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2020年2月

2020年2月27日 (木)

スバル360 (アリイ/旧LS 1/32) その7 ・ リア回りの加工

リア回りを加工します。キットの状態を見てみると、写真では少し分かりにくいかもしれませんが、フェンダーが角張りすぎています。また、リアクォーターパネルのスリットの位置が下がり気味のためか、これを「く」の字に囲むカバー(正式名称が分かりません)の下辺がフェンダーにへばり付くような感じになっています。
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まず、角張ったフェンダーを丸く削るため、プラリペアで裏打ちしておきます。もちろん削っても、下端以外はプラリペアが表面に露出することはありませんが、プラ部分が相当薄くなるので、裏打ちは必要です。
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フェンダーをひたすら削って丸みを付けます。さすがにスリットの位置を変え、カバーを作り直すのは困難なので、カバーとフェンダーの境界を深く掘り込み、メリハリを付けるにとどめました。フェンダーの下の方の色が少し変わっているのは、プラリペアが露出した箇所です。
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リアバンパーは削り取りますが、リアフード下のアンダーパネルに当たる部分を残しておきます。また、テールライトの位置を修正するため、取り付け箇所を指示した窪みをパテで埋めます。
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キットのテールライトは、クリアパーツのみでリムがありません。そこで、リムを再現するために、プラパイプを輪切りして楕円に変形させたものをボディに取り付けます。パテ跡と比較すると、テールライトの位置が随分変わったのがお分かりいただけると思います。
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プラパイプを薄く削ってリムらしくします。また、リアフードの右下方に、バックアップランプの基部を取り付けます。使用したのはWAVEのバーニアパーツ(4mm径)で、ランプが正面を向くように、接着側を斜めに削ってから取り付けます。
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リア回りの基本加工は以上ですが、ここで一つ訂正があります。

先般、本ブログにおいて素組み完成品を元にキットのスバル360の年式・グレードを検証した際、ボディについては、「67年式・スタンダード」と結論付けたのですが、一つ重要な点を見落としていました。それは、今回の加工でも取り上げたリアクォーターパネルのスリットを囲むカバーの存在です。スタンダードにはこのカバーはなく、これが付くのはデラックス以上のグレードです。したがって、キットのボディは、内装と同じく「65年式・デラックス」を模型化したつもりが、何らかのミスで67年式(以降)のサイドフラッシャーを付けてしまった、といったあたりが真相ではないでしょうか。

次回は、三角窓などボディ側面の細部の加工です。

2020年2月22日 (土)

スバル360 (アリイ/旧LS 1/32) その6 ・ フロントエンブレムの製作

フロントフード上の六連星のエンブレムですが、このキットではデカールで再現されています。ただ、素組み完成品のレビューでも述べた通り、エンブレム(写真の➅)の色が黄色となっています。ちなみに同シリーズのレース仕様では、黒色です。
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こちらはLS時代のデカールで、さすがに古さゆえに劣化が目立ちますが、エンブレム(写真の①)の色は、ご覧のように銀色でした。
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いずれにしても、これは私のこだわりですが、このエンブレムに限っては立体感優先ということで、デカールは使用しません。それで当初は、58年後期型の時のようにプラ棒などで製作しようと考えましたが、今回はこれを使用してみました。HIQPARTS製のエッチングパーツ「GLEP」です。(写真の製品画像は、今回も含め使用した分が欠けています。)
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3.0mm径のパーツを使用しましたが、そのままでは真円なので、ペンチで楕円に変形させてフロントフードに接着します。
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星十字は、プラのメッシュをカットしたものを貼り付けました。多少オーバースケールかもしれませんが、やはり立体感のある方がエンブレムらしく見えると思います。
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ついでに、サイドフラッシャーは、レンズ部分にクリアパーツ(WAVEのHアイズ)を使いますので、基部を少し残して削り取ります。それにしても、この角度から見ても、エンブレムが立体的なのが分かります。
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次回は、リア回りに移ります。

2020年2月20日 (木)

スバル360 (アリイ/旧LS 1/32) その5 ・ ヘッドライト回りの製作

ヘッドライト回りの造形は、初期型(デメキン)との一番の相違点であるとともに、この車の最大のチャームポイントでもあります。それだけに、きちんと製作したいところですが、残念ながらキットのこの部分は、最も合いが悪い箇所で、角度調整など取り付けに手こずらされます。また、素組み完成品のレビュー時には述べなかったのですが、ライトカバーをそのまま取り付けると、ほんの僅かですが小ぶりな印象を受けます。カバー自体が小さいというよりは、せり出した部分が狭いと言えば分かるでしょうか。そこで、ボディ側のライト穴上部を少しだけ削ることにしました。油性ペンで黒く塗った箇所です。
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向かって左側が削った状態です。単純にこの大きさにカットするのではなく、内側(裏側)を削り進めてこの大きさするという感じです。
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ライトカバーを取り付けるとともに、ウインカーの基部を、WAVEのバーニアパーツから製作しました。そのままでは厚みがありすぎるので、ボディに接着後に削り、さらにクリアパーツを適切な角度に装着するために、少し掘り込んでいます。
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ヘッドライトのリム・リフレクターは、バルケッタ製の「ライト反射カップ(小)」を使います。ウインカーのレンズは、WAVEのHアイズ(2.0mm)です。この写真を見ると、ウインカーの基部の厚みをもう少し削った方がよさそうですね。
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次回は、デカールを使わないエンブレムの製作です。

2020年2月16日 (日)

スバル360 (アリイ/旧LS 1/32) その4 ・ フロントフード等の加工

今回新たに製作するスバル360は、サイドフラッシャーの付いた67年式のスーパーデラックスとします。前回の記事を踏まえ、まずはボディの修正から始めます。本来、製作初期の段階でサフを吹くことはあまりないのですが、今回は修正箇所を分かりやすくするために、あえて先に吹いてみました。

最初に、フロントフードのスリットの数を増やす加工を行いました。67年式の実車のスリットの数は11本ですが、このキットには、大きさの都合もあってか、7本しかありません。それで、一応数を増やしてみたものの、10本という中途半端な出来になってしまいました。のっけから恐縮ですが、この加工は、はっきり言っておすすめしません。ハセガワ1/24の最終型のようにスリットがないならまだしも、数が少ないとは言え、ちゃんとあるので、模型としてはこのままでもよいと思います。
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気を取り直して、前回指摘したフロントフード下部のラインを修正します。まず、削る箇所を油性ペンで塗ります。
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フロントフードとノーズを丁寧に削り、スジ彫りを入れ直します。
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次に、ノーズ下部を膨らませるのですが、微妙な曲線ラインとなっていて、いきなりパテを盛り付けての加工は難しいので、ガイドとなるプラの帯棒を貼り付けます。
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貼った帯棒の間を埋めるように、瞬着パテを盛ります。また、この後、バンパーをカットするとともに、両端の角をかなり削ることになるので、事前にボディ内側にプラリペアで裏打ちしておきます(もちろん瞬着パテでも構いません)。
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表面を整えたところです。瞬着パテを盛った面には気泡ができがちなので、溶きパテで修正します。また、パネル下部に、バンパーステーが通る切り欠きを入れておきます。
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なお、パネル下部は、中央がやや膨らんだやや複雑な形をしています。裏から見て分かるように、その辺りも再現したのですが、バンパーを取り付ければほとんど隠れてしまう箇所でもあるので、ここまでこだわる必要もないと思います。それにしても、裏打ちしたプラリペアが露出するほど角を削っています。
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加工前のボディと比較してみました。結構、印象が変わったのがお分かりいただけるでしょうか。
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次回は、ヘッドライト回りを製作します。

2020年2月13日 (木)

スバル360 (アリイ/旧LS 1/32) その3 ・ 素組み完成品

まずは、今回の素組み完成品の製作概要を説明します。使用したパーツは、すべてキットの箱の中に入っているものだけで、他キットから流用したパーツや、ディティールアップパーツの類は一切使用していません。バリ取りやヒケ処理などの基本工作は相応に行いましたが、塗装指示も含め、組立説明書通りに製作したものです。唯一、加工らしい加工と言えば、前後のバンパーがボディと一体となっているため、境目にスジ彫りを施し、バンパー両端の内側をえぐるように削って、別パーツ感を出したことぐらいです。なお、ボディの塗装は、この車の設定色「ミストブラウン」をイメージし、半つやクリアで仕上げています。
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では、具体的に見て行きましょう。まず何と言っても、最大の問題は車高の低さです。全体のイメージを損なう根本原因となっており、ここは何としても修正したいところです。それにしても、車の模型では、車高が高くて修正を余儀なくされることは結構ありますが、これはその真逆ですね。
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全体のイメージについてさらに言及すると、この車の特徴である「丸み」が足りないように思います。型抜きの都合でしょうか、サイド下部の絞り込みがなく、末広がりになっている印象すらあります。バンパーと一体となった前後もしかりです。しかもリアフェンダーが角張りすぎて、丸みのなさに拍車をかけています。この際、バンパーを取り去って削り込むとよいでしょう。
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真正面から見たところです。赤丸で示したフロントフード下部の曲線ラインが実車に比べ緩慢になっています。もう少し曲線をきつくして深く彫り込めば、より実車らしくなると思います。加えて、フード下のアンダーパネルをもう少しだけ膨らませた方がよいでしょう。この辺りは、初期型(デメキン)を製作した時にも説明しました。顔の表情に例えると、口をつぐんでいるので、もっとにこやかにしましょう、という感じでしょうか。
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今度は真後ろから。何と言ってもテールライトが下がりすぎということに尽きるでしょう。実際はもう少し上に付くのですが、ボディのこの箇所に、接着位置を指示するがごとく窪みがあるので、ここに取り付けざるを得ません。よって修正時には、この窪みを埋めるとともに、外向き加減のテールライトの角度調整も必要となります。
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細かい所に目を移すと、問題なのがフロントフードのエンブレムです。楕円のモールドの上にデカールを貼る形ですが、そのデカールの色をなぜ黄色にしたのか全く理解できません。通常は銀色のところ、デラックスなどに付くゴールドメッキのエンブレムを模したとも考えられるのですが、それならゴールドにしてよと言いたくなります。ちなみにLS時代のデカールでは、リアのオーナメント類と同じ銀色でした。
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ここからは、キットそのものの欠点ではなく、作り手がどこまでこだわるか、ということになります。ヘッドライトやウインカーのレンズは、透明パーツを直に取り付けるようになっていますが、それぞれにリフレクターを設けた方が、実感が出ます。フェンダーミラーも、ステーを切り離して金属線に換えるとリアルでしょう。ワイパーは、細いプラ棒で作り直すか、いっそのことエッチングパーツを持ってくるという手もあります。サイドウインドウの三角窓は、ガラス部分がなく、帯状の棒が立っているだけなので、ここも手を加えたいところです。その下のドアノブも太すぎる感じなので、アルミパイプなどで別パーツ化するとよいでしょう。
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以上、なんだかんだ言ってきましたが、それでも、このキットの素性は決して悪くないことを、あらためて認識させられました。というのも、手を加えれば、僅か10センチ足らずのサイズながら、立派なスバル360のモデルが出来上がると思えるからです。

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次回から、今回指摘したような修正箇所を踏まえ、新たなスバル360を製作することにします。

2020年2月11日 (火)

スバル360 (アリイ/旧LS 1/32) その2 ・ 年式とグレードについて

さて、このキットのスバル360の年式、グレードを探る前に、実車について簡単に説明すると、誕生したのは1958年で、’69年に後継のR-2にバトンタッチするまで、足かけ12年に渡って生産されました。この間、幾多のマイナーチェンジを受け、分かりやすいところでは、ヘッドライトの形状が大きく変化したことです。グレードに関しては、初期型では、おそらくコンバーチブルやコマーシャルと区別する目的で「セダン」が設定されましたが、やがて「デラックス」、さらには「スーパーデラックス」が加わるに到って、セダンは「スタンダード」に置き換えられたようです。また、厳密にはグレードとは言えないかもしれませんが、最終型で「ヤングSS」などが登場したのは、みなさんもよくご存じだと思います。
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(65年式のカタログより。右上がデラックス、右下がスーパーデラックス、左の2台がスタンダードと思われる。)

では、このキットのスバル360は何年式で、グレードは何かについて、今回製作した素組み完成品を元に検証してみましょう。なお、前回紹介したパッケージに「昭和33年」と印刷されていますが、これは誕生した年(’58年)を単に記載しているだけで、キットのスバルの年式ではありません。まあ、58年式の初期型(デメキン)でないのは一目瞭然ですが。
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まずボディを見ると、前述のように初期型でないのは言うに及ばずですが、リアフードや給油口、フェンダーミラーの形状から65年式以降のものであることが分かります。また、フロントフード先端にスリットがあるので、これが無くなった68年式以降の最終型(ハセガワの1/24はこのタイプ)とも異なります。となれば、65年~67年式ということになりますが、決め手はサイドフラッシャー(ウインカー)があることで、これが取り付けられたのは67年式からです。その上で細かく見ると、リアフードにバックアップランプが付いていないので、グレードは「スタンダード」ということになります。これは、組立説明書でフロントウインドウやルーフ上のモールの塗装指示が「つや消し黒」となっていることとも整合します。もし「デラックス」などの上位グレードであれば、これらの部分にはメッキモールが付くので、サイドウインドウと同様に「シルバー」塗装を指示されてもおかしくないはずです。
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一方、内装に目を転じると、キットのステアリングホイールにはホーンリングが付いており、シートはセミセパレート式のベンチタイプとなっています。さらに、OTが付くことや、組立説明書にある内張のツートーンカラーの塗装指示などから、内装は65年式の「デラックス」仕様ということになります。ちなみに67年式では、ホーンリングは廃されており、ダッシュボードの上半分が黒いラバーのようなもので覆われ、シートや内張のカラーも組立説明書の塗装指示とは異なります。
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というわけで少し長くなりましたが、このキットのスバル360は、65年式「デラックス」の内装に、67年式「スタンダード」のボディをまとったものという結論になります。したがって、年式の正確さにこだわって製作するのであれば、ボディあるいは内装を修正して合わせる必要があります。一番手っ取り早いのは、ボディのサイドフラッシャーを取り除き、65年式「デラックス」を製作することでしょうか。

次回は、素組み完成品を見て、製作する上で修正すべき点などを具体的に述べたいと思います。

2020年2月 9日 (日)

スバル360 (アリイ/旧LS 1/32) その1 ・ プロローグ

先般、本ブログで紹介した「スバル360(58年後期型)カタログ表紙の情景」は、このキットを使用した作品ですが、ストレートに製作したものではなく、「デメキン」と称された初期型に改造したものです。
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そういったこともあり、この時はキットの中身などにはほとんど触れなかったので、今回はこのキットでモデル化された年式のスバル360を製作し、キットを真正面から取り上げようと思ったわけです。
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このキットは、旧LSから金型を継いだアリイが発売しているもので、今も現行品として入手可能です。個人的には有難い存在ですが、残念なことに、世間の評判はあまり高くないようです。その理由は、値段や部品点数から見て初心者へのハードルが低いと思いきや、金型の古さゆえにバリなどが多くて組みづらいことです。さらに、この車を知れば知るほど、不満な箇所、「コレジャナイ感」が増えるのも事実でしょう。
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前述のように、元となったキットは、今はなきLSが昭和末期に発売したものです。発売当時、中身は基本的に同じですが2つのバージョンが存在し、その1つは、今もその箱絵が引き継がれているものです。現行キットはディスプレイオンリーですが、LS時代はプルバックゼンマイが付属されており、走行タイプとのコンバージョンキットとなっていました。
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もう一つは、箱絵のスバル360が赤色となり、キットの成形色もそれに合わせたものです。このプラモデルらしくないパッケージが、当時新鮮に思えたものでした。
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今回、このブログ記事を書くにあたり、まずは最初の一台として、キットをストレートに製作してみました。
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この完成品を元に、次回からキットの問題点などを具体的に検証したいと思いますが、その前に、そもそもこのキットは一体、何年式のスバル360をモデル化したものでしょうか。その答えは、次回にて。

2020年2月 7日 (金)

イッコー・イオタで作るミウラJ その15 ・スライド式小窓の製作

1つ製作するのを忘れていました。はめ殺しのアクリル製サイドウインドウに付くスライド式の小窓です。ある時点で助手席側にも設けられたそうですが、手元の資料ではドライバーズシート側のみに見受けられます。使用するキットのウインドウパーツは、このようにフロント、サイドが一体となったものです。
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普通の製作方法であれば、窓の一部を切り抜き、透明プラ板で製作した小窓を取り付けるなどするのでしょうが、今回はそんな手の込んだことはしません。イッコー製ならではの、ウインドウパーツに直にモールドされているような感じを目指します。まず、小窓の縦方向のラインをスジ彫りします。
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上下のスライドレールは、透明レジンで再現することにしました。レールの形状にマスキングしてレジンを流し込みます。
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マスキングテープを剥がすと出来上がりです。小窓の部分が一段へこんでいれば、なおリアルでしょうが、まあ雰囲気重視ということで。
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ボディの塗装なども完了していますが、乾燥に時間を取りたいので、次回の更新は少し先になりそうです。その代わりに、別の作品を紹介してゆく予定です。

2020年2月 4日 (火)

イッコー・イオタで作るミウラJ その14 ・外装パーツ等の製作

フロントグリル(バンパー)は、キットのパーツを利用して製作することにします。ウインカーなど、できるだけイッコー製のプラモデル感を残したいからです。
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そのままでは、ボディ側のグリルパネルが干渉してはめ込むことができないため、ウインカー部分などを残して上部をカットします。
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グリル開口部は、開けっ放しでラジエターなどが丸見えという説もありますが、手元の資料やミニカー等では金網で塞がれているので、これを再現します。といっても大したものではなく、開口部の形状に切り出したプラ板に金属メッシュを貼ったものを取り付けただけです。通常の製作であれば、メッシュは抜けている方がリアルなのでそれだけを使うのですが、今回はあえて「モールドされたプラパーツ」感を出しました。
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ボディに取り付けると、こんな感じです。
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フロントカウル上部のアウトレットに、プラ棒に金属線を差し込んで製作したキルスイッチを取り付けます。こちらもプラパーツ感を出すため、シルバー塗装をしてから取り付けます。写真右の丸いものは、コトブキヤのモデリングサポートグッズから持ってきたフィラーキャップです。
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ダブルアームのワイパーは、当初はプラ棒で完全に自作するつもりだったのですが、たまたま似た形状のワイパーのパーツを見つけたので、これのアーム部分を使いました。元は何のパーツかと言いますと、以前製作したタミヤのCR-Xのリアワイパーです。本ブログでも紹介したように、製作したのがリアワイパーのない廉価版の「1.3」だったので、このパーツが余っていたということです。
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写真左の2個のパーツは、ドアハンドルとプッシュ式(?)ノブを一体化したものです。ドアハンドルは金属線の方がリアルなのですが、あえてプラ材とし、また、厳密にはこれらは別々に取り付けられているものですが、こちらもプラモデル感を出すためにあえて一体パーツとしました。写真右の四角いパーツは、トランクのキー部分に取り付けられたものですが、実は何かよく分かりません。ナンバー灯のような気もするのですが。
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ミウラJのテールライトは、リアカウル製作時にも述べたように、初期のタイプのものとなります。キットの後期型のパーツ(上写真)をベースに形状を変更し、レンズをプラ板で製作しました。ここでも、透明プラ板などは使わず、下地にシルバー、上からクリアレッドなどを塗装することにします。
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こちらは、リアエンドに開いたアウトレットの金網部分のパーツです。フロントグリル同様に、プラ板に金属メッシュを貼り付けました。塗装後に内側から取り付けるために、接着しろを設けています。
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リアエンドの下部内側を製作します。写真上がキットのパーツですが、こちらは流用せず、プラ板から製作することにしました。中央に金網があるので、金属メッシュを貼ったプラ板で再現します。丁寧にプラ帯棒で外枠も付けています。
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2本の長さの異なるマフラーパイプが、それぞれ左右から顔を覗かせますので、プラパイプで製作しました。こちらもシルバー塗装後に取り付けます。
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フェンダーミラーについては、写真はありませんが、ハセガワ1/24のミウラのものを流用することにしました。ちなみにこのミラーパーツは、通常版ではオプション扱いで、さらにはゴールドレストア版などでは、不要部品とされているものです。

次回は、ボディなどの塗装から、一気に完成に持ってゆきたいと思います。

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