ぜっしゃか!・クレア先輩

2019年4月24日 (水)

ぜっしゃか! クレア先輩 最終回

正直なところ、フィギュアの塗装など仕上げ作業の頃は、コンテストの締切間際で焦っていたため、ほとんど製作過程の写真を撮っていません。そのため、いきなり完成写真となってしまうことをお許しください。
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ベースは、ダイソーで販売している「I」の字型の木のデコレーション文字に、「1巻表紙の情景」でも使用した芝生の情景マットを貼ったものです。側面に、漫画のタイトルをステッカーにして貼り付けました。ちなみに、この木のデコレーション文字は、これまで製作してきた様々な作品の写真撮影において、対象物を置く台として使用してきたものと同じです。
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初回でも述べましたが、本作品製作の一番の目的は、この漫画のPRに少しでも貢献できればということです。個人的には、戦車の「ガールズ&パンツァー」、軍艦の「ハイスクール・フリート」、レシプロ戦闘機の「荒野のコトブキ飛行隊」などのようにアニメ化されないものかと密かに願っていたりするのです。主人公が女子高生など若い女性であることや、登場する乗り物が最新鋭ではなく、大好きな昭和の旧式のものであることなど、これら作品と共通する点も多いですし。
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というわけで、旧車と言えば「ぜっしゃか!」となることを願って、すでに発売されている2巻表紙の情景を製作中(夏の関西オー集に間に合わせる予定)であることを宣言して、本編を終わります。

2019年4月23日 (火)

ぜっしゃか! クレア先輩 その4・ドローンの製作

漫画に登場したドローンの機種は特定されていませんが、ネットで画像などを見ていると、DJIという会社の「Phantom 3」が割と似ているように思います。というわけで、一応これを参考としましたが、あくまで架空のモデルです。
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まずは、便利なWAVEの目盛り付プラシートに、基本となる形を描きます。
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これを切り出し、プラ棒やコトブキヤのモデリングサポートグッズの適当なパーツを張り付け、パテを盛って成形します。
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裏側はプラ板の積層で、脚はアルミパイプを曲げて製作したものです。
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カメラ部分もプラ棒などでそれらしく製作、本体に洋白線で取り付けます。
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塗装して完成です。回転する4基のプロペラは、丸く切り抜いた透明プラ板に、漫画の絵のように回転状に線をけがき、エアブラシで描いたものです。
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大きさが分かるように、500円玉と並べてみました。
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ベースには、ピアノ線で取り付けます。

2019年4月22日 (月)

ぜっしゃか! クレア先輩 その3・ヘッドの製作

続いて頭部ですが、これも他に流用しやすいものがあると思ったのですが、「タミヤ」のコンテストということで、あえて同じキットものから製作することにしました。

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顔にエポキシパテを盛り、おおまかな形に削ります。

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目と髪の位置を書き込み、顔の形を整えた上で、前髪をプラ棒で再現しました。

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ボディと組み合わせてバランスを見ながら、髪の毛全体をエポキシパテで製作します。跳ね上がっている毛は洋白線を芯にしているので、簡単に折れることはありません。

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あとは、塗装して完成です。

なお、余談ながら、男性兵士をベースに小柄な女子高生キャラに改造していることから、このフィギュアの縮尺は1/30程度になっていると思います。

2019年4月21日 (日)

ぜっしゃか! クレア先輩 その2・ボディの製作

まずは、クレア先輩のフィギュアですが、元となったのはタミヤの「イギリス軍空挺兵 小型オートバイセット」のフィギュアで、箱絵の両端の立ち姿の兵士(どちらも顔と右腕以外共通)です。女子高生のフィギュアであれば、他にベースに適したものもあるのですが、人形改造コンテストには「タミヤのキット使用」というレギュレーションがあるので、あえてこれを使用しました。
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全体のバランスを考慮し、脚部の加工から始めます。写真左がキット、右が加工したものです。

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左右を合わせ調整します。

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胴体は、さすがに英国のオッサンの体を女子高生に加工するのは辛いので、プラ棒を芯に、エポキシパテを盛り付けました。(丸いヘッドは姿勢を確認するためのダミーです。)

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制服に加え、特徴的なコルセットベルトのモールドを施します。

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ライダースジャケットは、まずプラ棒で枠を組み、これを包むようにエポキシパテを盛りつけて成形しました。こうすることで、上に羽織っている感が出るような気がします。
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腕はプラ棒を削り出したもの、手はキットからの流用です。

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スカートは、洋白線を骨組みにして、エポキシパテを盛りつけました。

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スカート表面を溶きパテで整え、細部を加えて胴体部分の完成です。

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次は頭部です。

2019年4月19日 (金)

ぜっしゃか! クレア先輩 その1・プロローグ

現在、3つの作品を並行して製作しているのですが、ペースが進まないことや、コンテスト目的で発表を控えていたりして、ブログの更新が滞っています。

そこで、しばらくは、昨年秋に製作して未発表の作品を紹介することにしました。
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これは何かと言うと、下記写真の漫画「ぜっしゃか!」の1コマを1/35のフィギュアで再現したもので、昨年のタミヤ人形改造コンテストに応募した作品です。「クレア先輩」こと私立四ツ輪女子学院絶滅危惧車学科3年生の新井クレアが、学院の広報が取材で飛ばしたドローンをモンキーレンチで撃ち落とすという衝撃的なシーンがあるのですが、その直前の狙いを定めているワンカットがモチーフです。
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力及ばずコンテストの賞にはかすりもしなかったのですが、これを製作した一番の目的は、昨年の作品「1巻表紙の情景」もそうですが、この漫画のPRに少しでも貢献できれば、ということなのです。コンテストに応募した作品は、1年近くタミヤの元に預けられ、各地のイベントなどで展示されるそうで、目にした人に「何だろう、これは」と興味を示してもらえれば成功です。

では、次回から具体的な製作内容を紹介して行きます。

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