エグゾフレーム・素体

2020年1月27日 (月)

エグゾフレーム・素体 (グッドスマイルカンパニー 1/35) 最終回

キットには、女性のパイロットのフィギュアが付属しています。この女性は、少なくとも今のところ劇中に登場していませんが、今後、何らかの形で出てくるのでしょうか。ともかく、今回はストレートに製作することにします。
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パーツの分割方法が少し変わっており、背中に大きな合わせ目ができるので、丁寧にパテ埋め修正を行います。あとは塗装して完成です。使用した塗料は、いつもの水性ファレホです。
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エグゾフレームに搭乗させます。
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ちなみに、私はこの角度が好みです。というのも・・・
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女性パイロットがこちらをチラッと見ているからです。って、まあそういう風に塗装したのですが(笑)。もっとも、老眼も手伝って、肉眼ではほとんど見えません。
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なお、初回にも述べましたが、このキットは、今後発売されるアメリカ海兵隊仕様などの素体としてランナー丸ごとが使われます。パイロットは当然それぞれの仕様のものが加わるため、この女性パイロットは余剰パーツとなるのです。あらためて、このフィギュアをご覧ください。
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有難いことに、1/32の車のドライバーに間違いなく流用できると思います。

以上で、「エグゾフレーム・素体」編は今回で終了ですが、今度は劇中の情景などを製作したいと思っています。

2020年1月26日 (日)

エグゾフレーム・素体 (グッドスマイルカンパニー 1/35) その4 ・ケーブルの取り付けと組立

胸部、肩、太もものパーツにケーブルを取り付けます。ケーブルに見立てたプラグコードは、前々回にも述べましたが、さかつう製のものです。
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あとは各パーツを組み立てるだけですが、今回、各関節の接合部にワッシャーを装着することにしました。というのも、このキットは非常に精度が高く、可動部がほぼ密着するので、関節を曲げた場合、直接接地している箇所はもとより、その周辺の塗装が擦れて剥がれる可能性が高いと判断したからです。写真は、両腕と股関節に使うパーツですが、ワッシャーによってパーツ間に適度な隙間ができているのがお分かりいただけると思います。
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使用するワッシャーは0.25ミリ厚のプラ製で、パーツの軸の太さに合わせて4種類のものを用いました。
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肩のパーツに使うワッシャーは一番小さいものです。
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腕には、肘と手首の軸にワッシャーを取り付けます。
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組み立てた両腕です。
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同様に、膝や足首の軸にワッシャーを仕込んで組み立てた両脚です。
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腰部のパーツを組み立てたもので、写真にはありませんが、両脚を取り付ける際にワッシャーを挟みます。
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以上、各パーツを組み立てて、エグゾフレーム本体の完成です。
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最後に、パイロットの女性フィギュアを製作してエグゾフレームに搭乗させるとすべて完成ですが、それは次回にて。

2020年1月25日 (土)

エグゾフレーム・素体 (グッドスマイルカンパニー 1/35) その3 ・腕、脚部の加工と塗装について

腕と脚の細部を加工します。上腕の肩側に赤いケーブルがあるので、溝の仕切りをカットし、プラグコードの取り付け穴を開けました。
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太ももの外側に埋められているシリンダーが省略されているので、まずは穴を彫り込みます。写真右がキットの状態、左が加工後です。
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その穴にプラ棒で製作したシリンダーを取り付けます。また、上部の溝にケーブルの取り付け穴を開けます。さらに、膝の外側に付く車輪の軸の頭は、設定では「+」のモールドとなっているのですが、自身の好みでHIQPARTSのGLEPパーツを付けてみました。
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ふくらはぎのパーツには、各所に外装パーツのジョイント穴がありますので、プラ棒やパテで埋めます。
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あとは塗装して組み立てるだけですが、今回の塗装について少し触れておきます。設定画やアニメ本編を見ると、素体のままのエグゾフレームのボディカラーは、異星人からもたらされた機体ゆえに、材質的に金属とも石ともつかない微妙な色です。

この不思議なカラーの再現ですが、まず黒(サフ)で立ち上げて、その上に調合したカラーを吹きます。クレオスのガンダムカラーのフレーム色(グレー)に、リトルアーモリーカラーのステンレスシルバーを適量混ぜたものを、薄く繰り返し乗せてゆく感じです。シルバーにソリッドなカラーを混ぜることで、銀の粒子が相対的に少なくなり、荒くまだらになるのが狙いです。面的に一番広い腰部のパーツの写真を見ていただくと分かるでしょうか。
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上記の段階ではまだ黒っぽく、銀の色は当然銀ですが、この後、つや消しクリアでトップコートすることで、全体的に白っぽく、銀はツヤが消えます。これで、石のようなグレー地に、僅かに銀が浮いているという色を再現しました。

次回は、塗装したパーツを組み立ててゆきますが、ここでも一工夫凝らしましたので説明します。

2020年1月24日 (金)

エグゾフレーム・素体 (グッドスマイルカンパニー 1/35) その2 ・胸部の製作

組立説明図等でエグゾフレームの「胸部」とされる部分について、両サイドに肩も付いているので確かに胸部で正解なのでしょうが、外装の無い素体単体で見た場合、「顔(頭部)」に見えなくもありません。だとすれば、ロボットにとって命とも言えるような箇所にも関わらず、先端が二分割で細くカットされ、設定とは異なる形状となってしまっています。これは、前回も述べたように、後に発売される仕様の外装パーツのジョイント部になっているためと思われます。
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設定画などを見ながら、プラ板、パテで形状を整えます。
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首というか脇腹に当たる箇所があっさりしていると思われたので、HIQPARTSのエッチングパーツ「GLEP」のジョイントカバーを付けて密度感を増しました。また、背骨横の外装取り付け穴を隠すため、プラ板で埋めたり、コトブキヤのモデリングサポートグッズの円型パーツを取り付けています。
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ボディや手足には赤いケーブル?のようなものが付いており、これを再現するために取り付け穴を開けておきます。ケーブルには、さかつう製のプラグコード(0.38mm)を使用します。
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肩パーツをディティールアップしました。ここにもケーブルが束で付いており、スジ彫りしたプラ板で再現しました。
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胸部、肩の基本塗装を行い組み立てた写真です。なお、塗装に関してはこれで終わりではなく、次回以降でまとめて説明します。
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背後に付く操縦席です。足元のペダル部分に押し出しピン跡がありますので、モデリングサポートグッズのエッチングパーツで隠しました。
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次回は、手足の加工等を行います。

2020年1月23日 (木)

エグゾフレーム・素体 (グッドスマイルカンパニー 1/35) その1 ・プロローグ

昨年末最後に紹介したエグゾフレームが早速完成しました。ミウラJと並行して製作したもので、こちらの方はブログで述べた「今年中に完成させる」という目標の一つが、年明け早々の1月に達成した形です。
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このキットは、ホビージャパン2020年2月号の付録ですが、オマケなどと侮ってはいけません。というのも、この後発売が予定されているアメリカ海兵隊仕様などの骨格となる素体のキットそのものだからです。ゆえに出来は非常に良いのですが、省略されている細部を再現するとともに、パーツ各所に外装を取り付けるジョイント穴などが散見されるので、設定に近づけるためにこれらの修正を行いました。また、女性のパイロットが付属しますが、それは最後のお楽しみに。
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なお、ロボットと言えば、何かしら大きなものを想像されるかもしれませんが、実物は1/35スケールで100円ライターより小さい位です。
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では、次回から実際の製作を紹介して行きます。

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