スバル・マイア(61年型・スバル450輸出仕様)カタログ表紙の情景 (アリイ1/32改造) その5・室内(シート、内張等)の加工
シートは基本的にキットのものを使用します。まず前部シートですが、キット(写真左)のものはコンソールと一体で、かつ中期型以降のベンチシートとなっていますので、これを切り離しセパレートタイプにするとともに、座面のモールドを変更しました。
後部シートもキット(写真左)からの加工ですが、形状だけでなく、位置が後退しているのがお分かりいただけると思います。
もう少し詳しく説明すると、キットのままではこのような設置となりますが、
座面、背もたれの裏と、これに接触しているタイヤハウスの部分を削り、シート全体を後退させます。下の方に載せた実車写真を見ても、シートの両端にタイヤハウスが顔を出しているのが分かります。また、シートを後退させた分、そのままではラゲッジスペースがボディ後部に干渉しますので、少しカットしています。
あらためて前後シートの設置状態について、キットのまま(写真上)と加工後を比較すると、後部シートを後退させたことで足元に相応のスペースができているのが分かります。
次に、内張ですが、この年式のものにはまだキット(写真左)のようなしっかりとした内張はなく、前部にグローブボックスが付いた骨格のみとなりますので、そのように加工します。
当然のことながら、内張がないので、ドア内にそのまま設置すると、ドア裏側のプレスの形まで丸見えとなりますよね。
でも、実車もこんな感じなんです。
(スバル450のカタログより)
というわけで、室内の完成写真です。シートの塗装には若干のグラデーションを掛けています。なお、念のために述べておきますと、マイアのカタログ写真を見る限り、内装は同時期の450と共通のようです。
シフトレバー、ノブはキットのものを使用せず、虫ピンの頭にプラリペアを垂らして製作したもの、キットにはないサイドブレーキは、アルミパイプを加工したものです。今回も、ぜっしゃか!・スバルなどと同様、製作しても完成後にはほぼ100%見えなくなるフットペダル類はオミットしました。
次回、インパネや外装品の製作を紹介して、車体の完成です。
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