第60回 静岡ホビーショー・モデラーズクラブ合同作品展 その4
前回の最後に続いてウクライナ繋がりというわけではないのですが、こちらはご存じ「世界最大の飛行機」と称されるアントノフAn-225ムリーヤで、何と1/72のキットを完成させたものです。(メーカー名などは聞き忘れました。)
当然のことながら1/72スケールの飛行機モデルとしても最大で、上端に写り込んでいる製作者の方の腕などからその大きさがうかがい知れると思います。実機は不運にも破壊されてしまいましたが、それが製作のきっかけとなったそうです。
フルスクラッチのこちらの機体は、1/32のデ・ハビランド DH.88 コメットです。ソリッドモデルという木から削り出して一から製作したものですが、ご覧のように見事な完成度です。
同じく、1/32のDH.90ドラゴンフライです。おそらくどこからもインジェクションキットで発売されていない珍しい機体が見られるのもソリッドモデルならではですね。
こちらはソリッドモデルではないと思うのですが、フルスクラッチの1/32ボーイングモデル40という機体です。
パイロット、乗客などを配した情景仕立てになっているのも素晴らしいです。
私自身、一番疎いのが、第一次世界大戦~大戦間の航空機で、それゆえどの作品を見ても新鮮さを感じます。甲板に航空機が置かれたこの空母もどきのシープレーンライター(はしけ)というのも実在したもので、初めて知りました。
もちろん「はしけ」はフルスクラッチされたものです。それにしても、早くから海上での航空機運用を実践するなど、さすがに空母を世界で初めて誕生させた英国らしいと思いました。
上記のシープレーンライターを始め、数々の複葉機を製作されているのが、こちらのフライング・ワイヤーズさんという模型クラブです。複葉機専門というのもこれまた珍しいですが、それだけに素晴らしい作品ばかりでした。
まだまだ続きます。
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