フェアレディZ(RZ34)・車体編

2023年6月10日 (土)

日産フェアレディZ(RZ34) (アオシマ 1/32) その4・シャーシ等の製作~完成

内装については、特に手を加えた所はありません。メーター類のシールもそのまま使用しておりますが、唯一、コンソールはディスプレイ画面の部分のみをカットして貼っています。実車では、シート等で洒落たツートーンカラーもありますが、今回は黒一色の仕様としました。ただし、床やラゲッジスペースの底面などはツヤ消しとし、他は半ツヤにして変化を持たせています。
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シャーシと一体のマフラーをステンレスシルバーで塗装後、タイヤ・ホイールを取り付けます。前回ご紹介したように、ブレーキキャリパーを製作しましたので、当然車軸は固定となります。
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ということで、ダークグリーンのフェアレディZが完成しましたので、「車体編」はこれで終了です。
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次は「情景編」で、車体と並行してこんなものも製作しているのですが、製作記の方はここで一旦中断したいと思います。
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2023年5月28日 (日)

日産フェアレディZ(RZ34) (アオシマ 1/32) その3・足回り(ブレーキディスク、キャリパー)の製作

このキットでは、ホイール奥にあるブレーキディスク・キャリパーが、シャーシ裏面のモールド同様、潔くオミットされています。もちろんフェアレディZに限らず楽プラ全てがそうであり、入門キットでもあるゆえに致し方ないでしょう。文句を言うつもりは毛頭ありません。

ただ、この新型Zに関しては、ホイールの形状もあって、中に何もないのが特に目立っています。裏を返せば、ブレーキ類を製作すれば、それらがより引き立つということです。

前置きが長くなりましたが、まずはブレーキディスクから。当初は円盤状にカットしたミラーフィニッシュでも貼ろうかと考えたのですが、位置決めや修正が難しそうだったのでやめ、これを使うことにしました。外径12mmの平ワッシャーです。実物の径が380mmほどのようで、380÷3211.875となり、ほぼピッタリです。
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次に、キャリパーですが、当初はタミヤ1/24などを参考に、純正の赤いタイプをプラ板で製作するつもりでした。ところが、ネットで探ってみると、昨年12月の、これまた北米でスパイショットされた開発中と言われる「RZ34 NISMO」の記事を見つけ、同車には、GT-RR35NISMOと同じブレンボ製のキャリパーが装着されているとあり、オレンジや黄色に塗装されたものが写真で紹介されています。

そこで思い出したのが、いつか使おうと思って少し前に購入したPLUSALFA製の1/32R35用タイヤホイールセット」です。値段は少し張りますが、ちゃんとブレーキディスク、キャリパーもセットされた3Dプリンター出力による秀作キットです。
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こちらがキャリパーのパーツです。
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ただし、タイヤ、ホイールごと換装するのであれば話は別ですが、ブレーキ類だけをそのまま使用するのは構造的に難しいし、何よりもったいないので、キャリパーの表面部分を複製することにしました。方法は、例によって「シリコーンモールドメーカー」で型取りし、透明レジンを流し込みます。写真の右が複製品で、サフを吹いた状態です。
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キャリパーを黄色に塗装し、ワッシャーのブレーキディスクに貼り付けます。あえて黄色にしたのは、ダークグリーンのボディカラーに合うと思ったからです。写真では、キャリパーのスミ入れは少しくどすぎるようにも見えますが、現物は長さ1cm程度の小さなパーツゆえに、何もしないとモールドがほとんど見分けられません。
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ブレーキディスク・キャリパーをタイヤの内部に取り付け、ホイールを被せます。ご覧のように、ホイールの隙間からよく見えますね。ちなみにタイヤのトレッド面なども、モデル・カーズ誌に紹介されていた方法で処理しました。ただし、トレッドパターンはプラノコでうまく掘れなかったので、Pカッターで掘り直しました。
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次回、シャーシと内装を製作して完成です。

2023年5月21日 (日)

日産フェアレディZ(RZ34) (アオシマ 1/32) その2・ボディカラーは謎のダークグリーン!?

モデル自体は、静岡ホビーショー・合同作品展で展示しましたようにすでに完成しているのですが、製作記の方はしれっと前回(2月28日)の続きから始めます。写真は、ボディの下地を整え、本塗装を行って仕上げたところです。製作そのものについて特筆すべきことはありませんが、ウインドウの黒セラミック塗装は、付属シールを使うのではなく、モデル・カーズ誌(323号)で紹介されていた方法で塗り分けております。
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肝心のボディカラーですが、ご覧のように、ダークグリーンのモノトーンです。ただし、言うまでもなく、このようなカラーは実車には設定されておりません。
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このカラーに決めた理由は二つです。まず、ご存じの方がどれだけいるのか分かりませんが、昨年5月、アメリカでこのダークグリーン一色のZがスパイショットされ、ネットにアップされました。場所が場所だけに北米仕様と思われますが、いまだ公式発表等がなく、一部にフェイクではないかとも言われております。さすがに画像そのものは貼れませんので、ご関心の向きは「RZ34 ダークグリーン」で検索してみてください。

ともかく、実車に関して真偽の程は定かではありませんが、「実はダークグリーンのZが日本にも存在した」という架空の設定で、“サンニイ”の情景製作を目論んだ、ということです。

もう一つの理由は、昨年11月の名古屋オー集の報告でもご紹介したRydellさんの手による古河模型1/24のフェアレディZの存在で、これをオマージュした、ということです。
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濃い色ということもあり、いつもより若干念入りに研ぎ出しました。写真は、ゴッドハンドの「神ヤス」の10000番で磨いた直後でコンパウンドがけの前の段階ですが、すでにこれだけ映り込みます。さすがは「神」の名前通りの性能ですね。
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冒頭3枚の写真のように、いつもの撮影場所では今一つツヤ感が分かりにくいので、屋外に持ち出して撮ってみました。
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あと、ボディ関係で補足しておきますと、バックミラーについて、イカヅチイエローなどのツートーンカラーでは黒一色ですが、バーガンディーなどモノトーンカラーの場合はミラー本体の上半分がボディと同色となりますので、本モデルもそれに準じて仕上げております。

次回、足回り等の加工を紹介します。

2023年2月28日 (火)

日産フェアレディZ(RZ34) (アオシマ 1/32) その1・やっぱり我慢できませんでした・・・の巻

ついつい開封し、ちょっと仮組でもと思ったのが運の尽き、気づけば表面処理を始めていました。ご覧のように、全体にペーパーがけを行ったので、楽プラの売りであるツヤがすっかり消えていますが、これは塗装、というか下塗りのサフの食い付きを少しでも良くするためです。このキットの材質はABSゆえ、普通の模型用塗料で塗装する場合、下塗りにサフは必須です。とは言え、溶剤がどんな悪さをするか分からないので、厚塗りはしないように。言い換えれば、薄っすらサフで食い付きを確保するということです。Img_22092

軽く「捨てサフ」を吹いて各箇所を確認します。給油口扉のスジ彫り周辺がパーティングラインと混じってやや乱れているので、溶きパテを盛るなどして整えるとよいでしょう。
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ヘッドライト前の先端部にパーティングラインというか溝のような段差ができてしまっているので、こちらも要修正です。
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今回、訳あって右側、すなわち運転席側のウインドウをオープンにしますが、ご覧のようにサイドウインドウ下部のフチはウインドウパーツの方にモールドされています(矢印の部分)。
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右のサイドウインドウを切り離し、ピラーとリアのクオーター部分のみを使用します。
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ウインドウのフチは、プラの帯板をボディ側に取り付け再現しました。
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細かい所ですが、リアの丸いモールド(名称を知りません)が消えてほとんどない状態なので、リベット用のポンチで掘っておきました。Img_29452

ということで、再度全体に軽くサフを吹いて本塗装に移ります。
肝心のボディカラーなどは次回にて。

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