日産フェアレディZ(RZ34) (アオシマ 1/32) その3・足回り(ブレーキディスク、キャリパー)の製作
このキットでは、ホイール奥にあるブレーキディスク・キャリパーが、シャーシ裏面のモールド同様、潔くオミットされています。もちろんフェアレディZに限らず楽プラ全てがそうであり、入門キットでもあるゆえに致し方ないでしょう。文句を言うつもりは毛頭ありません。
ただ、この新型Zに関しては、ホイールの形状もあって、中に何もないのが特に目立っています。裏を返せば、ブレーキ類を製作すれば、それらがより引き立つということです。
前置きが長くなりましたが、まずはブレーキディスクから。当初は円盤状にカットしたミラーフィニッシュでも貼ろうかと考えたのですが、位置決めや修正が難しそうだったのでやめ、これを使うことにしました。外径12mmの平ワッシャーです。実物の径が380mmほどのようで、380÷32=11.875となり、ほぼピッタリです。
次に、キャリパーですが、当初はタミヤ1/24などを参考に、純正の赤いタイプをプラ板で製作するつもりでした。ところが、ネットで探ってみると、昨年12月の、これまた北米でスパイショットされた開発中と言われる「RZ34 NISMO」の記事を見つけ、同車には、GT-R(R35)NISMOと同じブレンボ製のキャリパーが装着されているとあり、オレンジや黄色に塗装されたものが写真で紹介されています。
そこで思い出したのが、いつか使おうと思って少し前に購入したPLUSALFA製の1/32「R35用タイヤホイールセット」です。値段は少し張りますが、ちゃんとブレーキディスク、キャリパーもセットされた3Dプリンター出力による秀作キットです。
こちらがキャリパーのパーツです。
ただし、タイヤ、ホイールごと換装するのであれば話は別ですが、ブレーキ類だけをそのまま使用するのは構造的に難しいし、何よりもったいないので、キャリパーの表面部分を複製することにしました。方法は、例によって「シリコーンモールドメーカー」で型取りし、透明レジンを流し込みます。写真の右が複製品で、サフを吹いた状態です。
キャリパーを黄色に塗装し、ワッシャーのブレーキディスクに貼り付けます。あえて黄色にしたのは、ダークグリーンのボディカラーに合うと思ったからです。写真では、キャリパーのスミ入れは少しくどすぎるようにも見えますが、現物は長さ1cm程度の小さなパーツゆえに、何もしないとモールドがほとんど見分けられません。
ブレーキディスク・キャリパーをタイヤの内部に取り付け、ホイールを被せます。ご覧のように、ホイールの隙間からよく見えますね。ちなみにタイヤのトレッド面なども、モデル・カーズ誌に紹介されていた方法で処理しました。ただし、トレッドパターンはプラノコでうまく掘れなかったので、Pカッターで掘り直しました。
次回、シャーシと内装を製作して完成です。
« 日産フェアレディZ(RZ34) (アオシマ 1/32) その2・ボディカラーは謎のダークグリーン!? | トップページ | 日産フェアレディZ(RZ34) (アオシマ 1/32) その4・シャーシ等の製作~完成 »
「フェアレディZ(RZ34)・車体編」カテゴリの記事
- 日産フェアレディZ(RZ34) (アオシマ 1/32) その4・シャーシ等の製作~完成(2023.06.10)
- 日産フェアレディZ(RZ34) (アオシマ 1/32) その3・足回り(ブレーキディスク、キャリパー)の製作(2023.05.28)
- 日産フェアレディZ(RZ34) (アオシマ 1/32) その2・ボディカラーは謎のダークグリーン!?(2023.05.21)
- 日産フェアレディZ(RZ34) (アオシマ 1/32) その1・やっぱり我慢できませんでした・・・の巻(2023.02.28)
« 日産フェアレディZ(RZ34) (アオシマ 1/32) その2・ボディカラーは謎のダークグリーン!? | トップページ | 日産フェアレディZ(RZ34) (アオシマ 1/32) その4・シャーシ等の製作~完成 »
コメント