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2019年7月 3日 (水)

ゴルフGTI 16S エッティンガー (フジミ1/24改造) その4・ボディ細部の加工

サフを吹く前に、分かる範囲でパーティングラインやヒケの処理を行い、さらに各パネルラインのスジ彫りを、チゼルで深く彫り込んでおきます。
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ボディのフロントサイドにモールドされているウインカーは、おそらく日本の保安基準に照らして取り付けられたものと思われますが、ご覧のように独特な形をしています。
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これを透明パーツに置き換えるのですが、よくある円形や四角い形ではないので、透明プラ板などで再現するのは面倒です。そこで、ボディのモールドから型取し、UVレジンで複製しました。写真では分かりにくいですが、念のため4つほど製作しております。右の半透明の塊が型取に使用した「おゆプラ」です。
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当然、ボディ側のウインカーのモールドは削り取るのですが、こういう場合の注意点として、消すことに躍起になって削り過ぎないということです。比較的大きなモールドの根元はヒケていることが多く、完全にモールドを削り取ったは良いが、その箇所がヘコんでしまったということがあるからです。そこで、薄くモールドが残る程度に削った後、周囲に溶きパテを盛った上で慎重に削ります。このキットの場合でも、元のウインカーの上下に僅かなヒケがあったことが、溶きパテの跡で分かると思います。
さらに、ウインカーの元の位置の中心に穴を開けていますが、これは、パーツの接着位置を分かりやすくするとともに、ここに接着剤(クリアボンド)を付けることで、多少付け過ぎたとしても、穴の中に逃げ込んで外へのはみ出しを防ぐ効果があるためです。
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これはエッティンガー仕様に限らず、他のゴルフでも見受けられるエアロパーツの一種と思われますが、Aピラーにラバー製の黒いカバーのようなものが装着されています。ピラー回りをなるべくスムーズにして、前面の空気抵抗を減らすのが狙いなのでしょう。キットのピラーにマスキングテープを貼り、プラ板に写し取って製作しました。当初は塗装のしやすさを考慮し、ボディ塗装後に付けようかとも思ったのですが、かなり密着した感があるので、あらかじめ接着しておくことにしました。
また、左右どちらのハンドルにも対応しようとしたのでしょうか、ワイパーの取り付け穴が4か所ありますので、2か所は塞いでおきます。本キットは右ハンドル車で、そのまま組みますが、エッティンガーのコンプリートカーであれば、本来はドイツ本国の左ハンドル仕様の方がふさわしいのかもしれません。
さらに、フロントウインドウ下のパネルラインが一部省略されていますので、スジ彫りを施しておきます(写真の矢印の箇所)。
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サンルーフは好みでオミットすることにしました。スジ彫りを埋めるのですが、相応に太く彫られており、パテ盛りだけではヒケが心配なので、まずはプラ棒で大方を埋め、その隙間に溶きパテを流すことにしました。
ルーフ後端に、開閉するリアゲートのヒンジを通すための切欠きがあるため、これをプラ板、パテで埋めています。また、実感のないドアハンドルを作り直すために、モールドを削り、窪みを付けておきます。
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リアの牽引フックが省略されていますので、フロント同様。洋白線で再現しました。
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次回は、本車の最大の特徴であるリアスポイラーの製作です。

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