スバル・マイア(61年型・スバル450輸出仕様)カタログ表紙の情景 (アリイ1/32改造) その2・ボディ(フロント周り)の加工
さて、使用するキットは今回もアリイ(マイクロエース)1/32オーナーズクラブのスバル360で、ボディの基本工作から始めます。ただし、細かい点は「スバル360・67年式&総括」編や「Sさんの最終型」編などで割と詳しく説明しておりますので、本編では省略させていただきます。
まずはフロント回りから。フード下部のラインを修正するとともに、ノーズを膨らますための土台となるプラ帯棒を貼ります。
バンパーを削り落とし、全体に丸みを付けたところです。今回、フロントフードのスリットを少し変わった方法で全体的に下に移動させたのですが、その工作過程の写真を撮り忘れたので、説明はまたの機会とさせていただきます。1/32のスバル360は今後も製作するつもりですので。
ライトカバーや、エンブレムのフレーム、フロントウインカーの基部などを取り付けたところです。なお、バンパーの位置が360とは異なり上部に付くので、ライト下付近の下端の切り欠きはなく、代わりに少し上に取り付け穴を設けます。
さて、ここで一つ特筆すべきことがあります。前回述べたマイアと450の相違点です。上の写真はカタログ内のマイア、下の写真は450のカタログ表紙で、少し角度は異なるものの、ともに正面から撮られたものです。それぞれ赤と青の矢印(当方で付けたもの)で示した箇所をご覧ください。
マイアの方が450に比べてフロントウインカーの位置が若干高く、バンパーのオーバーライダーの間の幅も広いことがお分かりになると思います。おそらく、ウインカーの高さ(位置)については海外と国内の法令等の違いによるもので、450のオーバーライダーの幅が狭いのは、360と同等の高さのウインカーが隠れて見えなくなるのを防ぐために調整されたものと推測します。ともあれ、モデルの製作に関してはこの辺りを考慮して行いました。
次回、サイドからリア回りにかけてのボディ加工に移ります。
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