スバル360 (アリイ/旧LS 1/32) その8 ・ ドア回り等の加工
ドア回りのディティールを加工します。まず、キットの三角窓は、このように棒が一本立っているだけです。
三角窓の上下をプラ棒で製作します。支柱部分は、ガラスとなる透明プラ板の方に取り付けるので、ボディ側での加工はここまでです。また、ドアノブは、アルミパイプで別途製作するので、モールドを削り取り、穴を開けておきました。
次に、これは案外気付かない所ですが、キットでは「雨どい」が省略されています。実車では、63年型(62年後期型とする説あり)から取り付けられたもので、それ以前の初期型に比べ、何となくドア(窓)が奥に入ったような印象を受けるのは、これのためです。プラ帯棒を、ドアに沿って上部から前部フェンダーまで貼り付けます。
素組み完成品のレビューで指摘したように、サイドの絞り込みが足りないので、プロポーションを崩さない程度に下部を削っています。ただし、このキットのサイド下部が末広がり気味になっているのは、他に大きな原因があるので、いずれシャーシや内張などを製作する時に説明します。
さらに、ルーフの前端がやや角張っているので、角を取るように削ります。また、ここまでこだわる必要はないでしょうが、両端に継ぎ目があるので、スジ彫りしました(写真の赤丸の箇所)。実はこのルーフの継ぎ目、何故か初期型では見られず、時期は不明ですが、中期型以降にあるようで、理由などは全く分かりません。
この後、ウインドウ・ウォッシャーの取り付け等、ディティールの加工を施しますが、ボディ関係は基本的に今回で完了とし、次回はシャーシ、足回りに移る予定です。
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