GIANNINIにしましょう。(タミヤ1/24 フィアット・アバルト 695 SS 改造) その4・リアフードの加工等
タイトルを「ジャンニーニ」から「GIANNINI」に変えましたが、特に意味はありません。
さて、この手のフィアットのお約束と言えば、ノーマルとは逆方向にガバっと開いた状態で固定されているリアフードでしょう。実車では、フードを片側3本もしくは2本のステーで支えるのが一般的ですが、ラダー状に組んだアルミ板のステーで支えているような変わり種もあって、これがまたカッコよかったりするのです。今回、製作そのものより、どのタイプにするかの検討に時間を費やしましたが、結局オーソドックスな3本ステーに落ち着きました。
まずは、リアフードの加工から。キットのフードには、完成後も開閉可能とするために、下端にヒンジが設けられています。
ナンバープレートやナンバー灯は付かないので、キットのこれらパーツを取り付けるための穴を埋める一方、実物のフードに開いている穴を開けておきます。この穴はビスなどで埋められていることが多く、塗装後に虫ピンを挿してその状態を再現するつもりです。開閉用のヒンジも当然カットします。
ボディ側にも少し加工を。ご覧のように、ルーバーのパネルの下部には何もない状態です。
ここは、リアフードを閉じれば見えない部分ですが、実車では縁にウエザーストリップが付いたパネルが存在しますので、プラ帯棒で簡単に再現しておきます(赤矢印)。本作はノーマルタイプではないので、ウエザーストリップなどはオミットです。
ステーの基部や、フードを固定する器具をプラ板で製作し、ボディの所定位置にあらかじめ接着します。
塗装を考慮すると、このようなパーツは後付けが望ましいのですが、ボディに密着するような精度の高いものを別に分けて製作する自信もありませんので、やむを得ません。なお、上辺の真ん中に接着した小片のプラ板(赤矢印)は、フードを取り付ける際の「接着しろ」で、もちろん実車にはありません。
裏から見た所です。ベタ着けした上で、プラ棒で裏打ち補強しています。
この接着しろに両面テープを貼り、フードを乗せてみました。ご覧のように、これだけで十分固定できるので、ステーへの負荷はほとんどかからず、また、完成後の脱落、破損防止にもつながると思います。
ステーは、0.8ミリ径のアルミパイプを使用し、前述のようにボディ側に接着した基部に現物合わせで長さを調整して製作します。写真は、マスキングゾルで基部に仮接着した状態です。
なお、フードをステーに固定するストラップ(?)などは、タミヤ1/24のミニ・レーシングに入っていた部品を加工したものです。ミニ・レコルトモンツァを製作した時の余剰パーツが役に立ったというわけです。
以上、あらためて仮組みした状態がこちらです。件の接着しろなどは、普通に見る角度からは全く見えません。
もちろん、それぞれ塗装後に接着するので、現時点ではバラしておきます。
ボディに関しては、後は塗装に向けて粛々と下地処理を行うだけなので、次回以降、エンジンや内装関係に移る予定です。
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