アウトビアンキA112 クイックアバルトターボ (フジミ1/24改造) 最終回
モデル自体は「オートモデラーの集い IN 四国」の前日に完成し、この場でお披露目となりましたが、製作記の方もきちんとけりをつけておきたいと思います。
まず、研ぎ出しや細部塗装が終了した状態のボディです。これに細かい外装パーツを取り付けて行きます。
アンテナは、通常のルーフ上ではなく、左Aピラーに付きますが、洋白線にアルミパイプで基部を製作しています。サイドウインカーは、モールドを削り落とし、裏側にタバコの銀紙を貼った透明プラ板で自作したものを付けました。
ワイパーも、通常と角度が異なるのですが、キットのアーム部分のみ使用し、ブレードは0.3ミリと0.5ミリのプラ角棒で製作しました。
鍵穴は、0.8ミリ径のアルミパイプで再現しています。なお、キットには、ドアノブに鍵穴らしきモールドがありますが、前後(というか左右)が逆になっていますので、これからこのキットを製作される方はご注意ください。正しくは車の前方側です。
独特のスポイラーと、例の4本出しマフラー(デュアルEXシステム)が顔を覗かせるリアスタイルです。ナンバープレート(前後とも)には、キットのデカールは使わず、クイックトレーディングさんのツイッターのロゴを印刷したものを使用しました。
展示ベース・ケースは、WAVEのT・ケース(M)です。今回のネームプレートも、A-oneの「手作りステッカー・下地が透けないタイプ」に印刷したもので、クイックトレーディングさんのロゴをイメージしてイタリアの国旗をあしらったデザインにしました。
最初の回でも触れた通り、この車は東京・板橋区にあるチューニング・ショップ、クイックトレーディングさんが1984年に発表したコンプリートカーです。纏っているエアロパーツは、今の目で見ても十分カッコいいと思いますが、本当に凄いのは心臓部です。
通常のA112アバルトが70PS(ノーマルは48PS)のところ、ターボ・チューンによって100PSを叩き出したというのです。私ごときでは、この車の本当の走りっぷりが想像できないというのが正直なところです。
当時、それまでは実車においてホットハッチ車にさほど関心があったわけではなかったのですが、この車を知って俄然、興味が湧いたのを覚えています。後年、免許を取った時の最初のマイカーの候補に、シャレード・デ・トマソ・ターボなんかを上げていたのがその証かもしれません。
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