イッコー・イオタで作るミウラJ その1・プロローグ
前回の「イッコー(一光模型)・イオタ再始動!」の文末に、次回はキットの発売時期等について述べたいと書きましたが、それらについてはモデルの完成後に行いたいと思います。モデルの製作自体は、すでにホディ関係で8割ぐらい進捗していますので、要は四の五の言わずにとっとと製作記を始めようということです。
さて、今回製作する(している)のは、タイトルの通り「ミウラJ」です。実車について、ここではあえて触れません。「もし、イッコーが、スーパーカーブーム真っ只中の昭和52年に、幻のイオタとも言うべきミウラJの存在を把握し、模型として製品化していたら」などという、あり得ない空想的なコンセプトのもと、イオタのキットを改造して製作することにしました。
なぜミウラJか。当初、SVRを再現しようかとも考えたのですが、決定版のハゼガワだけでなく、当時からイッコーより出来のよいキットが多々ある中、どうせならどのメーカーも出していないモデルを作ってやろうと思ったのです。
では、製作に移りましょう。まず、今回使用するキットは、前回紹介した初期の白ボディです。単純にキットとして見れば、赤ホディの再版ものより貴重で、作るのはもったいないかもしれませんが、白ボディは2個あるので、こちらを使うことにしました。
あらめてホディを確認します。「イオタはコレジャナイ」感は前作の製作記で述べたので詳細は省きますが、ミウラそのままのリアフェンダーのスリムさ、いや、それ以上に窪んでいるカウル下の出来の悪さはやはり目立ちます。
リアカウルから改造して行きます。大きく張り出している、しかしSVRとも異なるミウラJの最大の特徴です。フェンダーをエポキシパテで造形しますが、ホイールアーチにその土台となるプラ板を接着します。ホイールアーチの形は、モーターライズゆえか上部は割と大きくカットされていますが、両端が狭いので、この部分を削ります。
ホイールアーチに沿ってプラ板をしっかりと接着します。左右の張り出し具合、バランスなどを考慮し、目盛り付のプラ板を使用しました。
今回はここまで、次回はさらにリアフェンダーの製作を進めて行きます。
なお、今回の製作を機に、ブログのカテゴリーを変更(整理)します。前作の分を「イッコー・イオタ①レストア」とし、前回の再始動以降を「イッコー・イオタ②ミウラJ」とします。
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