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2023年11月

2023年11月29日 (水)

オートモデラーの集い IN 名古屋 2023 その2

ここからは、私が個人的に気になった作品を紹介します。

まずは今回、一番強烈なインパクトを受けたのがこの作品で、「ゴードンキーブル GK1」という、私はその存在など全く知らなかった車です。「ゴードンキーブル」という名称は、例えばトヨタ2000GTの「トヨタ」と同様、車名であり社名だそうです。
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よく見ると、後ろの方に見たことのある作品が。本ブログでもご紹介した今年4月の四国オー集で出展されていたNJ号やオースターなどが並んでいます。そう、本作もこれらと同じ作者の方の手によるもので、車格が同等というアオシマ1/24のレパードをベースに製作されたとのこと。いやいやいや、サイズは近くてもデザインは全くの別物しょ。本当に凄いの一言です。
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関西オー集でも拝見した模型転倒虫さんのRZ34(タミヤ1/24)。ボディカラーが、残念ながら写真では分かりませんが、直に見ると実車写真のごとく僅かに赤味がかっています。仕上げ途中のクリアー塗装に極少のクリアーレッドを混ぜて再現されたそうです。
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同じく転倒虫さんによるトップガン劇中車のポルシェ356A(フジミ1/24)。おや、よく見ると助手席に何やら白い矢印のようなものが・・・
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正体は、劇中に登場したという紙飛行機でした。(すみません、映画の内容を覚えておりませんので、説明されるまで分かりませんでした。)
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ポルシェの傍らに置かれたカワサキGPZ900 ニンジャは、これまた劇中仕様で、F-Toysの1/24の食玩をディティールアップしたものです。決して1/12ではありません。
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次は、仕上げがとても美しいだけでなく、もし実車でこんな3台が並んでいたら凄いなと思わせてくれた作品です。
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まずは、クリーンなイエローに仕上げられたタミヤ1/24のフェラーリ360 モデナ。
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フジミ1/24のマクラーレンF1。渋いメタリックオレンジの塗装が美しいです。
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タミヤ1/24のポルシェ カレラGT。それにしても、これほどの車を容易く並べられるのも、模型ならではの良さと言えそうです。
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まだまだ、次回に続きます。

2023年11月27日 (月)

オートモデラーの集い IN 名古屋 2023 その1

11月26日に開催された「オートモデラーの集いIN 名古屋」に参加させていただきました。今回は、昨年のようなコロナ感染対策による限定的な開催ではなく、また30周年記念ということもあってか終日、大勢の方で賑わっていた感があります。
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会場は、恒例のトヨタ博物館です。今年はセリカGT-FOURのサファリラリー優勝車が出迎えてくれました。
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さて、関西オー集の報告の際にも述べましたが、私の紹介する作品がある種マニアック過ぎて、展示内容に関して誤解を与えかねないとの思いから、初回は全体的な様子を中心に紹介させていただきます。

まずは、主催者のTDMCさんです。
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T会長のアバルト・トランスポーターの展示は、残念ながら今回も進捗なしということで見送られました。代わりの作品は次回以降で紹介させていただきます。
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NISSAN AUTOMOTIVE TECHNOLOGY MODELER’S CLUBさん。実車を目の当たりにできる環境からでしょうか、いつも内部構造まで再現された凄い作品が展示されます。
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四国オー集を主催されている高松ニッパーズさんです。
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関西オー集を主催されている水曜倶楽部さんです。
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同じく関西オー集の主催者で、いつもお世話になっているN.O.S.さん。写真右下には見慣れぬ作品が・・・
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あと、写真のみですが素晴らしい作品群を紹介して、次回から私が個人的に特に気になった作品を個別に紹介させていただきます。
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次回に続きます。

2023年11月 3日 (金)

72和会(なにわかい) 代表 K・Kさん モデラーズフェスティバル 2023 最終回

最後は、ミニスケとも称される1/721/76AFVをメインに製作されている「72和会」の代表、KKさんにお話を伺いました。当ブログでご紹介するのは初めてなので、念のために説明すると、グループ名の「72和」は「なにわ」と読むのですが、これは1/72スケールの72と、活動拠点である大阪を掛け合わせたものです。
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ご覧のようにテーブルには素晴らしい1/72の車両が所狭しと並んでいますが、ディティールはともかく、個々の存在感では決して1/35に負けていないと思います。
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中でも、私が一番素晴らしいと思ったのが、この九七式中戦車の情景。ジャングルのヤシの木や、刀を抜いた日本兵など、どこかで見たことありませんか。そう、背景が白くなる前の昔のフジミ1/76キットのボックスアートを再現したものです。いやあ、お見事の一言です。
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私がAFVを最後に製作したのは、このブログを始める以前に遡りますが、作品は下の写真のレベルのT-90T-90Aで、いみじくも1/72です。そんな話をしていると、Kさんから「是非、機会があれば作品を見せてほしい」と言われ、私の方も今回の展示に触発されて、再びAFVを、それも1/35ではなく1/72で作りたくなりました。
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※今回の展示作品ではありません。

以上で、今回のモデフェスの報告は終了です。本編その1の冒頭でも述べた通り、自身の好みに偏った内容となりましたが、本来この模型イベントの対象はオールジャンルで、ガンダムや美少女キャラクターものが圧倒的に多く、それはそれで見ているだけでも楽しめます。やはり自身は、(車専門という意味での)カーモデラーではなく、雑食モデラーであることを再認識いたしました。

2023年11月 2日 (木)

陸奥研究会 森永ラムネさん モデラーズフェスティバル 2023 その4

今回も艦船模型です。「陸奥研究会」という、模型展示会では一風変わった名前のテーブルがありました。その名のごとく、旧帝国海軍の戦艦陸奥の1/3501/700の模型がメインに据えられています。
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1/350のフルハルはハセガワに違いないでしょうが、1/700の洋上の方はフジミかアオシマか聞き忘れました。残念ながら私には判別できません。
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会の代表、森永ラムネさんは、私よりはるかに若い方とお見受けします。思わず「大和や長門ではなく、なぜ陸奥なんですか」と尋ねてしまいました。若い方なのでゲームかなんかがきっかけかなと予想していた私に、「よく聞かれるんですよ」と言いながら快く教えていただきました。陸奥が広島湾沖で爆沈して最期を迎えたのは有名な話ですが、ご自身の郷里が近く、昔から陸奥に馴染みがあり、より深く知りたいと思ったそうです。
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このような実物に対する探究心を、私も少しは見習いたいと思いました。大概は「カッコいい模型が完成しました、以上」で終わってしまいがちなので・・・

次回で最後です。

2023年11月 1日 (水)

群衆こそが主役!? 艦船情景のMさん モデラーズフェスティバル 2023 その3

まずは、第一次南極観測隊を乗せた宗谷が今まさに港から出航しようとしている、「南へ」というタイトルが付いた情景です。宗谷はハセガワ1/350ですが、注目すべきは埠頭で見送る群衆のフィギュアです。全部で何体あるのでしょうか。
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老眼の私には、情景を生で見てもその精緻さがよく分からなかったのですが、あらためて拡大した写真を見て驚愕しております。日の丸の国旗を振る人々、櫓から撮影している報道カメラマン等々・・・
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こちらは、映画「男たちの大和」のワンシーンを再現したもので、甲板上はもちろん砲塔の上にまで乗組員が溢れんばかりに並んでいます。大和はタミヤ1/350と思われますが、ご覧のように、艦首と艦体後部が潔くカットされていて、この情景の主役はあくまで乗組員、すなわち人々であることがうかがい知れます。
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「最後の訓示」というタイトルの通り、よく見ると皆、ちゃんと敬礼しています。1/350のフィギュア自体はインジェクションキットで存在するそうですが、それを一体一体仕上げるのもさることながら、これほど正確に並べるのは相当難しいと思われます。
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作者のMさん曰く、一列ごとにマスキングテープを甲板に目印として貼り、これに沿って一体ずつ接着していくとのこと。模型のディティールアップにある程度の根気が必要なことは理解しているつもりですが、はっきり言えます、「私には無理です」。

次回、さらに続きます。

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