スバル360 (アリイ/旧LS 1/32) その10 ・ 前後シートの製作
内装に移りますが、まずはフロントシートから。デラックス以上のグレードでは、セミセパレート式のベンチシートとなり、キットもこれを再現しています。ただし、座面はよいのですが、背もたれまで一体化しているので、切れ目を入れてセパレート感を出します。また、シートの前後を貫通するセンターコンソールは別途製作するので、切り取った上、穴を開けておきます。
元のキットのシートパーツ(写真左)と比較するとこうなります。なお、座面などの意匠も少し異なるのですが、スジ彫りをパテで埋めるにとどめました。
次にリアシートですが、こちらは少し加工が必要です。というのも、そのままでは前に寄りすぎているからです。パーツをシャーシに置いてみると、シート全体がタイヤハウスの前に押し出されたように付きます。
実車では、シートの両端にタイヤハウス前部による膨らみがあり、言い換えれば、タイヤハウスにシートが挟まれたような感じになっています。そこで、シートパーツの両端の裏側を削り、切り込みを入れました。上の写真がキットのまま、下が加工後です。加工によりシートが後ろに下がった分、シャーシ床の四角いへこみが露出したのが分かります。
もちろんタイヤハウスが直接顔を出しているのではなく、背もたれに包まれていますので、切り込みを入れた箇所にプラ帯棒を覆うように被せ、パテを盛り整形しました。こちらも座面の意匠が異なるので、少し手を入れています。
元のパーツ(写真左)との比較です。シートを後ろに下げた分、リアのラゲッジスペースも、そのままではボディに干渉するので短くカットしています。
あらためて、シャーシに前後シートパーツを取り付けた写真です。上が加工前のもの、下が加工後のものです。シート前後の間隔が、それなりに空いているのがお分かりいただけると思います。
次回は、インパネ、内張などの加工です。
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