展示会・模型一般

2025年1月24日 (金)

今年もよろしくお願いいたします。

年が明けて早くも20日以上が経ちました。世間では本当に様々な出来事がありますが、そんなことを横目に、当ブログは今年もマイペースで進めさせていただきます。

それで、年の初めらしく今年1年の目標を立ててみました。現状、これまで作りかけで完成していないキット(いわゆる「お手付き品」)をあらためて確認してみたところ、2018年の当ブログ開始以前のものも含めて、数で9つもあることが分かりました。

というわけで、今年はこれらお手付き品を一つでも多く完成させることを目標とします。当然、製品としては古いものが中心で、ゆえに製作記事などはどなたの参考にもなりませんが、事あるごとに「昭和」に触れてきた当ブログにはふさわしいとも言えましょう。

一方で、モデラーの悲しい性かな、そう簡単に新製品の購入意欲が抑えられるはずもなく、今年一発目に手元に届いたのがこれ、ヴェスピッドモデル 1/72T-90Aです。昨年来予約していたキットがこのタイミングで発売と相成ったもので、特に新年初を狙ったわけではありません。
Img_88151

内容について詳述はしませんが、最新のトレンドでしょうか、エッチングや3Dプリントパーツまで付属した解像度の非常に高いキットです。値段もそれなりに張りますが、そんじょそこらの1/35に負けないほどの点数のパーツが詰まっており、きちっと仕上げれば、素組みでも1/72の決定版と言うべき完成品になることでしょう。
Img_88141

さて、今年最初の製作記事は何にしようか、まだ思案中です。 

2024年12月28日 (土)

今年1年、皆様本当にありがとうございました。

今年を振り返ると、模型製作のペースはイマイチでしたが、各地のイベントでお会いした方々とは活発に交流させていただき、その点では充実した1年でした。最後の最後、名古屋オー集を欠席したことが唯一悔やまれますが・・・

来年こそは、色々とやりたいことの実現、そして何より当ブログをたくさんの製作記事で埋めたいと考えておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

それでは皆様、よいお年をお迎えください。

2024年12月19日 (木)

残念無念、名古屋オー集に参加できませんでした。

12月15日に待望の第31回オートモデラーの集いin名古屋が開催されました。ところが私の方はというと、開催日前々日の朝から熱が出て、当日朝まで様子を見ましたが、全く下がらなかったため、今回は名古屋行きを断念しました。

幸い今は熱も下がり、どうやらインフルエンザなどではなかったようです。さりとて、我が事だけであれば這ってでも行くところですが、当日お会いする約束の方々など、人にうつしてしまっては一大事と思い自重しました。

当日の様子などは、いつも模型転倒虫さんがHPで紹介されますので、拝見させていただきます。次回、来春の四国オー集で皆様&作品にお会いできることを楽しみにしております。

2024年12月12日 (木)

大阪レディーバードクラブ 第45回作品展示会 最終回

もちろん、テーマ機以外でも本当に素晴らしい作品が多数展示されていました。

キットが発売された時、私も買おうかどうか迷ったのが、このRSモデル1/72の中島 キ87です。国内メーカーからの発売はまずないであろう機体ですし。ただ、値段はともかく、製作に手こずるのが目に見えていましたので、結局買いませんでした。
Img_63962

さすがにメンバーの方の手に掛かると、凄い完成品が生まれます。機体全面に打ち直されたリベット、3Dプリントで一から作り直された特徴的なタービンユニット等々・・・。この作品を見ると、やはり私などは買わずに正解でした。
Img_63932

こちらの零戦 二一型はハセガワの1/48のようですが、プロペラが回っている状態が再現されています。
Img_63852

プロペラは製作者の方の自作によるものかと思いきや、3Dプリントのパイロットなどとともにハセガワのキットをセットしたものが販売されているようで、これは知りませんでした。
Img_63832

同じくハセガワ1/48の雷電です。
Img_63762

アフターパーツを使用したと思われる精密なコクピットや、ハゲチョロ塗装など機体細部も見所ですが、
Img_6381

傍らにパイロットのフィギュアを添えると、そこだけ別世界が存在しているようで、ゆえに私はこういう情景風の展示が大好きなのです。
Img_63782

「飛行機のハセガワ(もはや死語?)」が続きますが、1/48F-86F セイバーです。空自最初の主力戦闘機で、もはや説明不要の名機です。
Img_6389

何気に撮った写真ですが、冬の昼下がり時で西日が当たり、まるで実機のように見えませんか。
Img_6390

さて、締め括りですが、昨年の本展示会レポートでは、まさに芸術品とも言えるスバルラビットなるスクーターを最後に紹介させていただきました。でもって今年も最後は「スバル」で終わります。スバルはスバルでも今回は飛行機で、エアロスバルです。
Img_63662

この精緻な1/48FA-200は、バンダイの古のキットがベースですが、随所に手が加えられているようで、特にエンジンは3Dプリントで作り直したものとのことです。
Img_63742Img_6367

以上で本編は終了です。冒頭で述べたように、展示作品はどれも素晴らしいものばかりだったのですが、全部紹介というわけにも行かず、自分好みのものだけになったことをお許しください。

また当日は、同会のオールドハウスさんをはじめ、来場されていた72和会のメンバーの方々や京都のNさんなどと色々とお話ができ、楽しいひと時を過ごすことができました。みなさんに感謝申し上げますとともに、来年の展示会も楽しみにしています。

さて、今週末は名古屋オー集です。いよいよ完成したロータスの初お披露目ですが、ジャンニーニの方は・・・

2024年12月10日 (火)

大阪レディーバードクラブ 第45回作品展示会 その2

引き続き日本軍機で、ハセガワ1/48の艦上偵察機・彩雲11型です。フォトフレームを使用し、機体名などを記した展示ベースもお洒落です。
Img_63532

彗星・・・ではなく二式艦上偵察機です。艦上爆撃機だけでなく、この偵察機タイプも彗星と称する説などもあるようで、実のところよく分かりません。機体はファインモールド1/48ですが、空母の甲板を模した展示ベースもいいですね。
Img_6350

お次は、「神風号」好きの私としては外せない機体たちです。まずは九七式司令部偵察機 一型。ファインモールドの1/48です。
Img_63632

2色迷彩の上に部隊マークの赤いストライプという個性的な塗装が際立っています。
Img_63642

続いて、同機の二型です。エンジンを換装して性能アップさせた機体で、外見ではカウル周りの形状が異なっています。
Img_6360

最後は、零戦(二一型)と同じエンジンを載せ、三枚プロペラにスライド式の風防を備えた九八式陸上偵察機です。
Img_63562

地味なグレー1色は近年のロービジ塗装のようにも見えますが、何と胴体や主翼の日の丸まで消された機体があったなんて驚きです。何でも偵察時に国籍を秘匿するためだそうです。
Img_63572

ガラッと変わって、こちらはハセガワ1/72の航空自衛隊・E-2C ホークアイです。
Img_63442

お馴染みの機体ですが、ご覧のように存在感抜群です。
Img_63462

テーマ機の最後は、コッパーステートモデル1/48のコードロン G,Ⅳという第一世界大戦時のフランスの偵察・爆撃機です。もちろん私などは初めて知った機体です。
Img_63162

こういう人物を配置した情景(ヴィネット)での展示は大好きです。
Img_63182

それにしても、同じテーマ(偵察/観測/哨戒)でこれだけ多種多様な機体が集まるのを見て、実機、模型を問わず飛行機の歴史の長さ、奥深さをあらためて感じた次第です。

次回、本編の最終回です。

2024年12月 9日 (月)

大阪レディーバードクラブ 第45回作品展示会 その1

12月7日、大阪レディーバードクラブさんの作品展示会を今年も見学させていただきました。会場は例年と同じ大阪写真会館です。事前に発表された展示テーマが「偵察/観測/哨戒」ということで、私の知らないマニアックな機体が並びそうな予感プンプンでした。
Img_63982

まず出迎えてくれたのが、ハセガワ1/72SOC3 シーガルです。米海軍の代表的な水上偵察・観測機ですね。
Img_64252

ベテランキットですが、メンバーの方の手に掛かると、ご覧のような素晴らしい完成品と相成ります。
Img_63272

同じくシーガルで、こちらは艦載機カラーですが、
Img_63242

何と、それを裏打ちするがごとくカタパルトに載せられています。
Img_63202

もちろんカタパルトのキットなどなく、3Dプリンターを使用したフルスクラッチです。いやあ、凄い!
Img_63212

こちらは、ヒューズ XF-11という米陸軍の試作偵察機で、アニグランド1/72のレジンキットを完成させたものです。私は全く知らなかった機体ですが、驚いたのはその大きさです。最初見た時は1/48かと思ったぐらいです。
Img_63312

当ブログではお馴染みのオールドハウスさんの新作で、難物そうなキットを見事に仕上げられています。
Img_64282

ファインモールド1/72の日本海軍哨戒機・東海で、こちらもオールドハウスさんの手によるもの。
Img_6329

オールドハウスさんの作品と言えば、これまでもご紹介したように、清潔感溢れるクリーンな仕上がりが印象に残っているのですが、この機体は思いっ切りウェザリングされています。曰く「機体にウェザリングを施したのは20数年ぶり」だそうです。
Img_64272

まだまだ続きます。

2024年11月10日 (日)

72和会さんにお邪魔しました。(モデラーズフェスティバル2024)

諸事多忙にて、ブログの更新も模型製作もままならない中、丁度1週間前になりますが、11月3日、前日から大阪南港のATCで開催されたモデラーズフェスティバル2024に行って参りました。

今回の一番の目的は、昨年の同イベントでお会いした72和会(なにわかい)のK会長さんとのお約束を果たす、すなわちレベル1/72のT-90を持参することです。
Img_36162

かくして、T-90とT-90Aの2点をゲスト参加として同会卓に展示させていただきました。ちなみに、この作品はキットが発売された10年ぐらい前に某ホビーショップから完成見本として製作依頼されたものです。本ブログ開始前のこの時期は、スケールを問わずAFVばかり製作していました。
Img_3602

当日はK会長さんをはじめ、メンバーの皆様とミニスケ談義に花が咲き、時間が過ぎるのを忘れるほどでした。本当に楽しかったです。
Img_3609Img_36102

K会長さんから、来年は「冷戦時代の車輌」を展示テーマにしようと提案され、私にも当然参加するよう要請されました。また一つ宿題が増えましたが、果たしてどうなることやら・・・ 

来月は、大阪レディーバードクラブさんの作品展示会、オートモデラーの集いin 名古屋があり、今から楽しみです。

2024年8月31日 (土)

第10回 関西オートモデラーの集い 最終回

最終回は、私の大好物である「昭和の車」の「昭和の模型」です。

懐かしいニチモ1/20VWバギーです。小学生の頃に私も製作した記憶がありますが、こんなにカッコ良かったのですね。
Img_93802

こちらは、言わずと知れた童友社の復刻シリーズの面々で、元は山田模型です。
Img_94022

まずは、コスモクーペAPとサニーエクセレントの2台。素性を知らないと気が付かないかもしれませんが、どちらも元のキットの良さを生かしながら、簡単には見抜けないほどの巧みな修正が施された凄い作品です。
Img_94052Img_94032

ローレルHTの方はオリジナルに拘らず、徹底的にカスタムするというスタイルで、作者の方のセンスの良さ、技量の高さがうかがい知れる本当に素晴らしい作品です。
Img_94082

最後は、「昭和懐かし模型堂」を自称されるurasanさんの作品を紹介して終わりたいと思います。まずは、ニチモ1/24のマセラティ ボラです。
Img_93602

リアウインドウから覗くエンジンなども、必要にして十分なほどに作り込まれています。
Img_93642

しかし、本当に嬉しいのは、ご覧のようにモーターライズで実際に走るように製作されていることです。これぞまさに昭和の自動車模型です。
Img_94442

他にも、こちらの日東科学1/28のランボルギーニ イオタはもちろんのこと、
Img_93622

フルパカキットのアオシマ1/20のランボルギーニ イオタさえも走行可能です。おまけにこちらはライトが点灯するよう改造されています。
Img_94452

極めつけは、このホンダCB750の4サイクル・4気筒エンジンで、ミニクラフト製の1/3モデルですが、元は1970年代の学研のキットを再販したものだそうです。
Img_93682

キックペダルがスイッチになっていて、これを入れるとカムやピストンが動き、プラグが点灯してシリンダー内の爆発を再現するというもので、見ていて本当に楽しかったのですが、これほどスムーズに動かせるには相当調整が必要だったことと思います。
Img_9366Img_9369

以上で紹介は終わりです。ちなみに、自身の展示内容はこちらで、今回もN.O.S.さんの横にしれっと置かせていただきました。
Img_9344

新作の完成品がないという情けない状況だったので、旧作ではありますが、しばらく人目に触れていないミニ・レコルトモンツァを担ぎ出してお茶を濁しました。
Img_9348

最後に、毎度申し上げていることですが、本イベントはモデラー同士が直接会える絶好の機会であり、主催者の方々には感謝いたしますとともに、運営は大変かと思いますが、これからも続けていただくことをお願いして、本編を終了します。

2024年8月30日 (金)

第10回 関西オートモデラーの集い その3

1日開いてしまいましたが、続きです。

本イベントの主催団体のひとつでもあるN.O.S.さんの展示、今回は少し控えめかな、などと思っていたら・・・
Img_93412Img_93422

とんでもないもの(笑)がありました。メンバーのRydellさんの手によるギャランΛ(ラムダ)で、題して「アトラスモデル・オマージュ仕様」です。当時のアトラスモデルの広告に掲載された完成見本が元ネタで、それを令和の世に蘇らせたというわけです。
Img_94212

ベースキットはアオシマ(旧イマイ)1/24で、今となっては知る人ぞ知るアトラスモデルのオーバーフェンダーセット(BMWタイプ)を使用して仕上げたものですが、当然キットの純正パーツなんかではないので、フィッティングなどは相当大変だったと思われます。
Img_9422

いつも、「自分はネタだけで勝負」とおっしゃるRydellさんですが、そのネタを見出だす類い稀なセンスと確かな製作技術に裏打ちされると、ご覧のような極上の作品が生み出されるということです。
Img_93202

飛行機模型の展示会で知り合った大阪レディーバードクラブのオールドハウスさんは、3台の1/32作品を持ち込まれました。いずれも決して簡単なキットではありませんが、カチッとした綺麗な仕上がりは、飛行機と同じです。
Img_9458

まずは、SWASH DESIGNのモーリス ミニ マイナーです。渋いカラーリングがよく似合っています。
Img_93312

オールドハウスさんに言わせると、ミニのキットで一番フォルムが良いとのこと、なるほどこのお尻なんかを見ると納得です。
Img_93302

こちらは、エアフィックスのボンド・バグです。キットはつい最近再販され、私も買いましたが、この完成品は当時のオリジナルを製作したものでしょうか、お聞きするのを忘れました。
Img_9328

PYRO の’32ピアスアロー・コンバーチブルで、キットは私も持っていますが、完成品は初めて見ました。
Img_94542

当時のキットよろしく、バラバラのボディを破綻なく組み上げ、クリーンフィニッシュさせているのはさすがです。
Img_94572

本日の締め括りは、いつも私に製作のモチベーションを与えてくれる模型転倒虫さんの展示です。
Img_93222

フロントの2台は、いみじくもタミヤの「再販されたてコンビ」ですね。
Img_93232

今回は新作なしとのことですが、私にとっては、このタミヤ1/24のアルファロメオ・ジュリアスプリントなどは初見で、他の作品同様、転倒虫さんならではの見事な仕上げっぷりです。
Img_93242

次で最終回です。

2024年8月28日 (水)

第10回 関西オートモデラーの集い その2

「かくのうしきぜんしょうとう」の続きです。

ル・マン仕様のこの2台、めっちゃカッコイイです。「これエエなぁ」とRydellさんとしげしげと眺めていました。
Img_94322

72年のデ・トマソ パンテーラ Gr.4で、希少なグンゼ1/24のキットをスタジオ27のデカールで仕上げたもの。
Img_94292

75年のフェラーリ365GT4は、フジミ1/24にルネサンスのトランスキットを組み合わせたものだそうです。
Img_94342

リトラクタブル・ヘッドライト装着車の特徴として、開閉時の表情の違いなどがあげられると思いますが、それを模型で見事に見せてくれる作品です。
Img_94162

ライト開閉、点灯を電動で繰り返すギミックが設けられています。
Img_94172

最後に、今回のテーマ展示で私が一番惹きつけられた作品がこれです。
Img_94362

コルベア モンザGTで、今はなき永大1/20のキットを完成させたものですが、相当手が加えられていることがうかがえます。
Img_9390

キットのパッケージを使用した展示台(兼収納ケース?)も、雰囲気が良くて素晴らしいですね。
Img_93892

以上、今回のテーマ展示の一部でした。
Img_94122

次回、私自身のお気に入り作品を紹介させていただきます。またあの方がやってくれました。

より以前の記事一覧

無料ブログはココログ