ゴルフGTI 16S エッティンガー (フジミ1/24改造) その8・フロントグリルの製作
キットには、VWのエンブレムが付くノーマル(2灯)と、純正オプションと思われる4灯の2種類のフロントグリルが入っています。当初は、キットにないZENDER独自の4灯グリルをスクラッチすることも考えたのですが、あまり自分の好みではないので、結局、エアロ装着車によく見られる純正4灯を選択しました。
キットのフロントグリルは、縦方向に多少長いようです。ドイツレベルやエッシーが絶対に正しいとは言い切れませんが、これらと比較しても明らかです。また、これが原因でヘッドライトも大きくなっています。したがって、改修するのであれば、グリルの縦を詰め、その分フロントフード前端を厚くするとよいと思いますが、今回は省略されているグリル側のライトリムを0.4ミリの洋白線で再現するにとどめました。
ノーマルグリルにはVWのエンブレムを取り付ける穴が開いていますが、4灯グリルの方に穴はありません。仕様として実車では4灯でエンブレム付もあるので、やはり付けたいと思います。単純には、グリル中央にノーマルと同じような穴を開ければよいのですが、パーツにピタッと合う穴を開けるのは結構難しく、万一失敗した場合、ルーバーが走っているので修正も面倒です。そこで、エンブレムパーツの方を加工することにしました。写真では見えませんが、裏側には穴に差し込む突起があります。
加工といっても、裏側をひたすら削るだけです。もちろん破損しないように慎重に行います。ほぼ文字部分を残すのみとなりました。
加工したエンブレムをフロントグリルに接着します。少し厚みがあるものの、「VW」の文字の隙間からグリルのルーバーが見え、穴を開けて差し込むより実感が出たと思います。
ボディに仮組みしたところです。なお、ボディ内側とグリル両端に隙間が生じていましたので、ボディ内側の左右に0.3ミリ厚のプラ板を貼って詰めました。
ヘッドライトですが、キットのライトレンズを使うのであれば、加工したグリルに合わせて小径化する必要があります。しかも内側モールドが、グリルのヘッドライト取り付け部分のテーパー形状に合わせ、まるで牛乳瓶の底のようになっています。もはや綺麗に修正する自信もないので、バルケッタ製のライトレンズとリム・リフレクター(商品名は「ライト反射カップ」)を使用することにしました。内側のフォグライトは、レンズはキットのものを使いますが、リフレクターは「ハイキューパーツ」のクリアドームM(5ミリ径)とします。このパーツ、外側にメッキシルバーを吹くと、内側は結構、輝いてくれます。
この後、ボディの塗装を行いつつ、足回りを製作して行きます。
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