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2025年9月

2025年9月30日 (火)

第39回 関西AFVの会 前編・情景作品

去る9月28日に開催された第39回 関西AFVの会を見学させていただきました。2019年(第33回)以来、6年ぶりの訪問で、開催場所は数年前に大阪から神戸に移っていました。会場では数多くの素晴らしい作品が展示されていましたが、独断で気になった作品のみ、2回に分けて紹介させていただきます。

まずは、「Up from the beach」と題された硫黄島に上陸する米軍の情景です。激戦前の静けさとともに、シャーマン戦車も含めた米軍の圧倒的な物量が見事に再現されています。
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こちらは「Crossing the river in Korean War」と題された朝鮮戦争での米軍の渡河風景です。河川の表現が本当に素晴らしく、雪解け水の冷たささえ感じさせる作品です。これら2作品はクギミヤさんの手によるもの。なお、クギミヤさんは、これまで長年に渡り会の代表を務めてこられた青木先生の跡を継がれるそうです。
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その名もずばり「アルディンヌ」と題された情景です。特徴的な針葉樹の森の中で破壊され炎上するパンサーA型ですが、煙に包まれた炎が電飾で光っていて、臨場感が半端ないです。
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車両はもちろん、積雪の質感が素晴らしいⅢ号突撃砲 F8(写真上)と、タイガーⅠ型など(写真下)の情景です。それにしても、今回の展示では何気に冬の雪景色が多かったような印象があります。連日の猛暑への反発・・・なわけないか。
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以上はオーソドックスな1/35ですが、ここからはスケールが小さい作品で、まずは1/48T-34/85の情景です。「T-34 Legend of War」という映画のワンシーンを再現したもので、夕焼けを塗装によって表現しているのが面白いです。
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こちらはさらに小さな1/72の情景群ですが、とてもそうは見えない再現度です。次回、車両単品でも1/72の作品を紹介しますが、もはや肉眼で捉えるのが困難なほどのディティールアップが施されています。 
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同スケールの飛行機を置いてもコンパクトさが保てるのは、ミニスケールならではです。
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写真を見ただけでは、1/35と言われても納得しそうです。
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次回、車両単品の作品を紹介いたします。

2025年9月20日 (土)

ロータス47 GT テストカー仕様 w/ シュノーケル (ヨーデル 1/24 再生・改造) 最終回 塗装~完成

珍しく塗装工程の写真を少し残していましたので紹介します。まず、捨てサフを吹いてボディ表面を整えている状態です。エンブレムやフードのキャッチピンなどはモールドを活かしたかったので、サフで埋めてしまわぬよう留意しました。
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基本塗装を終えた段階です。ボディ全体はフィニッシャーズカラーのピュアホワイト、ラインは同じくピュアグリーンで塗装しています。この後、塗料のはみ出した箇所などを修正し、スミ入れ、クリア塗装で仕上げます。
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今回、ワイパー(赤矢印)とルームミラー(青矢印)は、タミヤのロータス・ヨーロッパのキットから拝借しました。ゆえに、この写真のようにアフタサービスにパーツを注文して補充しております。
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ちなみに、ルームミラーのステーが他の車に比べ異様に短く、ミラーが天井にへばり付いているように感じたのですが、これを見て納得しました。リアウインドウ越しに見たところですが、それにしても恐るべき視認性です。
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以上でひとまず完成し、関西オー集で展示した状態です。
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その後、一部手直し、追加の工作を行っています。まず、ハメ殺しのサイドウインドウですが、完全に密閉されるのではなく、前部のヒンジで少し開く構造です。そのヒンジの再現が気に入らなかったのでサイドウインドウごと作り直しました。また、後部にも開いた状態をキープするためのステーのような金具がありますので、これを製作して取り付けました(赤矢印)。いっそのことドライバー側だけでも開状態にすればよかったかもしれません。
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細かい点ですが、モールドを塗り分けたエンブレムに、クリアレジンを被せました。
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車両はこれで本当に完成です。
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あと、展示ベースですが、いつものようにWAVEの「T・ケース(M)」を使用しました。車名プレートは、A-oneの「手作りステッカー・メタリックシルバータイプ」で製作したものです。今回のベースは無塗装の黒のままですが、白い車体が映えて丁度いいんじゃないでしょうか。
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以上で本編は終了です。本格的なジャンク品の再生(レストア)はイッコー模型・イオタに次いで2作目ですが、次作も予定しており、ますます病みつきになりそうです。ともあれ、これで「古自動車模型再生工房・奈良支部(仮称)」の設立に、また一歩近づいたといえましょうか。

2025年9月17日 (水)

ロータス47 GT テストカー仕様 w/ シュノーケル (ヨーデル 1/24 再生・改造) その10 足回りの加工

最初にお断りします。足回りの加工について、初期の段階の写真は結構あるのですが、仕上げる工程のものがほとんど見つからず、いやあ~、困りました。 

再三述べているように、本キットはモーターライズということで、車高、特に前輪が割と高めです。ここから、ステアリグ機構を維持したまま車高を下げる加工を行います。まず、オリジナルの状態です。
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シャーシ裏に接着されているロワアームのパーツを外してバラします。
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ご覧のように、アッパーアームはシャーシと一体になっています。
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車高を下げるためには、アッパーアームの位置を高くする必要があるので、まずはこれをカットします。
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一方、外したロワアームをプラ板でもう一つ複製します。どういうことか言うと、オリジナルのロワアームのパーツをアッパーアームに転用し、上記のカットした後に取り付けるためです。より力のかかるアッパーアームの方に、丈夫なオリジナルのパーツを持ってくるということです。
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本来、それ以降の加工、すなわち複製したロワアームに切り取ったアッパーアームの先端を貼り、車高を下げるためのスペーサーを取り付けるなどの加工を示した写真があればよかったのですが、見当たらないのでいきなり完成写真です。少し見づらいですが、赤矢印がスペーサー、黄矢印が元のアッパーアームのカット跡で、新設アッパーアームにかませたプラ板(青矢印)を見ていただくと、相当程度車高が下がっているのが分かると思います。
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あらためて、完成した状態です。写真1枚目のオリジナルと比べると、車高が下がった分、両輪を結ぶロッドの位置が高くなっていることが分かります。もちろん、このような車高を下げる加工は、後輪も含め、ボディをシャーシに取り付け、下がり具合を確認しながら行います。
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後輪は、本編の最初にも述べた通り、モーターを装着する金属製のギアボックスのシャフトで繋がっています。
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こちらは簡単で、ギアボックスを外し、代わりにプラ板でシャフトを通す板を設けました。製作過程で任意に車高が調節できるよう工夫しています。少し高めの「壁」にしたのは、横から見た時に向こうが見えないようにするためです。
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タイヤ・ホイールですが、専用のものなど当然市販されていません。3Dプリンターで作る設備も能力もないので、なんとなく似ているこちらを流用しました。アオシマのエクイップ(商品名:エキップ)14インチです。リムのメッキを残し、ディスクを黒に塗ります。
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スピンナーは、さかつう製の「ロータス・タイプ」。たまたま持ち合わせていたもので、実車より爪が長いような気もしますが、カッコイイのでよしとしましょう。
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塗装したホイールにタイヤを組み合わせた写真がないので、こちらも完成写真から。なお、タイヤは自身のジャンク箱から適当に見繕ったもので、おそらくフジミの15インチと思われます。少し緩かったので、ホイールの外周にモデラー御用達の製本テープを巻いてフィットさせました。
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次回は、塗装~完成です。また、関西オー集で披露後に多少の追加工作も行っておりますので、その辺りを少し触れて終わります。

2025年9月15日 (月)

ロータス47 GT テストカー仕様 w/ シュノーケル (ヨーデル 1/24 再生・改造) その9 内装の製作 ②シート、内張 等

上げ底の内装パーツで使用できるもの以外は、自作もしくは他キットからの流用ということになります。その前に、シャーシには電池を装着するための爪がありますので、まずはこれを除いておきます。
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そこに収まるコンソール一体の内部パネルをプラ板で製作します。タミヤのロータス ヨーロッパのキットを簡略的に模しました。
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内装パーツからセンターコンソールの一部をカットします。単純なモールドですが、こんなものでも一から作るとなると割と面倒です。実物とあまり似ていないのは分かっているのですが、フロントウインドウ加工の際にも述べたように、使えるものはなるべく使うというのが今回の製作方針です。
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上記パーツをセンターコンソールに貼り、紛失しているシフトノブのパーツ代わりに待針を取り付けました。
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塗装するとこんな感じです。シフトノブのグリップはクリアブラウンを塗ってウッド風に。
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シートですが、今回はこれを使用しました。アオシマのLBワークスのキットに入っている旧車用のバケットシートで、かなり前に別の使用目的があってオークションで入手したものです。
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実車のシートの詳細については全く分かりません。当時の資料は見当たらないし、現存車両のものはオリジナルでない可能性もあります。とりあえず別の車両なども参考に、シートの座面をパテで埋めて平らにします。
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塗装は黒一色ですが、グラデーションをかけて多少の変化を付けています。半ツヤ感を塗装で出そうという試みですが、写真では効果のほどが今一つ分かりませんね。
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シートベルトは、フジミの「NRチューニングパーツ」に入っているプラ製のものを使用しました。バックルなどがエッチング製の精緻なパーツも手元にありますが、今回の作品への使用にはためらいを感じたのです。うまく説明できませんが、昭和のキットによくあったシートにベルトが直接モールドされているようなものが似つかわしいとさえ思えました。また、股の位置に切り欠きを設けたように、最初はこの手の車らしく6点式ベルトにするつもりだったのですが、ご覧のように4点式でもごちゃごちゃしているのでやめました。
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当然ながら上げ底の内装に内張はないので、こちらもプラ板等で自作です。完成後はほとんど見えないのが自明たったので、ご覧のように簡単なものとしました。ドアポケットのような穴は塞がれているという体で。
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内装は以上です。この写真であれは、同じ黒でもシートとそれ以外でトーンが異なるのが分かるでしょうか。ただし繰り返しになりますが、完成後は八割方見えなくなります。ならば、上げ底のままでも良かったのでは、などと言ってしまえば元も子もないですが。
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次回、足回りの加工で本作品の製作はほぼ終了です。

2025年9月14日 (日)

ロータス47 GT テストカー仕様 w/ シュノーケル (ヨーデル 1/24 再生・改造) その8 内装の製作 ①インパネ

ボディに接着されていた上げ底の内装パーツで、ダッシュボードからリアウインドウ周りまで一体となっています。シートはまるでビーチチェアのような形をしていますが、別部品のインパネはそこそこの再現度です。なお、ステアリングホイールとシフトノブは欠品していました。
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インパネは、ダッシュボードも含め、この内装パーツを使用します。インパネを外した後、写真はありませんが、ダッシュボード部分を内装パーツから切り離します。
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あらためてインパネパーツを見ると、メーターが左なんですね。英国車なのになぜ、と思いましたが、初期のヨーロッパは、文字通りフランスなど欧州向けに作られた輸出車ゆえだそうです。一方で、もっぱらレース専用の47GTは右ハンドルということです。
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メーターのモールドを削り、お馴染みコトブキヤのモデリングサポートグッズを使って右にメーターを新設します。パネルは、後のヨーロッパのウッドとは異なり、アルミ板のようなものが付いており、後付けと思われる茶筒のように大きなタコメーターも再現してみました。
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ダッシュボードにインパネを取り付け、合わせ目処理を行って塗装した状態です。メーターに適当なデカールを貼り、保護を兼ねてクリアレジンを流し込みました。なお、これも写真はありませんが、ステアリングホイールは、オレンジウィールズのホイールキットに入っていたものを少し加工して取り付けています。
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次回は、シートやコンソール、内張等です。

2025年9月13日 (土)

ロータス47 GT テストカー仕様 w/ シュノーケル (ヨーデル 1/24 再生・改造) その7 シュノーケル等 外装パーツの製作

この作品の最大の特徴とも言うべきシュノーケル状のエア・インテークを製作します。まずは水平の吸気口ですが、円型のプラパイプを圧縮して楕円形に変形させ、その状態で片側にプラ板を貼ります。これで形状は安定します。
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これに、通風パイプ部分の芯としてプラ棒等を取り付けます。あとは、この上からエポキシパテを盛って造形したのですが、その段階の写真は撮り忘れました。
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というわけで、塗装して完成したシュノーケルです。
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センターの両サイドにフィラーキャップが装着されており、なぜか大小2つのものがあるのですが、その理由は分かりません。これらも当然自作で、いつものようにコトブキヤのモデリングサポートグッズをベースに製作します。残念ながら小さい方の製作途中の写真は見つかりませんでした。
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前後のグリルに付くメッシュについて、フロントノーズ内のモールドは延長加工時に除去、リアは延長にともない既存パーツでは長さが合わなくなったので、ともに自作します。透けた方がリアルですが、内部が見えるとむしろ困るのでプラ板で裏打ちします。リアのメッシュ(写真右)には、マフラーを装着するための基部を貼っています。もちろん本物は穴が貫通し、マフラーが中から飛び出しているのですが、これを再現するためです。
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こちらはテールライトで、今回の数少ない現存パーツの一つです。メッキが施されていますが、ライトレンズの類は元のキットにもありません。
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一瞬、ライトレンズを透明プラ板か何かで自作しようかと思ったのですが、面倒なのでやめました(おいおい)。赤やオレンジのクリアカラーで着色後、個々のブロックごとにクリアレジンを盛ることでお茶を濁しました。もう少し厚く盛った方がよかったかもしれません。
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実は、今回の製作でどうしようか一番迷ったのがフロントウインドウです。入手した時点の状態がこれで、前後左右一体となったウインドウパーツが屋根裏にしっかりと接着されています。当然このままでは加工も塗装もしにくいので、まずはこれを取り外します。
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強引に外そうとするとルーフを割りかねないので、接着箇所を削りながら慎重に時間をかけて取り外しました。
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当初から、今回はすべてのウインドウを塩ビ板等で自作するつもりでした。特に難しいのはフロントウインドウですが、曲面とは言え二次的なものなので、ヒートプレスまでして作る必要はなさそうです。そこで、取り外したウインドウパーツからマスキングテープで型を取り、塩ビ板に映してカットしたが下の写真のものです。案の定、ボディに合わせると、ほぼ問題なくフィットしてくれました。
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ただ・・・ちょっと待てよ、と。元のパーツが粉々になって全く使い物にならないのであれば別ですが、今回はそうではありません。再生(レストア)ということをあらためて考えた場合、「オリジナルで使えるものは使う」のが本筋ではないかと。ということで結局、このウインドウパーツからフロント部分をカットし、擦り傷やはみ出した接着剤の跡などを徹底的に磨いて使うことにしました(写真は処理前の状態です)。
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ちなみに、ボディ側の修正加工によって形が全く合わないリアウインドウや、ハメ殺しで構造が根本的に異なるサイドウインドウなどは一から自作しています。

以上で外装関係は終了で、次回から内装に移ります。それにしても、上記のフロントウインドウに関して、この道(再生)のプロで、今回のジャンク品を提供いただいたRydellさんなら何とおっしゃるか気になるところです。

2025年9月12日 (金)

ロータス47 GT テストカー仕様 w/ シュノーケル (ヨーデル 1/24 再生・改造) その6 リアウインドウ等の加工

リアフードには、前後4つの吸気口がモールドされています。このままでいいかとも思ったのですが、シュノーケルの取り付け時の高さ等調整や塗装の面倒さを考慮し、すべて開けることにしました。後ろ2つには、ボディ塗装後に裏からメッシュを貼ります。写真は、元のモールドが分かるよう前側の2つだけを開けた段階のものです。
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リアウインドウは、実車ではボディ内側の形状に沿って両端が丸くなっているのですが、ご覧のように本キットでは四角く、両端の丸い部分が塞がれたような形になっています。また、ヒンジの付いたフードのみで、窓枠下のパネルなどがありません。
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他社のロータス ヨーロッパのキットでも、抜きの関係からかリアウインドウ周辺が別パーツとなっていて、本キットでは上げ底内装の後端で再現されています。ただし、上記のような四角い窓に応じた部分だけなので、窓の形状修正とともに一からプラ板、パテで作り直しました。
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あと、ボディ関係の加工で補足しておきます。サイドには、大型のフィラーキャップを収めるための切り欠きを入れ、ドアハンドルのモールドを削るとともに、プッシュ式のドア・オープナーを挿入するために穴を開けておきます。
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本車は1本ワイパーなので、2か所あるワイパーの取り付け穴を埋めて修正し、また、ドアミラーともフェンダーミラーともつかない変な位置にあるミラーの取り付け穴も埋めておきます。なお、本作品では、資料などを見て検討した結果、ミラーなしとします。
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ボディ関係の加工は以上です。
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次回は、ウインドウを含め、外装パーツを製作します。

2025年9月11日 (木)

ロータス47 GT テストカー仕様 w/ シュノーケル (ヨーデル 1/24 再生・改造) その5 リアの延長

まずはフロントノーズと同様、リアバンパーのパーツを取り付け、隙間をプラ棒で埋めた状態です。
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下から見たところです。この後、バンパーをある程度削りはしますが、それを加味しても下部のボリューム不足感は否めません。
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バンパーを削った後、直下のパネル部分を、プラ板を貼って厚くします。同時に、そのままではテールライトのパーツが奥に沈み込んでしまいますので、取り付け位置にプラ棒でゲタを履かせます。
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リアグリル周囲に、膨らませたバンパー下部のパネルと繋がるような形でプラ板を貼ります。
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ボディとプラ板の間にエポキシパテを盛って形を整えます。
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横から見ると、リアの延長具合がパテの色で分かると思います。
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次回は、リアウインドウ、フードなどの加工です。

2025年9月 9日 (火)

ロータス47 GT テストカー仕様 w/ シュノーケル (ヨーデル 1/24 再生・改造) その4 前後ホイールアーチの加工

加工前の前輪のホイールアーチです。形としてはそんなに悪くないですが、モーターライズのため、ステアを切った状態でも前輪がボディに干渉しないよう、ある程度のクリアランスが必要ゆえ、やや大きめです。
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ホイールアーチの形状を確認しつつ、両端にプラ板を継ぎ足し、パテで整形します。
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リアの方が少し厄介で、アーチの上辺が直線的であるこの車の特徴がスポイルされ、他の車のごとく丸くなっています。
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前輪同様、まずはプラ板で全体の形を作り、元のアーチとの隙間を帯状のプラ板で埋め、パテで整えます。
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次回は、リアエンドの延長です。実際は前回までのフロント周りや今回のホイールアーチの加工などと同時に進めています。

2025年9月 8日 (月)

ロータス47 GT テストカー仕様 w/ シュノーケル (ヨーデル 1/24 再生・改造) その3 フロント周りの加工 ②ライトの形状修正

ライトの形状ですが、後年のツインカム(タイプ74)のように、上方が直線的にカットされています。
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全体的に楕円形かつ、もう少し小さくするために、プラ棒をフチに貼って形を作りました。
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向かって右側がプラ棒を貼った直後の状態、左側がパテ埋めする前に表面を粗方削った状態です。
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ライト周りからノーズ上面にかけて、パテ埋め処理をして形を整えました。
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次回は、ホイールアーチの形状修正~リアエンドの延長です。

2025年9月 6日 (土)

ロータス47 GT テストカー仕様 w/ シュノーケル (ヨーデル 1/24 再生・改造) その2 フロント周りの加工 ①ノーズの延長

今回の再生にあたり、どのような仕様にするかを検討した際、当初はキットに準じてヨーロッパの最初期であるシリーズ1に仕上げようと考えていましたが、ネットで色々と調べているうち、たまたま今回のロータス47 GTテストカーを見つけました。特にリアフードにそびえ立つシュノーケル状のエア・インテークが面白いので、これを再現しようと思ったわけです。
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なお、あらかじめ申し上げると、今年の関西オー集で展示、報告したように、本作品は1年近く前に写真の通り完成しています。したがって今回の製作記はすべて振り返りになり、製作途中の写真を撮り損ねるなどで説明が不十分になる部分があることをご容赦ください。
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47 GTはシリーズ1(タイプ46)をベースにしたレース仕様と言われていますが、中身はまったくの別物だそうです。外見上では、前後バンパーがオミットされ、それを模したかのような形でボディが延長されています。まずはフロント周りの加工から始めますが、その前に直に接着されているヘッドライトを外し、グリルにモールドされているメッシュとともにくり抜きます。
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ノーズの延長には、キットのバンパーを利用します。リアの延長でも使いますので、前後ともバンパーパーツのメッキを剥がします。
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フロントバンパーをノーズに取り付け、その隙間をプラ棒で埋めます。
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下面から見たところです。ノーズを伸ばした分、下部グリルのパネルが相対的に奥まってしまうことが分かると思います。
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そこで、ノーズ下部を前方に伸ばすために、まずはグリル周囲を切り離します。
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切り離したグリル周囲をプラ板で裏打ちして前方に接着し、隙間をプラ棒で埋め、ポリパテで形を整えます。また、バンパーの形状そのままでは先が長く、両端も広過ぎるので、ノーズ下部と馴染ませながら削ります。実際には、ノーズ上面やホイールアーチ、ライト周りの加工と一体で進めています。
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次回は、ライト周りの加工を説明します。 

2025年9月 5日 (金)

ジャンク品のロータス ヨーロッパ、再生します。(ヨーデル1/24) プロローグ

事の起こりは2年前の関西オートモデラーの集い。その際の報告記事にも書きましたが、N.O.S.で古自動車模型再生工房のRydellさんから3点ほどキットをいただきました。ただ、2点は未組立品だったのですが、ヨーデル1/24のロータス ヨーロッパは、ご覧のようなジャンク状態の完成品で、今回はこれを再生しようということです。
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まずは、再生前の現状を見てみましょう。バンパーは外れた状態ですが、ボディのプロポーションは、当時のキットとしては悪くありません。
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リア方向から。サイド下部の絞り込みがきちんと再現されています。ただ、お尻が小さいのが気になります。
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真横から見ると、リア下部の短さがよく分かります。
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シャーシです。お決まりのモーターライズなので、後輪には金属製のギアボックスが、シートやインパネ等の内装が収まる部分には、乾電池を装着する爪があります。上げ底の内装は、この時点ではボディ側に接着された状態です。
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いただいたものは、これら本体に加え、1枚目の写真のように、メッキの前後バンパー、テールライト、テール中央のグリルパーツのみです。ちなみに、ヨーデルのこのキット、未組み立てのものを所有していますが、もちろん今回の製作には一切使用しません。
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では、次回から具体的な製作に入ります。

2025年9月 4日 (木)

第11回 関西オートモデラーの集い 最終回

最終回は、会場で個人的に気になった作品たちを紹介させていただきます。

私も大好きイッコー模型の1/24マセラティ ボーラです。ご覧のように、昭和感あふれるキット外箱の一部がベース(おそらく収納も)になっています。
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当時のお約束、モーターライズキットですが、中々どうしてプロポーションもいいですね。マセラティではなく「マセラッティ」というのも昭和らしい。
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この車は知りませんでした。ボルボ 66 GLという1970年代後半の大衆車ですが、こんな車のキットがあったのか、と思っていたら、
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何と、フジミ1/24BMW 323i アルピナのキットがベースとのこと。どう見ても大きさが違うはず・・・凄いです。
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マイクロエース1/32のトヨタ パブリカですが、凄いディティールです。開くところすべて開けて中身を再現しています。
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濃密なエンジンルームです。私もマイクロエースのスバル360で同様なことやっているので、いい加減仕上げねば、と思っているのですが・・・ 
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こちらもマイクロエース1/32のポルシェですが、本当に素晴らしい出来で、「ST」ということはPLUSALFA製のコンバージョンキットを使用されているかと思われます。
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車両単体もいいですが、このようにフィギュアを配置して情景・ヴィネット化した作品が私は大好きです。
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で、その情景ですが、今回私が一番感動したのがこの作品です。車両はモノグラム1/24のフォードをビュイックに改造したもので、一見するとかなり昔の情景に思えますが、これは2024年の「北京パリモーターチャレンジ」に出場した日本人女性の活躍を再現したものです。 
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残念ながら、私はこの情景を拝見するまで、その感動的なエピソードなどを全く知らなかったので、内容等について受け売りの説明はしませんが、情景製作の一つの可能性を垣間見た気がしています。
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以上で、今回の展示報告は終了です。今年は万博の影響で開催も危ぶまれましたが、主催者の方々の絶大なるご尽力で、こうして無事開催されましたことに本当に感謝申し上げます。

最後に、来年のテーマは12回目を記念して「12気筒」とのことです。
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2025年9月 3日 (水)

第11回 関西オートモデラーの集い その2・二大巨匠

TDMC・T会長は、イタレリ1/24のフェラーリ 250GTカリフォルニア・スパイダー(写真右)やら、静岡の合同作品展でも拝見、紹介したAMT 1/25COYOTE Xに加え
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レジンキットを完成させたベルトーネ・カラボなど、相変わらず素晴らしい作品を展示されましたが、
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やはり気になるのは、例のアバルト・トランスポーターの進捗です。で、今回持参されたのがこれ、製作途中のエンジンで、もちろんフルスクラッチですが、本体が完成すると見えなくなるというから、もはや私の理解の範疇を超えています。
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模型転倒虫さんのこちら3台、それぞれが素晴らしい作品であることは言うまでもないのですが、共通点は同スケールのバイクとセットになっていることです。
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最新作は、ツヤツヤ黒塗装が美しいアオシマ1/24のマシンX。ペアとなるのはカタナだそうですが、今回は間に合わなかったとのことで、名古屋オー集では完成した姿が拝見できるのを楽しみにしています。
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なお、今回のマシンXは、当該キットを組み立てたものではなく、ボディ関係のみジャパンのキットから拝借し、特徴的な内外装備品などはご自身が19年前に製作した同車の完成品をバラして作り直したパーツを主に使用したそうで、詳細は転倒虫さんのHPで詳しく解説されています。
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今回は、私がいつもお手本とさせていただいている経験豊富なお二方を紹介させていただきました。次回、会場で気になった作品をいくつか紹介して本編を終わります。

2025年9月 2日 (火)

第11回 関西オートモデラーの集い その1・N.O.S.さん特集?!

今年も恒例の「関西オートモデラーの集い」に参加させていただきました。8月最後の日曜日、会場は例年通り大阪南港ATCで、すぐ近くでは万博が開催されていることから、アクセスへの影響などが心配されましたが、結果は大盛況でした。
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さて、全体の状況等は他所におまかせして、いつも通り自分好みで紹介させていただきます。まずは自身の展示作品がこちら、奥はグリーンカラーのRZ34の情景、手前右はブルーバードの日本グランプリ出場車、そしてその左はRydellさんから頂いたジャンク品を再生したヨーデルのロータス47 GTです。どれも新作ではないのですが、関西オー集では初披露になります。
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なお、ロータスの製作記は、関西オー集の報告終了後に開始する予定です。
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こちらはN.O.S.さんの展示風景です。
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もう一丁、反対側から。よく見ていただくとお分かりでしょうか、私の作品は毎回N.O.S.さんの横にしれっと並べて展示していたのですが、今回はすっかり取り込まれました(笑)
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冗談はさておき、まずはO会長のトヨタ スプリンターです。クラウン1/28で元キットは1600SRレース仕様ですが、ベースの箱絵のごとく「ターボスプリンター」に改造したという、もはや見る人が見ても分からないレベルの拘り作品。
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マカオGP風の塗装も面白く、まさに模型製作の楽しみが凝縮された作品と言えましょう。
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Mさんのロータス ヨーロッパ S2で、こちらもクラウン製。このキットは私も所有していないので、同じような車でもヨーデル製とは趣が異なることを感じました。
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こういう珍しい絶版キットの完成品を見ることができるのもN.O.S.さんの展示ならではです。Mさんもクラウン製を作るのは初めてで、味わい深く面白かったとのことです。 
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面白い作品と言えばこちら、Rydellさんの新ネタはホンダ eで、タミヤのミニ四駆がベースですが、このカラーリングにピンときたら相当な年齢か特撮ファンでしょう。
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そう、横に並んだフィギュアが物語るように、ジャンボーグ9に変身するホンダ Zのジャンカーがモチーフで、これを現代版のホンダ eで再現したものです。以前、トリプルファイターを作った私もドンピシャ世代ゆえ、書くとキリがないので詳述はやめておきます。
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こちらも懐かしいフジミの「所さんのコポルシェ360」。再販版と異なりオリジナルの走行モデルですが、それにふさわしくタミヤのミニ四駆用オプションパーツがぎっしり装着されているそうです。
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走らせたら早いのは想像に難くないですが、一方で、ジャンボーク9同様、このようにフィギュアと並べて展示するのもいいですね。
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一連のキャプテン・スカーレットものもRydellさん作ですが、左の追跡戦闘車はご覧のように製作途中です。
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TDMC・T会長や模型転倒虫さんらとキャプテン・スカーレットの話題で盛り上がっていた中、T会長から「完成したら今年の名古屋(オー集)で私の追跡戦闘車と並べましょう」と誘われたRydellさん、少し焦っておられましたが、私も是非拝見したいです。
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ということで、今回はN.O.S.さんの特集となりましたが、次回はTDMC・T会長のご紹介から始めます。

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