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2019年6月19日 (水)

ゴルフGTI 16S エッティンガー (フジミ1/24改造) その1・プロローグ

静岡ホビーショーの後、しばらく私用で多忙極めたので、ブロクの更新が1か月ぶりとなりました。その間、模型製作の方は停滞しつつも、いくつかの作品を同時並行で進めている中、今回はその一つを紹介して行きます。

VW ゴルフについては、古今東西、特別な車好きでなくとも誰もが知る名車で、今さら説明不要でしょう。ビートルの後継として、その丸さとは対照的な角張ったデザインで発表された初代ゴルフ(ゴルフⅠ)は、忘れようもない車名と相まって、とりわけ記憶に残る車です。

ゴルフの中で「GTI」と言えばホットモデルの代名詞ですが、これまでミニならレコルトモンツァ、A112ならクイックアバルトターボを製作してきた私ですから、当然、ノーマルのGTIを作るつもりはありません。タイトルの通り、かつてカー・グラフィック誌(198210月号)で、「ゴルフGTIの高性能に麻痺してしまった人々のために」生み出された車と紹介された西ドイツ(当時)のVWチューナー・oettinger(エッティンガー)によるハイ・パフォーマンスモデルに仕上げることにしました。

さて、今回使用するキットはタイトルでバレていますが、初代ゴルフは名車ゆえに各社からキット化されているので、そのいくつかを紹介しておきます。最近発売されたドイツレベルのものは、バンパーが鉄製の78年までの初期モデルでエンジンも再現されており、出来は一番よいと思います。
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こちらは古いエッシー製で、これもエンジンが再現された好キットです。車名の「RABBIT」は、ゴルフの北米市場における名称です。先の「オートモデラーの集いIN四国」でガレージ24・茶菓餅さんが、本キットのラリー版の方を見事なフルオープンで製作、展示されていたのを本ブログでもご紹介しました。
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アメリカのAMTからは、当然のことながら北米市場向けの「RABBIT」として発売されています。スケールは1/24ではなく、アメリカンモデルのスタンダードである1/25です。例によってノーマルと、リア・クォーターウインドウを塞いで「BUNNY VAN」と名付けられたカスタム仕様の組立選択式となっています。
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以上の外国製キットに比べ、自分にとってはるかに身近であったのが日東のキットです。写真は「BBSタイプ」と称されたエアロパーツ付のモデルですが、ノーマルのGTICi 1.7のバージョンも発売されていました(これらのキットも所有していますが、押入の奥の方で取り出せないという情けない状態です)。また、どうやら、「BBSタイプ」と同内容で、「エッティンガー」と銘打ったキットが存在していたことを最近知りました。
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ご承知の通り、現在この旧日東製のキットはフジミから発売されていますが、日東が廃業した後、最初に金型を継いで発売したのは童友社でした。先に本ブログで取り上げたアウトビアンキA112と同様、現行のフジミのキットではオミットされているモーターライズのFF機構も、この童友社製までは残っていました。
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最後に紹介するのが、今回使用するフジミのキットです。上述の通り旧日東製ですが、モーターライズが廃された一方、日東時代の各バリエーションのパーツがすべて封入されています。
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ただ、このキットは、外国製と違いエンジンがありません。本来、エッティンガーと言うからには、その特徴的な16バルブエンジンこそ再現すべきであるということは十分理解しています。いずれはドイツレベルあたりを使用してエンジン付を製作したいと思っていますが、今回は外観のみのモデルとします。(写真は、左からドイツレベル、エッシー、フジミのボディパーツです。)

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では、次回から製作に移ります。

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