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2019年12月

2019年12月31日 (火)

ロボットもの三傑

令和元年も残すところ1日、自身、近年はすっかりカーモデラーと化していますが、今年最後のブログは、今年発売された「ロボット」もののプラモデルで、私が特に気に入ったものを3点ほど紹介したいと思います。なお、ここで言う「ロボット」とは、ホビーショップの通販サイトで「車・バイク」とか、「ミリタリー」などにジャンル分けされているのと同じような意味合いですので、「モビルスーツはロボットではない」という批判はご勘弁願います(笑)。

オブソリート・エグゾフレーム (グッドスマイルカンパニー 1/35)
年末ギリギリに飛び込んで来たもので、ホビージャパン2020年2月号の付録として発売されたものです。「エグゾフレーム」とは、You Tubeで無料配信されている近未来を舞台としたミリタリーアニメ「オブソリート」に登場する、異星人からもたらされた意識制御型作業ロボットです。リアルな設定で大変面白いので、まだYou Tubeをご覧になっていない方は是非。今回出たエグゾフレームは素体で、海兵隊仕様などのバリエーション展開が期待されます。
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DIY ROBO・萬丸/まんまる (メタルサイエンス ノンスケール)
ホビーショーなどで見て気になっていた製品が、11月にようやく発売されました。最大の特徴は、プロトタイプが一応あるものの、キットのパーツと身の回りのモノなどを組み合わせて自由に作り上げるというスタイルです。プラモデルでは常識のダボ穴がなく、細かいパーツも好きなように取り付けるという、センスや創造力が問われるキットとも言えます。それとは別に、私のような世代の者には、「ロボダッチ」を想起させてくれました。
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ガンダムG40 ・Industrial Design Ver. (バンダイHG 1/144)
もはや説明不要でしょう。ガンダム40周年を記念して、カーモデラー、自動車ファンにもお馴染みの世界的工業デザイナー・奥山清行氏がデザインを担当されたガンプラです。どんなガンダムか紹介したいところですが、詳細はバンダイの公式HPなどをご覧ください。なお、発売と同時に即完売となったキットですが、本日現在、同サイトのオンラインショップで再版の予約を受け付けているようです。
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来年(2020年)は、これらキットを完成させることを目標に、今年最後のブログを終了します。

2019年12月27日 (金)

イッコー・イオタで作るミウラJ その8・リアカウル前端の追加

ミウラJのリアカウルの前端は、ホイールアーチからサイドシルを切り込むように下部に伸びています。見て頂くと一目瞭然ですが、この部分を先に製作すると、他の箇所の加工中に破損する恐れが大だったので、一番最後に回したわけです。ということで、プラ棒などをただ接着しただけでは強度的に不安なので、まずは先端に極小の穴を開け、金属線(ピアノ線)を埋め込みます。
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金属線を軸にアルミパイプを差し込み、ブラ板で裏打ちします。
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さらに、ホイールアーチ内側に沿って目立たないように金属線を接着し、これでもかと言うほど補強しました。
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その上から、造形だけでなく強度も期待できるプラリペアを盛って成形し、最終的に溶きパテで表面を整えました。
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これでボディは一応完成です。それにしても、前作で判明したドアパネル(特に左側)などの表面の波打ちをあらかじめ修正したつもりですが、サフを吹くとまだ修正が必要なのが分かります。これを済ましてさっさと本塗装に移りたいところですが、新たに製作するテールライト等の外装小物とのフィッティングやシャーシとの仮組み、車高の調整などの確認作業が多々あり、場合によってはボディ側を修正する必要もありますので、ひとまずこのままとします。
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次回は、シャーシ関係です。

2019年12月26日 (木)

イッコー・イオタで作るミウラJ その7・ボディ細部の加工(リベット打ち等)

ボディの形がほぼ整ったので、細部の加工を施します。サイドウインドウ上側のモールがない、というかルーフとの境界が適当で、前作では塗装でごまかしたのですが、今回はプラの帯棒で再現しました。
(加工前)
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(加工後)
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それと、これはもう少し製作初期の段階で行った加工ですが、キットでは、ミウラ系に共通する特徴的なサイドの絞り込みがほとんどないので、下部を削り込みました。写真のホイールアーチ付近を見ていただくと分かると思います。やり過ぎると、「イッコー感」がなくなるとので、ほどほどにしておきます。
(加工前)
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(加工後)
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リアカウル前端の追加を除き、一応ボディの形を整える加工は終わりました。この後、ボディ各所のリベットを打ちますが、その前に一旦サフを吹きます。リベットなどを打つ場合、やはりプラ地そのままよりサフを吹いた方が作業しやすいからです。
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サフを吹くと、分からなかったパテ表面のキズなどが現われますね。
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リベット打ちに使用したのは、ハセガワの「リベットスタンパー(直径0.4mm)」で、ガイドにマスキングテープを使います。多少ラインが曲がっていたりしますが、実車でもこんなもんではないかと思います。
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前後のカウルやトランク、ドアの周囲など各所にリベットを打ちます。これだけ多数のリベットを打つのはレシプロ戦闘機を製作して以来ですが、まさか車でやるとは予想だにしませんでした。
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次回、ボディ関係では最後の大きな加工となるリアカウル前端の追加です。

2019年12月23日 (月)

イッコー・イオタで作るミウラJ その6・フロントカウルの製作 ③細部の加工

キットのエア・アウトレットは、はっきりとした四角い枠のモールドで囲まれています。このあたり実車はよく分かりませんが、少なくとも上側(運転席からみて手前側)には枠のようなプレスラインはないように思います。また、フィラーキャップの位置が異なりますので、削り取って跡を塞ぎます。
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アウトレットの上側のラインを削り、段差をプラ棒とパテで埋めます。
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ミウラJのフィラーキャップは2個あり、ウインドウ寄りに左右に位置しますので、カウルに穴を開けます。ワイパーは、ダブルアームのものが1本付きますが、キットとは取り付け位置が異なりますので、元の穴を塞ぎ、新たな穴を開けておきます。その穴を挟むようにウォッシャー取り付け用の穴も開けました。
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カウルの両サイド下端と、それに続くドアの一部をカットします。ここに、補強した(?)サイドシルの一部が食い込む形となります。カウルを固定するためと思われるボルト穴も開けておきます。
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モーターライズモデルゆえか、ホイールアーチの上面がやや大きく切られているので、帯状のプラ板を貼り、溶きパテで整えました。
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ヘッドライトは、前作のレストアではライトカバーが失われていたこともあり、少し手の込んだ加工をしましたが、今回は基本的にそのままで製作することにしました。前作では、ライト周りがやや大き過ぎるとして小型化しましたが、ミウラJの場合、実車の写真などをみると、何となくイオタより大きいような感じがするのです。それにしても、ライト内側のパーツは厚すぎるので、中を削ります。写真の左が加工後です。
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ライト内側のパーツをボディに取り付けたところです。ご覧のように大きな隙間が開きますが、これは、このパーツとボディの間にライトカバーを挟んで接着する構造となっているからです。ライトカバーのない状態でも取り付けられるのは、ボディ側のフロントグリルの差し込み口が接着面となるからです。
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ライトカバーの方は、パーツの周囲を僅かに削り、後から取り付けられるようにしました。
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次回、ボディ全体の細部を整え、各所にリベットを施します。

2019年12月22日 (日)

イッコー・イオタで作るミウラJ その5・フロントカウルの製作 ②スポイラー、アウトレット

フロントスポイラーは、分割されているだけでなく、少し大きい上、角の部分が外側に出っ張った形状をしていますので、元のスポイラーを延長する形で再現します。まず、前端部にプラ棒を貼ります。
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前端部のプラ棒がしっかりと接着されたのを確認して、角に半円形のプラ棒を挟み、側面部に折り曲げ接着します。
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角にできた隙間をパテで埋めますが、パテの受け皿と補強を兼ねて、0.2ミリのプラシートで裏打ちをします。当然、裏側にはプラシートの厚さ分の段差ができるはずなのですが、丁度この位置にパーティングラインによるヘコミが元々あって、プラシートがそれを埋めることになります。
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隙間をパテで埋め、スポイラー全体の形を整えます。
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イオタには、フロントカウルの両サイドにエア・アウトレットがありますが、キットのボディではこのような形で穴が開いています。写真は右サイドです。
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ミウラJにもアウトレットはありますが、形も大きさも異なるので、加工する必要があります。まず、後方(ドア寄り)の形状を、内部に向け斜めに、輪郭が緩やかな曲線となるように削ります。
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削った上からプラ板を貼ります。
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さらに、元のボディは、アウトレットの周囲、特に上側のヒケがひどいので、これを修正します。まずはアウトレットを囲むようにプラの帯棒を貼ります。
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パテを盛る前に、表面をなるべく平滑にしておきます。貼った帯棒がかすかに残る位が丁度よいと思います。この後、ボディと帯棒の境目を中心に、溶きパテで表面を整えます。これら作業は、もちろん左サイドも同じです。
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次回は、フロントカウルの上面など、細部を加工します。

2019年12月20日 (金)

イッコー・イオタで作るミウラJ その4・フロントカウルの製作 ①ノーズ(グリル)

ノーズに開いたグリルの形状は、通常のミウラやイオタとは異なります。まず、加工しやすいように奥に穴を開け、さらにグリルの開口部分を若干拡大しました。
(加工前)
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(加工後)
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フロントスポイラーは、イオタのような1本ではなく、左右に分割されたものが付きます。プラ板で一から製作する手もありますが、今回はあえてボディにモールドされているスポイラーを流用することとし、真ん中の1/3ぐらいを切り取ります。
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裏返してみると、切り取ったはずのスポイラーの真ん中の部分が残っているのが分かります。本来、スポイラーを切った箇所は、ノーズ下面と面一にならないとおかしいですよね。要するに、スポイラーより奥は、ノーズ下面の厚さが不足しているということです。
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グリルの中央部分を、曲げたプラ棒で製作します。
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ノーズ下面の厚みを増すだけであれば、エポキシパテを盛ればよいのですが、ここには4つの楕円形のエア・インテークがあります。これを再現するため、インテークの形にくり抜いたプラ板を貼り付け、これを土台にパテを盛り付けて成形することにします。
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スポイラーの間からノーズ下面のエア・インテークが見えますね。
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グリルの補助灯側にもRがありますので、曲げたプラ棒を接着して再現します。
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ノーズ下面にエポキシパテを盛ります。なお、エア・インテークは穴を開けた方が実感があるのですが、今回はあえてモールドとして処理することにしました。その方がイッコーらしいと思います。
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次回、引き続きフロントカウルを製作して行きます。

2019年12月19日 (木)

イッコー・イオタで作るミウラJ その3・リアカウルの製作 ②リアエンド

あらためてキットのリアエンドです。初期のミウラのような狭いフェンダーにも関わらず、テールライトの形状は、イオタSVRやSVJ、あるいはミウラSVなどの仕様となっています。
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まず、テールライトは初期のミウラと同じものとなるので、収まる部分の形状を変更します。二つあるアウトレットの形状も、SVRなどのものは横長の長方形ですが、ミウラJはほぼ正方形となるので、一旦埋めた上で正方形にくり抜いておきます。カウルの下のラインをプラ板、エポキシパテで直線的になるように整えます。実車はもっと直線的で薄いのですが、前作の際にも述べた通り、裏面にシャーシを留める爪穴があるため、削るのはこれが限界です。それでも今回は、爪穴がある真ん中を残して少しでも薄くしようとしているが分かるでしょうか。カウル下に、何かよく分からないのですが、リベットの打たれた長方形の箱状のものが取り付けられていますので、再現しました。
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キットのカウル後端のフチはかなりガタついているので、土台としてプラ棒を貼って整え、この後パテで修正します。
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次回は、フロントカウルに移ります。

2019年12月17日 (火)

イッコー・イオタで作るミウラJ その2・リアカウルの製作 ①フェンダー

引き続きリアカウルのフェンダーを製作して行きます。ホイールアーチに接着したプラ板の上にエポキシパテを盛って成形するのですが、よりラインを分かりやすくするために、プラ棒でガイドを設けました。
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ホイールアーチのプラ板を、プラ棒に沿って切ります。また、エポキシパテの食い付きをより良くするために、ボディ側に不要なランナーを適当に貼り付けました。
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フェンダー内側の不要なプラ板も切っておきます。写真の左側が加工後です。
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後ろから見るとこんな感じです。なんとなくシルエットが浮かんできました。
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フェンダーにエポキシパテを盛ります。なお、今回はパテの量が比較的多いことを考慮し、ウェーブの「軽量タイプ」を使用しました。効果のほどですが、確かに普通のものに比べ軽く仕上がっている感があります。
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パテの完全硬化を待ってフェンダーの形を整えます。ホイールアーチのフチの部分の成形は、ボディ全体の最終処理の段階で行いますので、ひとまず大体の形だけつけておきます。また、実車に準じてリアカウルの前端を下に延長(サイドシルをその分カット)する必要があるのですが、この時点で行うと、その後のボディ関係の作業中に破損する恐れがありますので、これも後回しにします。
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後日紹介するワイドなレース用タイヤを収めるため、フェンダーの内側を削ります。写真右側が削った後ですが、ホイールアーチに接着したプラ板は消え、エポキシパテが顔を覗かせています。
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次回は、リアカウルの後面です。

2019年12月16日 (月)

イッコー・イオタで作るミウラJ その1・プロローグ

前回の「イッコー(一光模型)・イオタ再始動!」の文末に、次回はキットの発売時期等について述べたいと書きましたが、それらについてはモデルの完成後に行いたいと思います。モデルの製作自体は、すでにホディ関係で8割ぐらい進捗していますので、要は四の五の言わずにとっとと製作記を始めようということです。

さて、今回製作する(している)のは、タイトルの通り「ミウラJ」です。実車について、ここではあえて触れません。「もし、イッコーが、スーパーカーブーム真っ只中の昭和52年に、幻のイオタとも言うべきミウラJの存在を把握し、模型として製品化していたら」などという、あり得ない空想的なコンセプトのもと、イオタのキットを改造して製作することにしました。

なぜミウラJか。当初、SVRを再現しようかとも考えたのですが、決定版のハゼガワだけでなく、当時からイッコーより出来のよいキットが多々ある中、どうせならどのメーカーも出していないモデルを作ってやろうと思ったのです。

では、製作に移りましょう。まず、今回使用するキットは、前回紹介した初期の白ボディです。単純にキットとして見れば、赤ホディの再版ものより貴重で、作るのはもったいないかもしれませんが、白ボディは2個あるので、こちらを使うことにしました。

あらめてホディを確認します。「イオタはコレジャナイ」感は前作の製作記で述べたので詳細は省きますが、ミウラそのままのリアフェンダーのスリムさ、いや、それ以上に窪んでいるカウル下の出来の悪さはやはり目立ちます。
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リアカウルから改造して行きます。大きく張り出している、しかしSVRとも異なるミウラJの最大の特徴です。フェンダーをエポキシパテで造形しますが、ホイールアーチにその土台となるプラ板を接着します。ホイールアーチの形は、モーターライズゆえか上部は割と大きくカットされていますが、両端が狭いので、この部分を削ります。
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ホイールアーチに沿ってプラ板をしっかりと接着します。左右の張り出し具合、バランスなどを考慮し、目盛り付のプラ板を使用しました。
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今回はここまで、次回はさらにリアフェンダーの製作を進めて行きます。

なお、今回の製作を機に、ブログのカテゴリーを変更(整理)します。前作の分を「イッコー・イオタ①レストア」とし、前回の再始動以降を「イッコー・イオタ②ミウラJ」とします。

2019年12月 9日 (月)

模型博覧会 2019

12月8日、ボークス大阪で開催された模型博覧会2019に参加しました。ただし、自身が出展するは今回が初めてです。
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前回のブログで、勢い勇んで「イオタ再始動」を打ち上げたものの、その後の更新できなかったのは、これに出展する新作を間に合わせるのに必死だったからです。それがこれ、スバル36058年後期型)カタログ表紙の情景です。ベースに使用したキットは、1/32のアリイです。製作中の写真も数多く撮りましたので、いずれ本ブログで紹介する予定です。
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この展示会は、オー集やAFVの会と異なり、オールジャンルOKですが、どちらかというと車やAFVは少なく、キャラクターものが中心です。例年はスルーするか、見物のみだったのですが、今年は「ぜっしゃか!」表紙の情景などを持ち込みました。
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例のごとく、私が個人的に気になった作品を紹介します。まずは、A.O.Zの「ハイゼンスレイⅡ」で、1/100のフルスクラッチです。ガンダム系は数多く出展されていたのですが、その中で一番印象に残りました。
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もう15年ぐらい前になると思いますが、A.O.Zが電撃ホビーマガジンで連載され始めた頃、登場するモビルスーツを夢中で製作した記憶があります。近年はガンプラから遠ざかっていますが、今もA.O.Zが続いているのが嬉しいですね。
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このSU-34フルバックは、割と大きな1/48で、微妙な色合いが素晴らしいです。横2座席という特異な機体ですが、フランカー系列の中でむしろ一番好きだったりします。
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ハセガワ1/48P47Mサンダーボルトです。筆塗りとのことですが、そうは思えないほどムラなく綺麗に仕上がっています。久しぶりに飛行機が作りたくなりました。
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カジカ1/700の巡洋戦艦・金剛です。改装前の竣工時の姿ですが、このようなマニアックなキットが海外のメーカーから発売されることに驚きです。こちらも、久しぶりに艦船が作りたくなりました。
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Nゲージの電気機関車が引いているのは、F-TOYSの旧帝国陸軍の戦車が満載された貨車です。実際に八九式と九七式改が同時に積載されたかことがあったかは不明ですが、軍用列車の雰囲気は十分です。
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1/32の車の集団です。モデル自体もそれぞれ素晴らしかったのですが、横に1/48の複葉機が多数展示(写真を撮り忘れました)されていて、その組み合わせが妙に印象に残りました。
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最後は、「荒野のコトブキ飛行隊」キリエ機です。機体のプロペラが回るだけでなく、マイコンによって機銃音や劇中の音楽が流れるギミックたっぷりの楽しい作品です。
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以上、他にも素晴らしい作品が多々あったのですが、独断で紹介させていただきました。最後に、このような場を提供いただいた主催者様にお礼を申し上げ、終了します。

2019年12月 1日 (日)

イッコー(一光模型)・イオタ再始動!

早いものでもう12月、令和元年も残すところ1か月となりました。早いと言えば、イッコーのイオタを製作して約1年経ちました。
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本ブログの製作記で述べましたが、この作品はキットを一から製作したものではなく、小学生の時に製作したジャンク品をレストアしたものです。ボディカラーをメタリックの緑にしたのは、初版へのオマージュであることも製作記で述べた通りです。
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そして、製作記の最終回で、今度はこの未組立キットを製作することも予告しました。
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実は、この1年の間、イッコーのイオタに関して調べるのと平行して、新たにこのようなキットも入手(しかも2個!)しました。箱絵は緑のボディカラーですが、成形色は白です。
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それで、私にとって驚愕の事実が判明したのですが、この白ホディは、ボディやシャーシのモールドの一部が追加された再版ではなく、それらがオミットされた初版だったのです。前作の製作記でも述べましたが、最初に発売されたのは確かに緑ボディで、その後にモールドが追加され、緑だけでなく赤、白の成形色が順次発売されていったものと考えていました。要するに、初版は緑ボディのみと思っていたわけです。

あらためて初版と再版の違いを整理しておきます。どちらも緑ボディで、リアカウルのアウトレット部分に金網のモールドが再販分で追加されました。
(初版)
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(再版)
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シャーシは、初版(写真左)は真平らですが、再版ではモールドがあります。
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そして、件の白ホディのアウトレットがこれで、ご覧のように金網のモールドはありません。もちろん付属のシャーシも、初版の平らな方です。
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こうなると、初版として緑ボディだけでなく、白も発売されたと考えざるを得ません。それにしても、全くの同時ではなく緑の方が先、すなわち本当の意味での初版は緑であったと私は確信しています。

次回、キットの製作に移る前に、イッコー・イオタの発売時期などについて調べたことを色々述べてみたいと思います。もう少しお付き合いください。

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