に際し、写真を加工した急ごしらえの背景を付けてみました。
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ついでに、スバル360のほうにも。
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で、こちらですが、右は謎カラーのフェアレディZ(RZ34)です。ぜっしゃか!2巻表紙の情景の横に置いたのは、新旧Zが並ぶと面白いかな、と思ったからですが、RZ34の方は、近日中に本ブログで紹介させていただきます。
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展示内容の紹介は今回で終了ですが、次回、その1の冒頭で述べた「今回の静岡ホビーショー行きのもう一つの目的」とその結果を報告させていただきます。

2023年5月17日 (水)

第61回 静岡ホビーショー・モデラーズクラブ合同作品展 その2

四国オー集の報告の際にも若干触れましたが、今後一層「サンニイ」に注力したいので、今回、意識的にミリタリー以外の1/32(~1/35)の展示作品を探してみました。カーモデルの中心はやはり1/24であり、数はそんなに期待していなかったのですが、いくつか素晴らしい作品を見つけましたので紹介させていただきます。まずは何と言ってもこれです。
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皆さんご存じの松本州平さんの作品で、「ブリティッシュカーオンリー」というタイトルが付いていました。マッチボックス1/32のアストンマーチンなど、個々の車体は模型誌などで紹介されていたと思います。
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細部まで再現されたガレージ、雰囲気も最高です。
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お次は、アオシマ楽プラの新旧フェアレディZを使用し、カタログ写真を再現した情景です。
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で、一見するとこれも同じ写真に見えるかもしれませんが、こちらはタミヤなど1/24のモデルで再現したもので、横に並べられていました。
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前回はリアルに錆びたキャンターを紹介しましたが、このような綺麗な車体もいいですね。
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こちらの使い込まれたキャンターには、何とキャブ前面にジオンのマークが描かれています。後のマツダ三輪トラックも気になりましたが、それにしてもフジミのキャンター、意外と言えば失礼ですが人気ありますね。
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いろんなキャラクターと組み合わせて情景化した楽プラ・フェアレディZのレース仕様車です。1/32というスケールは、情景に向いているということが実感できます。
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そして、今回の展示会で私が最も衝撃を受けたのがこちら、銅板、真鍮板・線などでフルスクラッチされた1/35のドラムセットの作品群です。ドラムは言わずもがな、ウッドの展示ベースが本当に素晴らしい。私が存じ上げなかっただけで、作者のHさんはミニチュア・ドラム・ビルダーとして著名な方です。
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Hさんが製作された1/35のパリ・ダカ仕様のバイクで、もちろんフルスクラッチです。そろそろ私もバイクを製作したいなと思ってしげしげと眺めていたら、ケースから取り出してご説明いただきました。
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こちらはHさんをはじめ、様々なメディアで活躍されている方々が集まって出展しているテーブルとのことで、よく見ると見覚えのある作品(左下の辺り)が・・・。ガレージ24さんのテーブルにSさんの姿が見えなかった理由が分かりました。ほどなくこちらで再会させていただきました。 
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次回に続きます。

2023年5月16日 (火)

第61回 静岡ホビーショー・モデラーズクラブ合同作品展 その1

昨年に引き続き、今年も5月13、14日の両日、「サンニイ情景友の会」の一員として静岡ホビーショー・合同作品展に出展させていただきました。自身の展示作品については、今回の静岡ホビーショー行きのもう一つの目的と合わせ、最後に紹介させていただきます。
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まずはメンバーの作品から。上段は、当会の看板ともいうべき加藤さんの郷愁を誘う情景作品群で、絶えず見学者の注目を集めていました。
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松岡会長の新作は今年も建機です。フォークグラップルを装着した日立建機の油圧ショベルが廃屋を解体している情景ですが、
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その廃屋というのが、10年位前まで名古屋市の堀川沿いに実在したものだそうで、写真とともに展示されました。
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「いまだ現役」というタイトルが付いた2台のトラックとフォークリフトの作品は、Cap Takayaさん作。(13日のみのご参加ということで、14日に撮影した上の全体写真には写っておりません。)
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懐かしのキャンターとさらに古いマツダT2000ですが、錆具合がたまりませんね。
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さて、次は本ブログで恒例となったTDMC・T会長のアバルト・トランスポーターの進捗報告です。おや、見た目は前回(名古屋オー集)とほとんど同じようですが・・・
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キャビン内部に目をやると、インパネ、ステアリングホイール、シートなどの内装が製作されていました。新しい資料を入手されたとのことで、次はいよいよエンジンだそうです。
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N.O.S.さんのテーブルでは、私は全くその存在を覚えていないのですが、ニチモから80年代初頭に発売されたという「スーパージャンクビークルICブッシュマンの大冒険」シリーズが5点も並んでいました。
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クラブ初の共通テーマによる展示だそうですが、いかにもN.O.S.さんらしいですね。
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本日はここまで、次回に続きます。

2023年4月 6日 (木)

オートモデラーの集い in 四国 (2023年) 最終回

最近、自身の製作のメインが‟サンニイということもあって、1/32の作品にはどうしても目が行ってしまいます。

まずは、アリイ(マイクロエース)1/32のスカイラインS54・日本GP仕様。昨年の名古屋オー集で製作途中の状態で展示され、本ブログでもご紹介しましたが、ついに完成ということで、ご覧のようにフジミ1/24とのツーショットを実現されました。
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1/32と言えば、こちらのトヨタパブリカもすごいです。同じくアリイ製ですが、エッチングのアフターパーツをふんだんに使用されており、写真だけでは1/24と言われても分からないと思います。
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こちらもアリイ1/32で、マツダT2000 3輪トラックですが、荷台にはスーパーカブとホンダCB750が載せられています。バイク類はガチャの製品ですが、よく見ると所々に手を加えられ、模型としての完成度を高めておられました。
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このフィアット500トッポリーノはおそらくブロンコモデル1/35だと思われます。ポルコ・ロッソのフィギュアや石畳のベースとの組み合わせが絶妙で、思わず見入ってしまいました。
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私自身は、モデルそのものの完成度もさることながら、情景も含めた展示ベースの素晴らしい作品に目を奪われます。このフジミ1/20のティレル(タイレル)P34がまさにその例です。
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ベースの黒に、解説の白い手書き文字が本当に映えています。失礼な言い方をすれば、多額の金銭を投じなくとも、ここまで素晴らしいものができるというお手本のような展示ベースです。
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さて、他にも紹介したい作品が多々あったのですが、キリがないのでこの辺にして、最後は自身の展示を紹介して終わります。結論から申しますと、過去の展示内容からほとんど進展しておりません。まずは、イッコー模型のランボルギーニイオタと、その派生モデルです。イオタを模型化した初のメーカーであることを一人でも多くの方に知ってほしい、ただそれだけです。
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「ぜっしゃか!」1巻から3巻の表紙の情景(+クレア先輩)。ちなみに、4巻の発刊はまだですが、楽しみでもあり、不安でもあります。
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1/32のスバル360関連ですが、マイアの方は今回も完成に漕ぎつけませんでした。それでも名古屋の時から比べると、地面やフィギュアの粗方の造形は済んでおります。
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静岡の合同展示会では、何としても完成したものをお見せできるように頑張ります。
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最後に、時節柄このような場の創出にご尽力されました主催者の皆様には、本当に感謝申し上げます。終了のご挨拶で、早速次回の日程が発表されました。2024年3月24日ということで、是非とも参加させていただきたいと思います。

2023年4月 4日 (火)

オートモデラーの集い in 四国 (2023年) その2

フルパカに仕立てたプリムスロードランナー440 6パックです。おそらくモノグラムorレベルの1/24だと思われますが、キットのままで開けられるのはボンネットのみだったはずで、左右ドア、トランクは開閉加工が施されています。
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ホイールと同色の綺麗なボディカラーは、モパー系特有の呼び方で「ビタミンCオレンジ」と称された色です。私もその昔、「バタースコッチ」のダッジ・スーパービーを製作したことを思い出しました。もちろんフルパカなんてできませんでしたが。
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ハセガワから新作キットで発売されたばかりの1/24ミニクーパーです。車体もさることながら、LED照明を組み込んだガレージとの組み合わせは雰囲気抜群です。
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フジミ1/24のベレットGTRですが、お馴染みの黒ボンネットではなく、ボディと同色、しかも渋い小豆色ということで、かえって新鮮に映りました。
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こちらはハコスカのGT-Rで、作品カードが無かったので確かな事は言えませんが、フジミ1/24のラバーソウル・フルワークス仕様だと思われます。
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これはマツダのポータートラックですが、私の知る限り同車のキットなど存在しませんので、おそらくフルスクラッチだと思います。それとも、前回ご紹介したNJ号やコルトのように、何かベースとなったキットがあるのでしょうか。謎です。
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そのNJ号を製作された方の作品で気になったものがもう1台、古いフジミ1/24の日産オースターです。何気に凄いのは、キットの後期型を前期型に改修されている所です。作者の方曰く、「後期型なんて見たことなかった」とのこと、全く同感です。
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古自動車模型再生工房・Rydellさんの最近製作された作品を集めたものですが、統一されたベースがオシャレです。モデル自体は、ランボルギーニ3000シルエット(右上)とジャガーEタイプ(左下)は関西オー集で、フェアレディZ(右下)は同じく名古屋で拝見し、本ブログでも紹介させていただいたのですが、左上のコルト・ギャランGSは初めてです。 
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よく見ると、私の好きなイッコー模型ではないですか。お約束のジャンク品再生ですが、内外随所に様々なパーツが流用されており、その完成度の高さはご覧の通りです。
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Rydellさんはこんなコミカルな作品もよく製作されます。写真の両端がオリジナルの製品で、真ん中のモデルがジャンクからの再生品ということですが、むしろこちらの方が出来の良い製品のように思われます。
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何でしょう、センスの問題か、はたまた実車をも含めた知識の差でしょうか。Rydellさんの作品を拝見するたびに、私には到底真似のできない何かを感じるのですが・・・・。
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気を取り直して次回、自身の展示も含めてご紹介し、報告を締めくくります。

2023年4月 3日 (月)

オートモデラーの集い in 四国 (2023年) その1

4月2日に高松市で開催された「オートモデラーの集い in 四国」に参加させていただきましたので、その報告をします。4年ぶりの開催ということで、主催者の方のご挨拶にも喜びが溢れていました。
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自身の展示は後回しにして、恒例の独断によるお気に入り作品の紹介です。まずは、展示会で毎回必ずといってよいほどご紹介しているTDMC・T会長のアバルト・トランスポーターですが、今回は持ち込まれませんでした。会長によると、前回ご紹介した名古屋オー集の時点からほとんど進捗しておらず、その主な理由が勤務されている会社の方から託されたこの作品の製作に取り掛かっていたからだそうです。懐かしいナカムラ1/24BMW 2800スパイカップですね。
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このキットをご存じの方は分かると思いますが、普通に組み立てたのではこのような完成品には絶対になりません。どれほど「切った貼った」を繰り返したのか偲ばれます。とにかく、こんな素晴らしい完成品を見られるのは奇跡に近いでしょう。
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これも、「切った貼った」という点では同じですが、もはやベースキットが何か説明されてもよく分かりません。タミヤ1/24のミニクーパーを元にした日本自動車工業 NJ号です。
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フルスクラッチした(部分的にパーツを流用した)と言ってよさそうなものですが、作者の方によると、例えどんなに加工を要したとしても、ベースとなるキットがあった方が製作しやすいとのことで、何となく理解できます。
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この作者の方の手に掛かると、ハセガワ1/24のサニトラが三菱コルト1100Fに化けます。
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荷台の代わりに、この車の特徴的なリアスタイルが見事に製作されています。ちなみにホイールは一点ごとに積層ブラ板から削り出したそうです。
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というわけで、今回は「切った貼った」作品集となりましたが、まだまだご紹介したい作品がありますので、次回にて。

2023年2月28日 (火)

日産フェアレディZ(RZ34) (アオシマ 1/32) その1・やっぱり我慢できませんでした・・・の巻

ついつい開封し、ちょっと仮組でもと思ったのが運の尽き、気づけば表面処理を始めていました。ご覧のように、全体にペーパーがけを行ったので、楽プラの売りであるツヤがすっかり消えていますが、これは塗装、というか下塗りのサフの食い付きを少しでも良くするためです。このキットの材質はABSゆえ、普通の模型用塗料で塗装する場合、下塗りにサフは必須です。とは言え、溶剤がどんな悪さをするか分からないので、厚塗りはしないように。言い換えれば、薄っすらサフで食い付きを確保するということです。Img_22092

軽く「捨てサフ」を吹いて各箇所を確認します。給油口扉のスジ彫り周辺がパーティングラインと混じってやや乱れているので、溶きパテを盛るなどして整えるとよいでしょう。
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ヘッドライト前の先端部にパーティングラインというか溝のような段差ができてしまっているので、こちらも要修正です。
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今回、訳あって右側、すなわち運転席側のウインドウをオープンにしますが、ご覧のようにサイドウインドウ下部のフチはウインドウパーツの方にモールドされています(矢印の部分)。
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右のサイドウインドウを切り離し、ピラーとリアのクオーター部分のみを使用します。
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ウインドウのフチは、プラの帯板をボディ側に取り付け再現しました。
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細かい所ですが、リアの丸いモールド(名称を知りません)が消えてほとんどない状態なので、リベット用のポンチで掘っておきました。Img_29452

ということで、再度全体に軽くサフを吹いて本塗装に移ります。
肝心のボディカラーなどは次回にて。

2023年1月29日 (日)

遅まきながら、新年一発目のお買い物

年が明けて気づけば、もう1か月が過ぎようとしています。相変わらず模型製作やブログ更新は滞りがちなのですが、それでもキットの購入だけはやめられません。

新年最初に購入したキットがこれです。アオシマ1/32のフェアレディZRZ34)で、ご存じ「楽プラ」シリーズの1台です。巷では結構売れているようですね。
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で、すでに私も中袋を開けてるし(笑)、作る気満々?
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他にも、こんなの(ルビコンモデル1/56T-54T-55)も買っているのですが、製作&紹介は果たしていつになることやら・・・
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というわけで、今年もマイペースで進めるかと思いますが、よろしくお願いいたします。

2022年12月11日 (日)

大阪レディバードクラブ 第43回作品展示会 最終回

最後はジェット機を紹介します。こちらは銀塗装されたエアフィックス1/72E.E.ライトニングF6ですが、
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機体全面に施されたリベットがとてもよいアクセントになっています。
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遅ればせながらですが、今回の展示会のテーマは「艦上機/艦載機」だそうです。こちらの1/48のF-4JファントムⅡは、空母コンステレーション搭載機。ボークス・造形村のキットがベースですが、デカールは他社のものが使用されているようです。
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フジミ1/72のA-7Eコルセア、空母キティホーク搭載機です。これも只者ではなく、見所満載です。
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コクピットは精緻なディティールのアイリス製に換装、デカールもマイクロスケールのものを使用されているそうです。
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下面を見せていただきました。私の撮った写真の角度がまずいので分かりにくいのですが、主脚、前脚の収納庫など相当手が加えられていました。
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他にも素晴らしい作品が多々あったのですが、キリがないので紹介はこの辺でやめます。どうしても自身の好きなレシプロ機や6070年代のジェット機のみとなったことをお許しください。

ところで今回、ちょっとしたサプライズがありました。過去の各地のオー集でお会いし、先月のオートモデラーの集いin名古屋でもお話させていただいた方が会場にいらっしゃったのです。今回の展示会にゲスト参加されたそうで、ご自身の作品も展示されていました。こちらがその一つです。
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車だけでなく、飛行機あるいは他のカテゴリーの模型が好きな人(もちろん私もその一人)は結構多いなと、あらためて認識させられたのと同時に、来年こそ私も飛行機やAFVの製作を復活させたいと思いました。

最後に、数々の素晴らしい作品を見せていただき、丁寧にご説明いただきましたメンバーの皆様に感謝して本編を終了します。

2022年12月 9日 (金)

大阪レディバードクラブ 第43回作品展示会 その2

前回に続き米軍機ですが、今度は陸軍機で、こちらはハセガワ1/48P-40Eウォーホークです。タイプ分けにより胴体後部が別パーツという組みにくいキットのようですが、そんなことを微塵も感じさせない高い完成度です。
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「アリューシャン・タイガー」の異名を示す機首の虎のイラストや、国籍マークは塗装で仕上げられているそうです。
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この1/48P-39Kエアラコブラは、K型ということでエデュアルド製かと思いきや、ハセガワのキットから製作されたということに驚きました。今回、一番インパクトを受けた作品です。
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随所にエデュアルドのK型用のパーツを流用しているそうですが、やはりベースキットとしては後発のハセガワの方が出来がよいということなのでしょうか。私はどちらも所有していないので、残念ながらよく分からないのですが。
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次は日本軍機です。今さら説明不要の昭和の名作、タミヤ1/50の彩雲で、私と同じ1965年生れです。展示方法も素晴らしい。
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そしてよく見ると、色々と手が入っているのが分かります。
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同じくタミヤの1/48零戦52型。こちらは今世紀に入ってからの製品で、今なお決定版と言えるキットです。
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ディティールアップ控えめということですが、それでもご覧の出来栄えです。
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タミヤの最新の日本機(1/72)はこの飛燕ですが、特徴的な迷彩はデカールによるもので、こういった塗装はもはや不要というわけです。
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それでもこの完成度です。飛行機版の「楽プラ」と言えば大袈裟ですが、ともかく今まで飛行機モデルを製作したことがないという方には、打って付けのキットです。
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並べられた2機、どちらも1/72の晴嵐で、右がタミヤ、左が古(いにしえ)のアオシマのキットを完成させたものです。
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今も現役のタミヤ製とは比べるまでもありませんが、私はこういう昔の昭和のキットの完成品を見るのが大好きです。
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懐かしキットでレシプロ機の紹介は終了、次回、最後はジェット機です。

2022年12月 8日 (木)

大阪レディバードクラブ 第43回作品展示会 その1

少し報告が遅くなりましたが、去る12月3日、4日に大阪市内で開催された大阪レディバードクラブさんの作品展示会を見学させていただきました(私が伺ったのは3日です)。飛行機モデラーの間でその名を知らない人はまずいないと言われる老舗クラブだけに、展示された作品はどれも素晴らしいのですが、さすがにすべて紹介するわけにもいかないので、ごく一部の自分好みのものだけを取り上げさせていただきました。

まずはこの2機、WILLIAMS BROS.(ウイリアムブラザーズ)1/72のノースロップ・ガンマの単座機(右)と複座機です。キットには両タイプのキャノピーやエンジンなどのパーツが入っており、選択して製作できるというものです。
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単座のこちらはエアレーサー機。ウイングに付くフィレットが特徴的です。
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複座機の方は南極大陸飛行にチャレンジした機体です。単座機ともども、キットの凸モールドのパネルラインがスジ彫りで引き直されており、銀塗装もクリーンで見事です。
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映画「スイート・スイート・ビレッジ」の一場面を再現したという1/72の情景です。チメラックはエデュアルド製、プラガトラックはレジンキットとのこと。
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正直、私はこの映画を全く知りませんでしたが、1985年に初公開されたチェコの映画だそうです。
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こちらの大きな情景は、アメリカ空母の飛行甲板の一部とその内部を再現したものです。
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写真に撮ると、ご覧のようにまるで本物に見違えそうですが、正真正銘1/72の情景です。
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アメリカ機を続けます。大戦初期の名機F4F-4ワイルドキャットで、タミヤの1/48です。作者の方曰く、タミヤの1/48飛行機キットはここから復活し、最新作のF-35Aに繋がっているとのことです。確かに。
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さらに古いタミヤ1/48のお馴染みF2A-2バッファローですが、凄腕モデラーの手にかかるとここまで素晴らしい作品に仕上がります。製品の古さを全く感じさせません。
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今回の最後もタミヤ1/48で締めくくります。大戦末期からベトナム戦争まで活躍したA-1Hスカイレイダーです。最後のレシプロ機らしく大型で武骨なスタイルが魅力的です。まるで初期のザクがゲルググに進化していったような・・・なんのこっちゃ!
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次回に続きます。

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