第62回 静岡ホビーショー・モデラーズクラブ合同作品展 その4
前回の齋藤マサヤさんと同じく、Life on Wheelsのメンバーの方の作品は目を見張るものばかりで、こちらの「A Place in This World」と題した長距離バス・グレイハウンドの情景もしかりです。バスのキットは、ローデン1/35だと思いますが、相当な大きさです。
カメラのせいでしょうか、写真が少し薄暗い雰囲気になりましたが、これを見て、自身が若い頃にアメリカに出張した際に乗ったグレイハウンド(年式はもちろん違いますが)のバス・ストップの風景を懐かしく思い出しました。
こちらは、昨年もご紹介したミニチュア・ドラム・ビルダー、Hさんの展示です。もちろん、どれもフルスクラッチされたもので、写真で見ると本物に見間違える出来です。
ふと見ると、多くのドラムに紛れてバイクの完成品が展示されていました。タミヤ1/12のホンダNS500・F.スペンサー仕様のようですが、何となく唐突な感もあったので伺うと、何と「香り」が出る模型で、新たに取り組んでいるとのこと。
木製台座の中に、アロマの香りが出る機器が仕込んであるそうです。で、肝心の香りですが、例の2ストエンジンの甘いオイルの匂いで、実際に香りを染み込ませた紙片を嗅がしていただき、なるほど実感しました。80年代後半、毎年のように8耐やGPの観戦で通った鈴鹿サーキットのパドックを思い出しました。
さて、カーモデル関係はここまでとします。
AFVでは、情景、車輌単品とも、模型誌に掲載されたものも含め、素晴らしい作品が目白押しでした。そんな中、「50年前のジオラマを再現」と銘打った、ろうがんずのメンバーの方々のよる共同製作の作品群が面白かったです。
当時のキットの組立説明書や、封入されていたミニカタログなどに掲載された情景作品を現在に蘇らせるという企画で、ベテランモデラーであれば、何がしか見覚えがあることでしょう。私も、三号戦車の組立説明書に掲載されていた大量の戦車が勢ぞろいの情景などは鮮明に覚えています。
今回は、私自身の思い出を導き出すかのような作品の紹介となりました。次回に続きます。
« 第62回 静岡ホビーショー・モデラーズクラブ合同作品展 その3 | トップページ | 第62回 静岡ホビーショー・モデラーズクラブ合同作品展 その5 »
「展示会・模型一般」カテゴリの記事
- 今年1年、皆様本当にありがとうございました。(2024.12.28)
- 残念無念、名古屋オー集に参加できませんでした。(2024.12.19)
- 大阪レディーバードクラブ 第45回作品展示会 最終回(2024.12.12)
- 大阪レディーバードクラブ 第45回作品展示会 その2(2024.12.10)
- 大阪レディーバードクラブ 第45回作品展示会 その1(2024.12.09)
« 第62回 静岡ホビーショー・モデラーズクラブ合同作品展 その3 | トップページ | 第62回 静岡ホビーショー・モデラーズクラブ合同作品展 その5 »
コメント