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2024年3月26日 (火)

オートモデラーの集い in 四国 (2024) その2

さて、ここからは私の独断で気になった作品を紹介させていただきます。まずは、前回の冒頭で触れたこの車たちです。
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正体は、元は山田模型の金型で、童友社から「激突・クラッシュカー」として再販された(写真左から)2台のオペル1909年型と、ベンツリムジン1910年型です。あと、フォードの1915年型が揃えばシリーズコンプリートだそうです。
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モーターで自走し、障害物にぶつかると文字通りバラバラになり、乗っているフィギュアまで放り出されるという、今では考えられないようなギミックが付いています。こんなのを作ってくる人と言えば、そう、あの方しかいません、古自動車模型再生工房のRydellさんです。
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こちらもRydellさんの手によるもので、河合商会1/24(?)のフィアット131アバルトラリーです。カラーリングといい、プロポーションから細部の造形といい、キットの素性を考えると見事な仕上げという他ありません。
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以前ご紹介したVWビートルと、手前のボディのみのミニが同シリーズのラインナップのようで、それはいいのですが、何とシャーシが共通だそうです。昭和のキットにはありがちですが、それをここまで真面目に追求できる方は、私の知る限りRydellさんだけです。
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激突・クラッシュカーとフィアットのせいで見落としそうになったのが、この2台のフェアレディ280Z。まずは、永大グリップ1/24で、シャーシや足回り欠品のジャンク品を再生したもの。しかもボディとて無傷ではなくボンドまみれだったそうで、まさに古自動車模型再生工房の面目躍如といったところです。
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もう一台の280Zはアオシマ1/24で、80年代当時、「競技用スペシャル」と称して発売されたもの。40年以上経って、ご自身が小学生の頃にバラバラに刻んでしまったボディとパーツの一部が偶然ジャンク箱から見つかったのがきっかけで、これを再生したとのことです。もはや再生前のひどい状態が想像できないほどの高い完成度ですが、ここまで作り込めるのは、やはり懐かしさや思い入れの強さゆえでしょうか。
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今回は、古自動車模型再生工房・Rydellさんの素晴らしい作品の紹介でお腹一杯となりましたので、続きは次回にて。

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