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2018年10月 9日 (火)

ランボルギーニ イオタ (イッコー・一光模型 1/24) その1・プロローグ

下の写真のキットは、カーモデラー、特にスーパーカー好きの方ならおそらく購入されたであろうハセガワの「ランボルギーニミウラP400SV シャーシNo.4846 フルレストア」です。2年位前に限定生産されたもので、既存の製品の成形色とデカールを替えただけと言ってしまえばそれまでですが、人気があってか割と早くに市場から姿を消しました。実車は、ミウラ発表50周年を記念してランボルギーニのファクトリーでレストアされたものだそうです。

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ただし、今回取り上げるのは、このミウラではありません。私がこのキットの箱絵を最初に見た瞬間、頭をよぎったキットがあるのですが、それは、今はなきイッコー(一光模型)のランボルギーニイオタの初版モデルです。
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イオタといえば、スーパーカーブームの時代に数多くのプラモデルが各社から発売されましたが、間違いなく、このイッコー製のものが最初のキットだったと思います。というのも、私がまだ小学生だった当時、イオタのプラモデルはまだ世になく、その登場を待ち望んでいた時に、どういった経緯かは忘れましたが、遂にイオタが発売されること知り、毎日のように地元の模型店に通った記憶があるからです。そして発売されたのが、このイッコーのイオタでした。
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待ちに待ったイオタだけに、キットを目の当たりにしてガッカリしたのを覚えています。何となくのっぺりとしたスタイルもさることながら、何より少々くすんだ感のある緑色(厳密には、僅かにメタリックがかっているが、本稿では単に「緑色」とします)というボディの成形色に愕然としました。イオタなら絶対に赤であるべきと思っていた一方、自分で塗装する術がなく素組みしかできなかった当時は、成形色に頼るより他になかったのです。
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ちなみに、当時の私にとって最高のイオタのキットは、アオシマの1/20でした(マルイの1/24はもう少し後に発売されたと思います)。まだイオタの情報が限られ曖昧だった時代、この張り出したリアフェンダーのSVRこそが本物のイオタで、他にレプリカが4~5台作られたと信じて疑いませんでした。
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実車のイオタに関して、私ごときがあれこれ述べるのは控えますが、「」の存在やエピソードなどを最初に知ったのは、おそらく1987年のゲンロク誌の記事「イオタのナゾを解明する」によってだったと思います。その後も様々な自動車雑誌のイオタに関する記事等を目にしましたが、今に至るまで実車で緑色が存在したなどという話はなく、イッコーがなぜ緑色で発売したのか、それこそが「THE MYSTERY OF JOTA」です。

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