アウトビアンキA112 クイックアバルトターボ (フジミ1/24改造) その7・足回りの製作
ボディの方は、塗装、デカール貼りが完了し、研ぎ出しのためのクリア塗装の乾燥待ちとなりましたので、この間にシャーシ、室内等を仕上げて行きます。
まず足回りですが、いつもこの手の改造で悩まされるのがタイヤとホイールです。今回は実車が13インチ(キットは12インチ)ということで、タイヤは同じフジミ1/24のスズキアルトから持ってくることにしました(同社の旧ミニなどと共通のものです)。クロモドラのマグネシウムホイールは、自作する自信も根性もないので、デザインは少し異なりますが、キットのものを流用してクロモドラ風とします。写真左がアルトワークス用、右がキット付属のホイールです。
アルト用はディスクをくり抜きリムのみとし、キットの方はリムおよびタイヤをはめ込む外周の凸部を削り取ります。ついでにメッキを下地ごと落としておきます。
アルト用のリムにキットのホイールをはめ、リムのウエル(内側)部分を0.5ミリ厚のプラ板を帯状に切ったものを貼って再現しました。
次に車高を落とします。まず前輪側ですが、キットは、ブレーキと一体となったショックアブソーバーをシャーシのホイールハウス上部の穴に差し、エンジンと一体のロワアームで支えるという構造です。
ショック上部の差し込み部分を細く削り、ロワアームの穴をプラパイプで底上げすることで、ショックが上がり、車高が下がることになります。
ただし、このままでは、タイヤだけが上がり、ロワアームの下部が地面に擦るようなことになります。写真は都合で上下逆さまですが、タイヤとロワアームの位置関係が分かると思います。
そこで、ロワアームのプラパイプ周囲を補強の上、下部を削ります。写真は、こちらも上下逆さまになっていますが、左がキットの元の状態で、右が加工後です。
さらに、トレッド幅を広くするため、ホイール内側にプラパイプをスペーサーとして取り付けます。トレッドを広げた分、キットの車軸は相対的に短くなって使えませんので、プラ棒とワッシャーで自作しました。
前輪を構成するパーツを仮組みしてみました。ショックを上げた分、タイロッドパーツの位置も上がるので、シャーシ側の爪部分をプラ板で延長しました。これで、車高を下げたにも関わらず、まったく問題なくステアします。
続いて後輪側ですが、こちらは簡単で、基本的にシャーシに穴を開けるだけです。上の写真がキットの元の状態で、下が加工後です。
シャフトを受ける板バネのパーツを、側面を切り取って直付けしました。
これで、前後とも車高を下げることができました。写真にはありませんが、もちろんこれらの作業は、ボディをシャーシに被せてバランスを見ながら行ったことは言うまでもありません。
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