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2018年11月

2018年11月29日 (木)

オートモデラーの集い IN 名古屋 その3

こちらは、イマイ1/24のターセルです。一見、何気にノーマルですが、御存知の方はこれが大変なものであることが分かるでしょう。元キットのボディには、でかいスポイラーやらオーバーフェンダーがくっついています。私もその昔、童友社(旧ヤマダ)の117クーペのフェンダーをノーマルに戻した経験があり、いずれ同社のチェリーや、このターセルもノーマル化したいと思っていたところです。
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キットそのものが大変貴重なフジミ1/24のカローラレビン(TE71)です。多分、実物の完成品を見たのは初めてだと思います。綺麗でスッキリしたボディとともに、室内にも相当手が加えられていることがうかがえます。
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今年に出たばかりのハセガワ1/24ジェミニで、中でもこのハンドリング・バイ・ロータスは極最近のものですが、早速フィニッシュさせた方がおられました。このような完成品を見るにつけ、上記のような70年~80年代の国産車の新製品をハセガワに期待せずにはいられません。
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以上、今回のイベントの紹介はこれで終わりです。言うまでもなく、他にも素晴らしい作品はたくさんあったのですが、初回にも述べましたように、あくまで独断で紹介させていただいたものです。最後に、主催者のみなさまに感謝申し上げます。

2018年11月28日 (水)

オートモデラーの集い IN 名古屋 その2

N.O.S.さん、そして古自動車模型再生工房さんの展示です。今回、偶然にも関西オー集に続いてお隣に並ばせていただきました。本ブログが縁で知り合った古自動車模型再生工房のRydellさん、さらにはN.O.S.のO会長さんとモデル談義に花が咲き、おかげ様で大変有意義な時間を過ごすことができました。
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古自動車模型再生工房の真骨頂とも言うべき、レストア(再生)された幸せなモデルたちです。
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イマイ1/24VWビートルで、これももちろんジャンク品の再生ですが、もし新品のキットを一から製作するのであれば、このような仕上げが思い付くでしょうか。レストアの奥深さを感じさせる作品です。
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さらにN.O.S.さんでは、このような懐かしいモデルも展示されていました。
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車種もそうと言われればそれに見えるという程度の出来で、スケールもいい加減、現在の精密なキットとは真逆のいわゆる駄菓子屋プラモですが、これぞ「昭和のプラモデル」です。
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こちらは別の方の展示ですが、1981年に発売されたグンゼ産業の「おっとっと自動車・サーフィンビートル」を見事に完成させたものです。「37年目のリベンジ」と付けられたタイトルが物語るように、小学生の時に上手く製作できず悔しい思いをされたものを、今の技術で仕上げられたというわけです。
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あらためて、プラモデルが自分たちの少年時代とともに存在していたということを思い知らされます。

もう少し続きます。

2018年11月27日 (火)

オートモデラーの集い IN 名古屋 その1

1125日に開催された「オートモデラーの集いIN 名古屋」に参加させていただきました。今回持ち込んだ作品は、関西オー集の時の7thスカイライン、ミニ・レコルトモンツァ、「ぜっしゃか!」表紙の情景に加え、CR-X 1.3とスバル360デメキンの情景です。
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「ちょっと一服」と題したスバル360の情景は、このブログの初回「ブログはじめました。」で紹介したものです。もっとも、これを製作していた時点ではブログをやるつもりがなかったので、製作途中の写真や記録などはまったくありません。
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さて、今回も数多くの素晴らしい作品が展示されており、とてもすべて紹介し切れませんので、私の独断による気になったものだけに絞らせていただきます。まず、本イベントを主催されているTDMCさんの展示ですが・・・・
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Tさんのアバルト2台は、やはり素晴らしいですね。こんな風に精密かつ清潔に製作することが私の目標でもあります。
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こちらは、様々の方が共同で企画・製作された「黄色いスーパーカー」の展示です。新旧揃い踏みといったところですが、赤ではなく黄色というところがいいですね。
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その中で特に気になったのがこれ、「サブロー・ジャパン スコルピオーネ」という車だそうで、私はその存在をまったく知りませんでした。アバルト風のスタイルは、アオシマ1/24AZ-1がベースということで、実車もそうなのでしょうか。
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こちらは、特にアメ車で有名なプロの方の作品です。このキットは無論のこと、総じて精密ではあっても決して組み易くないアメ車キットをここまで仕上げられるのはさすがですね。
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次回に続きます。

2018年11月13日 (火)

ランボルギーニ イオタ (イッコー・一光模型 1/24) その10・シャーシの加工

例によって、ボディのクリア塗装の乾燥を待つ間に、シャーシや室内等を仕上げて行きます。

ドアパネル下のサイドシルはシャーシと一体になっているのですが、なぜか表面がシボ加工されています。後端にリアブレーキの用エア・インテークがモールドされていますが、ややボリューム感が欠けています。
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サイドシルの表面を平滑にするとともに、エア・インテークをプラ棒、ブラ板にて加工しました。
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次に、足回りですが、当初に紹介したレストア前の状態、すなわち足回りをストレートに組んだ場合、何となく腰高な印象があります。タイヤの径はハセガワのミウラとほぼ同じなので、原因はタイヤの大きさではなく、取り付け位置であると言えます。下記写真は、足回りを仮組したサイドビューですが、リアはともかく、フロントは明らかに高く浮いています。なお、ボディは便宜上、緑成形のキットのものを使用しています。
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前輪部分ですが、タイヤが外側にはみ出し気味で、ホイールアーチとの隙間も割と大きめです。これほどのクリアランスが必要なのは、モーターライズモデルゆえに、タイヤとボディが接触して走行に支障が出たらまずいからでしょう。
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後輪は、車高は良いのですが、フロント同様、トレッドが広すぎる(外側に出過ぎている)ようです。
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まず前輪の車高を下げるための加工を施します。このキットでは、前輪の車軸を支えるナックルパーツを、電池ボックスに付くアッパーアームとシャーシ一体のロワアームで挟む構造となっています。そこで、電池ボックスとシャーシの接着部分にプラ板によるスペーサーを噛ませることでアッパーアームを上げ、その分ナックルが上がるようにしてみました。
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具体的には、通常この位置にあるナックルパーツが、
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このように上がることで、タイヤが上がり、車高が下がるということです。
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前後ともトレッドを狭くする(内側に引き込ませる)ために、ホイールの内側の車軸を差し込む部分を短く削ります。写真左が前輪、右が後輪です。後輪の金属シャフトも若干カットしました。
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上記の修正をした後の写真です。修正前と比べるとフロントは沈み、トレッドも狭くなりました。前輪のトレッドが狭すぎるような感じもしますが、実車の写真でもこんなもんです。
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次回は室内です。

2018年11月 5日 (月)

ランボルギーニ イオタ (イッコー・一光模型 1/24) その9・ボディの塗装

まず、これをご覧いただきましょう。
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よく見ていただくとすぐに分かると思いますが、これは、今回の製作記事でたびたび比較に使用した緑成形のキットのボディではなく、これまで製作してきた赤ボディを緑色に塗装したものです。写真手前がキット、奥が塗装したものです。
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何色にするかは正直迷いました。この緑は、「イオタなら絶対に赤」と思っていた小学生の時にガッカリした色であることは、最初(その1)で述べた通りです。でも、今となっては、たとえガッカリであったとしても、当時の思いを甦らせようということで、あえてこの色を選びました。
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さて、そうと決まれば、この緑色の再現です。ソリッドではなく、ほんの僅かにメタリックが入り、少し黄味がかった緑色です。クレオスのデイトナグリーン(75)をベースに、GXメタルイエローグリーン(GX211)を、調子を見ながら加えて行きました。およそ1対1位の割合で、ほぼ似たような色が出せたと思います。
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ちなみに、これは塗装直前の写真です。これまで本ブログの他の作品では、ボディにサフを吹いた状態、あるいはその手前の処理などの写真、記述はほとんど無かったと思います。理由は、製作に集中するがあまり写真を撮るのを忘れていることもありますが、そもそも書くことがあまりないからです。
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一回目のサフを吹き、ボディの状態を確認、修正したところです。単なるヒケだけでなく、あちこち波打ったような状態になっていて、修正に結構手間取りました。赤ボディは後期の製品ですが、このキットもスーパーカーブームでよく売れ、金型が酷使されたことがうかがえます。
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続いて、全体のクリアと細部の塗装です。

2018年11月 3日 (土)

ランボルギーニ イオタ (イッコー・一光模型 1/24) その8・リア回りの修正

続いてリア回りを修正します。本キットのリアフェンダーは、大きく張り出したSVRはもとより、ミウラSV由来のSVJのような幅広でもなく、ナローなP400S)のままであるということは以前述べた通りです。その細いリアカウルのホイールハウス後部にイオタ特有のリベットに囲まれたエア・アウトレットが設けられています。ハセガワのイオタなどでは、モールドをくり抜いてエッチングパーツや金属メッシュに置き換えるのが定番ですね。
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今回は基本的にストレートで組む、という製作方針を立てたので、そのまま組めばよいと思ったのですが、どうしてもこの初期ミウラのフェンダーにエア・アウトレットが付くというのに違和感があります。繰り返しになりますが、SVのようなフェンダーの張り出しは行いません。そうであれば、いっそうのことエア・アウトレットを無くす、すなわちミウラに戻すことにしました。箱絵をあらためて見ると、なんと箱横のイラストには、リアのエア・アウトレットが描かれていません(というか後側も含めミウラのままです)。
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というわけで、エア・アウトレットのモールド部分をプラ板とパテで埋め、リベットは削りました。
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次に、リアカウルのエンド部分ですが、元キットはやたら下方が絞り込まれているのが分かるでしょうか。下から見ると、弧を描くように窪んでいます。
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こちらも、プラ板、プラ棒、パテを駆使して修正しました。最下のラインはもう少し直線的に削るべきなのですが、この裏側にシャーシを止める爪穴があるので、この程度が限界です。他に、トランクの筋彫りが省略されているのでこれを加え、鍵穴を取り付けるための穴を開け、コンビネーションライト横のエア・アウトレットも埋めます。パネルの中央付近が多少荒れていますが、ここにはナンバープレートが付くのでそのままです。
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特徴的な丸いお尻を少しは再現できたと思います。
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次は、サフを吹いて修正箇所を含めたボディ全体の様子を見て、塗装に移ります。

2018年11月 2日 (金)

ランボルギーニ イオタ (イッコー・一光模型 1/24) その7・フロント回りの修正

ボディの修正について、フロント回りから説明します。
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まず、ヘッドライトが大きすぎるので、特に上方を詰める形で小さくしました。キット(写真左)と比較すると、修正具合が分かると思います。これでもハセガワのSVRなどと比べ、まだ若干大きいぐらいです。

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「その1」(109日)でも述べたように、ボディがのっぺりした感じがする要因は、そもそもフェンダーの盛り上がりが足りないことに加え、大きすぎるヘッドライトがフェンダー上部を切り欠いているからです。そこで、写真の○の部分、すなわち埋めたヘッドライトの上端からフェンダー上部にかけてパテで盛り上がりを作り、一方で内側(斜線部分)を少し削りメリハリをつけます。ただ、あまりやり過ぎるとキットの原形を損ない、イッコーらしさが無くなることにもなりかねませんので、ほどほどにしておきました。
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フェンダー上部がわずかに盛り上がっているのが分かるでしょうか。なお、サイドマーカーが申し訳程度にモールドされているのですが、位置も高すぎるのでこれを削り、透明の伸ばしランナー等で自作したものを取り付けるつもりなので、とりあえず穴だけ所定の位置に開けておきます。
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キットのワイパーはSVRのような1本アームとなっていますが、ほとんどのレプリカ・イオタはミウラと同様に2本です。しかも、本キットの箱絵のイラスト(「その1」などをご参照)でもワイパーは2本描かれており、キットと異なる状況を生み出しております。そこで、写真では少し分かりづらいですが、ワイパーを2本にすべく、ウインドウ前の中央の穴を埋め、左右に穴を開けておきました。その外側にある小さな穴は、ウォッシャーを取り付けるためのものです。
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次回はリア回りの修正です。

2018年11月 1日 (木)

おおさかホビーフェス&モデラーズフェスティバル 最終回・35ガチャーネン

35ガチャーネン」については今さら説明不要だと思いますが、海洋堂がマシーネンクリーガーをカプセルトイとして発売しているものです。(我々の世代であれば「S.F.3.D」の方が馴染みがありますね。)カプセルトイといっても、1/35の本格的なキットです。そして、海洋堂は出展するイベントごとに限定版を発売するようで、今回のおおさかホビーフェスのものがこれです。
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「悲しい色やネン」のタイトルを付け、昔のレコードジャケットをあしらったデザインのパッケージに封入されています。タイトルは、言うまでもなく上田正樹さんの名曲「悲しい色やね」をもじったもので、副題も「OSAKA BAY BLUES」ならぬ「OSAKA BAY BLUE」とし、キットは深みのあるクリアーブルーで成形されていたりします。
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ちなみにこちらは、今年の静岡ホビーショーのモデラーズフリマで購入した「オネーチャンの御茶然」で、同様にイベント限定品です。静岡だからお茶ということで、茶袋風のパッケージに、きれいなクリアーグリーンの成形色のキットが入っています。「オネーチャン」は多分、この限定品から女子校生のフィギュアが付くようになったからだと思います。
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私自身は特にマシーネンクリーガーのマニアではないので、他にも色々出ているイベント限定品をすべて揃えようとまでは思いませんが、少なくとも出向いたイベントで発売されていたら、記念品として今後も入手することでしょう。

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